楽しみ人生

ニュアンス

楽しみ人生

会話をするあなたと僕

二人きりの世界に僕らは落ちる。

時計の針は僕らを止めない

星星のきれいな輝きに魅力がない

ただ私だけに魅力を感じた君

あなただけに魅力を感じた私

僕らは時間を忘れて語り合った。


あきらめないでよ。

過去を思い出しても

何も感じなかった君は

僕を嫌うようになったのはなぜだ

もっと叱ってよ。

胸からいっぱいの痛みを

どっかで発散する必要なんて

恥ずかしくなんかないんじゃないか


僕は一人で君の手を夜中で握り締めて

仮想なる君で僕の涙を拭く。

君のために重い気持ちを与えたくなかった

僕が感じたすべてを自分の胸にしまった。


複雑で僕の思想を乱し

苦痛で僕の心を混沌に落とす

世間を敵に回すまでなった僕は

君のために。

それでも何も君には話せなかった


あなたのせいじゃない。

僕自身のせいなんだ。


いつでもいいが。

お願い。

このあなたに理解させたくない僕を

どうか許してくれ。


あなたが痛くなるのを

見たくないのです。

あなたを愛するからです。

だって知ってる。

君は耐えられないもん。

だから僕の肩で君の分まで

支えてあげようと思うもん。


あなたが僕を愛してくれれば

おそらく僕は一人ぼっちのままで背負っても

幾億の苦痛でもかまわぬ。


ただ。

男である僕が弱いのを

知って。

愛して。

僕は、ただの男なの。

普通に痛みを感じる男

という性別の人間なの。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

楽しみ人生 ニュアンス @Nyuance

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る