あの瞬間、きみは
須川 庚
プロローグ
高校二年生の二月。
もう三年生への準備が始まっていた。
受験生になるという意識は皆無で、まだ半年以上先の話だと思っていた。
わたしの名前は
ただごく普通の高校二年生だ。
学校生活にも満足していた。
これからの楽しみは三月の先輩の卒業式。
そして四泊五日で沖縄へ行く修学旅行だった。
まだこのときには気づかなかった。
この当たり前な学校生活が崩れ落ちるとは――。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます