1140室 時雨哀流
時雨哀流
いつもの朝
父親の声がする。
ゆっくりと目を開けると、いつもの弟の歌う声が耳に入ってきた。
「いってらっしゃい」と言う弟に「いってきます」と父親が返し、がちゃんと音がしてドアが閉まる。
心の中でいってらっしゃいと言うと、もう一度目を瞑った。
もう一度目を覚ましたのは1時間後だ。
時計を見るためにのそっと起き上がると、軽くあくびをして頭に手をやった。
その次に開くのはだいたいYouTubeだ。それでなかなかの音量で曲を聴く。
最近ハマっている曲といえば、あんスタユニットソングの「Melody in The Dark」である。
人気ユニットであるUNDEADには絶対に手を出してはいけないと思っていたのに。
その後、ベットを出て2階に降りる。
自分の家は、1階が父の部屋とクローゼット、2階がリビングとバスルーム、3階が自分の部屋と母親と弟の部屋というなんとも珍しい構図になっている。
リビングに行き、弟と挨拶をかわすとそのまま洗面所へ。そこでは顔を洗って髪をとかす。
もう一度リビングに行くと、弟は相変わらず「このすば」を見ている。
相変わらずダグネスはでかいな。色々と。
キッチンテーブルに置いてあった自分用の朝食を頬張りながら、大して面白くもないニュースをみる。
今、テレビ業界は「新型コロナウイルス」の話題で持ち切りだ。
自分は何も予防とかしていないのでそろそろマスクとかつけるか、などと考えながら朝食を食べ終える。
シンクに皿を置いて、また3階に戻る。
開いたのはカクヨムだ。
コメント来てないかなとか、コメント返信されてないかな、とか色々考えながらぽんぽんとタブレットの画面を押していく。
やること全部やり終えたら、最近ハマっている「ヲタ恋」の漫画を読んだり、またYouTubeを開いたりと趣味の時間に没頭し始める。
ちなみに一日のほとんどをベッドの上で過ごす。
ベッドの上には枕が2個と抱き枕があって、ポムポムプリンのブランケットを被りながらマイメロの人形を抱いていることが多い。今だってそうだ。
あとさっき「ヲタ恋」の漫画について触れたが、とりあえず本棚も紹介しよう。
自分の本棚は有名な作品から割とマイナーな作品まで幅広くある。
グロ漫画やバトル漫画に異世界系の漫画が多いと思ったら、少女漫画や恋愛漫画、日常系の
漫画だってある。
ちなみにおすすめの本については、今度そういう系の話投稿するので気長に待っていて欲しい。
……課題をやろうと思っていたのにいつの間にか部屋の掃除をしているのは何故だろうか?
床の掃除を終えたあと、ふとピンク色の箱に手を伸ばした。
ピンク色の箱の中には自分が昔書いたイラストが詰め込まれている。
昔は感性豊かだったので「これいいじゃん」と思うものもあり、すごく助かっている。
あと、この中に入っているのは自分の絵だけではない。
自分と仲良くしてくれる友達の「葉月林檎」(カクヨムで活動してるんでよかったら僕のフォロー欄から飛んでいってね)の書いてくれたイラストも多くある。
本人に見せたら破り捨てられるだろうな…と思いながらそっとフタを閉じた。
1140室 時雨哀流 時雨哀流 @sigureairu1140
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。1140室 時雨哀流の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます