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お題:しりとり(ウイスキートリオ+男主)
※めちゃくちゃパロディと言うかオチなしのウイスキートリオ+男主。本当に何か御免なさい
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「は?」
「あ?」
「ん?」
其々同じような反応をする癖にバラバラに返る返事に此奴ら良くちゃんと任務遂行出来てんなと突っ込みたくなるが其れと此れとは別だろうか
たった今目の前の三人が一言だけ返し怪訝な顔をする理由は提案した一言。 しりとりしよう、だ。
然し只のしりとりでは面白くは無いからと口説き文句のしりとりをしようと提案した所三者三様に同じ様な返答が返ってきた。
一番怪訝な顔をするかと思っていたライは意外とそうでも無いがスコッチの目が明らかに何を言ってるんだと云いたげな事も、バーボンがお前ばかかよと言いたげなのも容易に察した。
「厭暇潰しだよ暇潰し」
「誰が得すんだそんなの」
「だから損得じゃ無く」
「良いな、面白そうだ」
「「は??」」
提案しておいて何だが何故お前はそんなに乗り気なんだ ライ、と内心思ったがその顔は明らかに愉快そうな 何か楽しそうな顔をしている
スナイパーって皆こう言う変な所あんな、と思ったがスコッチをみて彼は別かと棚に置いた
「提案しておいて言うのもアレだけど ライ、頭大丈夫?任務で疲れてんの?」
「偶には良いんじゃないか 面白い」
「まあ暇だしね 確かに」
おいスコッチ待て、お前もそっちかと言いたいのはバーボンも同じらしく提案してから後悔しても遅いだろう
「それじゃあ俺から始めてバーボン、スコッチ、ライの順番で」
「バーボンは歳下責めって奴にみえるな」
「…一発ぶん殴ってやっても?」
「冗談だ」
「確かに バーボンから言われるとな」
「お前まで言うなよ」
ぎっとスコッチを睨むバーボン。
そうして始まったのだ。このとんでもない事になろうとは知らなかったしりとりは。
「じゃあまあ始めは 愛してる、で」
「はあ…… る、か 「留守の間でイイコで待っていろ」」
「それ口説き文句なの?…じゃあ「ロッカーの前で待ってるから 会いに来て」」
「ホォー… て、か。濁音に変えても良いんだよな?「デートの帰りに、少し寄り道をしても良いか」」
おい待て、此奴らまじじゃねえかよ、と一周した時点で思った。ごめん、言い出した自分が一番困っている何て今更言えない。寧ろバーボン、凄い熱を感じるんだがお前どんだけライに対抗したいんだよとスコッチは何故そんな爽やかなんだと内心突っ込んでばかりだ
「か……、「カリンをプレゼントしたいな」」
「カリン?」
「花言葉だよ、確か唯一の恋だった筈」
「男の癖に随分詳しいな。…「泣いていても可愛い」
「い?「一杯甘やかすよ」」
「お前、わざとに難しい言葉を選んでないか?…「弱ったな、帰したく無くなった」」
思わずライを見る目に「何だ、立派な口説き文句じゃないか」と言われたが此奴どんだけこんな事言いまくってんだよと思ってるのは自分だけじゃない筈
「はあ」
「何だ、もう降参か」
「……スコッチとライって何?女に慣れてるの?本読み過ぎ?何?」
「何?って言われても 思いついた事を言ってるだけだけど」
「……お前らの脳みそはどうなってんだ」
此奴らの口から出てくる言葉は男でもくらっと来そうな言葉ばかりだった
「好きだ、愛してる 厭…それでは足りない」
「今すぐ逢いたい だきしめたい」
「俺と一緒に、逃げて欲しい 何処までも一緒に」
「睨むなよ、俺はこんなに君を好きで仕方がないのに 片想いとは切ないな」
此奴らはほぼ喋ってた。厭、正確に言えばスコッチはライに告白してたしライに告白されてた。ごめんバーボン、大した事言えなくて と何故か罪悪感が生まれた
「…此れって終わりある?」
「何だ、言い出しっぺが既に降参か。案外面白かったがな 特に任務より難しい顔をしてるお前とバーボンがな」
「お前は良くそんな言葉がつらつら出てくるもんだ」
「バーボンの方が得意そうに見えたけど。ライ凄かったよ」
「厭スコッチも良く普通にそんな出てきたよね?ライよりすらすら来てたよ??」
「嗚呼…何かこう、思い付くんだよ 意外と」
思わず項垂れた姿にスコッチが「疲れた?大丈夫か?」と心配するのに
「提案したお前がそれじゃ 駄目だな。出直してこい」と何故か清々しい程味わった屈辱感。何だ此奴。タラシ。
「…此奴ら普通じゃないな」
「元より此処にいる奴らは普通じゃないが ズバ抜けて、と言ったものか」
疲れた顔をして溜息をついた自分とバーボンを見て笑う二人を睨みながら深い溜息をついた深夜。 任務の疲れは瞬間忘れたが別の疲労感を酷く感じた気がした
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