始の章


「目が覚めたか」

「.........」

クロは声がでなかった。それもそうだろう。先ほどまでいたクラスの人はいなくなっており、唯一目の前にいる人間は鎧を着た男であった。クロが驚くのもあたりまえであろう。


「こちらの言葉はわかるか?」


鎧の男はクロがしゃべらないのをこちらの言葉が伝わってないのではと思ったようだ。

クロはそう尋ねた理由はわからなかったが聞こえているためとりあえずうなずいた。


「ついてこい」


言葉がしっかりと理解できてるとわかった男はそういいながらこの部屋からでて行った。

クロはここはどこで先ほどまで話していた男は誰なのか終始わからないままであったが、男がでていくのを見てあわてて部屋をでた。


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