短編集
ゴグール
この後滅茶苦茶s((
ジャパリパーク探検隊基地の脇。
ハクトウワシは冷たく思える風とともに季節の移ろいをい感じた。
まぁここには季節などないのだが。
「ハクトウワシーー!!」
ハクトウワシは木の株から立ち上がり名前のした方へ体を向ける。
「マイルカ、どうしたのかしら?」
マイルカは食い気味に話す。
「みてみて!四つ葉のクローバー!押し花にして、
マリンブルーのグラデーションがかかった目をラメでも入ってるのかと思うくらいキラキラさせながら、マイルカは栞をハクトウワシに渡した。
「ありがとう。マイルカ。」
ハクトウワシはマイルカのつくった栞を見てみた。
少し茎が曲がっていて一生懸命作ってくれたのが伝わる。
「えへへ♪」
マイルカは話終えるともといた場所へ走っていった。
ハクトウワシ栞をポケットの中に入れ、ルンルン気分で基地へ戻り、そこにあるお気に入りのアメコミに栞を挟んだ。
その後すぐ取り出し、ハクトウワシは栞を裏返したり、表にしたり。逆さにしたり、戻したりして栞を眺めた。
「ふふっ…♪」
ハクトウワシが栞を本に挟む。
「ハクトウワシー!!」
マイルカが手を振りながら走ってきた。
「どうしたの?」
「ハクトウワシも一緒に遊ぼう!!」
ハクトウワシは二つ返事でOkした。
「もちろんいいわよ!!Let's go~♪」
するとマイルカはハクトウワシの手を
引っ張り、走り出した。
その瞬間ハクトウワシの顔が赤らみ、鼓動が早まった。
(マイルカってこんなにも手が小さい…いい匂いもする…)
マイルカを感じる度、鼓動が早くなり、つい足が止まる。
「ハクトウワシ、どうしたの?」
「!?…な、なん……No Problemよ、行きましょう。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ハクトウワシーー!いっくよー!!!」
「いつでも来なさい!!」
「それっ!!」
マイルカはシャトルを天高く上げ、ラケットを振り下ろした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「負けたー!!」
「私の勝ちね!」
僅差でハクトウワシが勝った。
「マイルカも前よりうまくなったじゃない。」
「えへへー?そう?♪」
マイルカは汗をたらしがら満面の笑みでハクトウワシを見た。
(…!?///)
「…?」
(なんなの…この気持ち…)
「ハクトウワシー?」
「ん!?あ、なにかしら?」
ハクトウワシは袖で汗をぬぐい、マイルカの目に視線を合わせた。
「固まってたけど…大丈夫?」
「ノ、No problemよ!!」
ハクトウワシの顔はますます赤くなる。
「本当?あついなら脱いだら?脱がせて上げる?」
マイルカはハクトウワシのボタンに手をかける。
「あ!?ちょっ!?」
マイルカはボタンを上から外していき、ハクトウワシはそれに比例して赤くなる。
一つ目…
「ちょっ、ま…///」
二つ目…
「あぁっ…もう…///」
三つ目…
「…///」
四つ目…
「どう?これで少しはよくなったでしょ!!」
「…え///、ええ///!よくなったわ!!」
ハクトウワシは両腕に力こぶを作るようなポーズをとった。
「よかったぁ!!」
マイルカは手を膝について額の汗を腕でぬぐい、ハクトウワシの上着を片手にハクトウワシと一緒に探検隊基地の浴槽まで向かっていった。
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