第8話 俺氏勇者ちゃんと赤ちゃん作る

交際をスタートさせて俺と勇者ちゃんは少しづつ愛を育んでいった


「楽しみだなー」


今日は勇者ちゃんが俺を討伐X遊びに来る日だ


 勇者ちゃんは魔王討伐の『てい』で、王都の自分の家と魔王城を行き来していた


 そう、俺たちは遠距離恋愛なのだ


 流石に、急に同棲ははばかれた。勇者ちゃんはまだ17才なのだ


 そして、3回目の勇者ちゃん訪問があった


「魔王様、勇者様がお見えになられました」


「おお、ようやくきてくれたか」


副官のネーナは勇者ちゃんを丁重に魔王城内に案内して、


 そして、勇者ちゃんを俺の部屋へ案内してくれた


「アンジェリナ」


「エルウィンさん」


俺と勇者ちゃんは逢うと、まず、あつい口付けを交わした


 もう既にそう言う関係なのだ


 二人で、いろいろ話す、勇者ちゃんは道中の旅や王都での出来事を


 いっぱい喋った


「それでね、エルウィンさん、王様がね......


 へへへ」


勇者ちゃんは見かけはクールだが、意外と俺と二人きりだとデレる


『可愛いー』


俺にだけ見せる笑顔がある


 俺は幸せを噛み締めていた


 ふっ、と目を窓から魔王城中庭に移すと魔族の子供が遊んでいた


「子供って可愛いなー」


俺は呟いた。そしてしばらくして、勇者ちゃんの方を向くと


何故か、勇者ちゃんは慌てて服を脱いでいた


『?』


「アンジェリナ?」


「あ、はい、ごめんなさい。エルウィンさん。私、気が利かなくて」


「え?」


「エルウィンさん、子供が、赤ちゃんが欲しいんですよね」


「それはもちろんそうだけど」


俺はもちろんフラフラと勇者ちゃんのそばによった


 勇者ちゃん、もう全裸だったから......


 勇者ちゃん積極的すぎ


 そして、勇者ちゃんと二人でベットに倒れこんだ


 勇者ちゃんと同じお布団に入ったものの俺は怖気ついた


 俺はへタレなのだ


 俺がもじもじしていると勇者ちゃんももじもじしていた。が、


「エルウィンさん     して」


俺の理性は崩壊した


 勇者ちゃんを激しく求めた


 そして、いよいよ。だが、俺はまたも気後れした


 何故なら、勇者ちゃんは及び腰だ。勇者ちゃんは明かに初めてなのだ


「アンジェリナ、本当にいいの?」


俺などが、勇者ちゃんの初めての相手でいいのだろうか?


 いや、そんな幸福はあっていい筈がない


 だが、勇者ちゃんは


「エルウィンさん 挿れて」


俺の理性はまた崩壊した


☆☆☆


私は馬鹿だった。もう、エルウィンさんの部屋で二人っきりになるのは


 3回目だった。でも、私気がつかなかった。一人だけ幸せで舞い上がって


 そうだ。エルウィンさんは健全な男の人なんだ


 彼女なら、当然、その、セックスしなきゃ


 そう思っていると、エルウィンさんが


「子供って可愛いなー」


『は』


私ってば馬鹿、エルウィンさんはエッチな目的じゃなくて赤ちゃんが欲しいんだ


 私は急いで、服を脱いだ


『エルウィンさんの赤ちゃんを作らなきゃ』


でも、私は気がついた......今日は安全日だ


 私ってば、馬鹿、次回は一番危険日に来よう


 今日はせめて、エルウィンさんに初めてを捧げよう


「エルウィンさん


 あ」


エルウィンさんは大人の余裕で私をベットに押し倒した


 そして、何か言ってる、きっと私への愛の言葉だ


 だが、顔が赤くなり、頭に湯気が出てる状態ではろくに


 せっかくのエルウィンさんの愛の言葉を良く聞けなかった


 エルウィンさんはベットで私に覆いかぶさると


 ちょっと、間違えたのか、私の足を踏んずけた


 ちょうど、エルウィンさんの名前を愛を込めて呼ぶ時だった


「エルウィンさん    して(痛て)」


何か言い間違えた様な気がしたけど、エルウィンさんは私の唇を塞いだ


「エルウィンさん激しい」


私は幸せだ。大好きなエルウィンさんに初めてを捧げられる


 でも、いよいよというところで困った


 エルウィンさん私に夢中になって、お布団に私が入ってないのに気がつかない


『寒いよー』


私は思わず言ってしまった


「エルウィンさん     入れて」


エルウィンさんは私に優しく密着して温めてくれた


 そして私は初めてをエルウィンさんに無事捧げた


『そろそろお父さんにエルウィンさんを紹介しなきゃ』


私はそう思っていた


その後、エルウィンさんと3回した

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