影の八月への応援コメント
小烏つむぎ様の企画よりお邪魔いたしました。
なかなか簡単に感想が書けずに、半日考えてしまいました。
文中には、あまりにも沢山の「死」という文字が連ねられており、
この時代に、いかにそれが生活の中にあったのかということが描かれていると思いました。
「影の少年」は、影を脱いでよくなった時に、生活が、そして一番大事な価値観がひっくり返ることになって、どう感じたでしょう?
疑いはしなかったでしょうか……。
そしてそのお話を読む孫が、笑って読み飛ばせる日々になったことを、どう思うでしょうか?
彼は、今でも、胸のうちに影をひきずったままのような気がしました。
(こちらへの感想と、小烏さんの紹介文のコメントが同じになってしまったことをお許しください。)
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。
いままでが間違っていました、もうそれは終わりました、と言われても、それならあれはなんだったのだろう、あの死は、あの哀しみは、あの痛みは、なんだったのだろう、なんのためだったのだろうと、どうしても納得できないのではないかと……もちろん本人ではないのでわかりませんが、そんなふうに想像してしまいますね。
レビューまで書いていただき、ありがとうございました。感謝です。
影の八月への応援コメント
Koumoto様、初めまして!こんにちは😊
小烏つむぎ様の自主企画からやってきました。
私の父も戦争体験者です。
父の兄は戦死しました。
父は戦争の事を何ひとつ語りませんでした。
影の少年はお祖父様だったのですね。
この時代、誰もがお国の為に戦って死ぬことが美化されていたように思います。
そう洗脳されていたのでしょう。
死が当たり前のように目の前にあり、それを疑問に思う余裕さえ与えられずに、喜んで死のうと思っていた影の少年。
戦争が終わって何十年と生きて来たお祖父様に今、写っているものは何なのでしょう。
影の少年の書き残したノートが物悲しくもあり強い憤りにも思えます。
深く考えさせられる物語でした。
改めて平和な世界を願わずにはいられません。
koumoto様、素晴らしいお話しありがとうございます✨
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。
現実そのままではありませんが、自分の祖父について思い浮かべながら書きました。祖父も、なにも語りませんでしたね。少なくとも、自分に対しては。まあ、特に訊かれでもしなければ、孫に戦争の話などはしない、という人は多いのかもしれませんが。亡くなって、もう話すこともできなくなると、勝手に想像してしまうときがありますね。
こちらこそ、コメントありがとうございました。
影の八月への応援コメント
こんにちは、小烏です。
この度は企画にご参加ありがとうございます!
「影」に覆われた人たちがある日を境に「影」から解放される中、「祖父」は「影」の脱ぎ方もわからぬままだったのですね。
この後お孫さんが出てくるので、結婚して子宝にも恵まれたと思うのですが、どんな人生だったのかと思いを馳せました。
この後「第4回自主企画 ノート(手帳)お話しの本棚」に収録させていただきます。
「本棚」のトップ画面のURLはこちらです。
https://kakuyomu.jp/works/16816927860866581247
小烏の個人的な感想なので、気に入らない場合もあると思います。
その時は削除致しますので、ご遠慮なくお申し出ください!
作者からの返信
こんばんは、小烏さん。読んでくださってありがとうございます。
終わった、と言われても、それまでの在り方を変えられず、いたたまれないような気持ちを引きずってしまう。戦争に限らず、そういうことはありそうです。
本棚の方も、読ませていただきます。ありがとうございました。
影の八月への応援コメント
コメント失礼いたします!
小烏つむぎさんの自主企画からやってきました。
すごくすごく深くて重い。おじいさまのノート。戦争の恐ろしさ、悲しみ、胸に染み入りました。うちの祖父も戦争の話はしたがりませんでした。どんなことがあったのか——。
ウクライナの戦争をニュース。人ごとではないと思ってみています。
戦争のない世界になりますように。
心からそう願います。
読ませていただき、ありがとうございました!
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。
自分がこれを書いたとき思い浮かべていた祖父も、寡黙でしたから、あまり戦争の話はしなかったですね。
理不尽に殺される人たちはもちろんのこと、銃後の人間にも様々な影響を与えて不条理な傷を残すような戦争は、本当になくなってほしいですね。
素敵なレビューまでいただき、感謝です。ありがとうございました。
影の八月への応援コメント
とても、よかったです 死への喜びに支配された時代の雰囲気がよく表現されていて飲み込まれてしまいました。玉音放送を聞き、落ちる影。その影が剥がれず、変われず生きた男はその後の時代にどう思ってたのか、影を知らない子どもたちにどう話していたのか気になりますね
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。戦中の世代の人は、戦後の社会に違和感やずれを感じていることが、書いた文章などからはうかがえますね。影をどこかでひきずったままの人は、何人もいたのではないかと思います。
コメント、感謝です。