第4話 俺氏勇者ちゃんを助ける
奈落の底のアークデーモンを倒すと、魔法陣が現れた
魔法陣に入ると転移が始まった
「ここは?」
そこはダンジョンの外だった
「助かったのか俺......」
俺は付近で手頃な美味い魔物を狩ると生焼けのまま食べた
そして寝た。魔物がいても俺は倒せない
HP100000あるからな
そして起きた
「魔王を倒しに行こう
無理そうなら途中で止めればいいだけだし」
こうして俺は魔王城を目指した
「魔王を倒したら勇者ちゃん俺の事振り向いてくれるかな......」
俺は悲しい男なのだ。勇者に殺されそうになってもまだ、勇者が好きだった
「俺が悪いんだ。勇者ちゃんは言外にパーティを出てけと言ってたのに」
そう、俺は勇者の真意をくもうとしなかった
勇者は前のダンジョン攻略中に散々俺に意地悪をした
罵られた。それは俺が足手まといだからだ
勇者は俺の命とパーティへの迷惑と両方を考えて俺を追い出そうとしていた
でも、俺は勇者ちゃんが好きで、離れられなかった
そうこうして俺は魔王城についた
☆☆☆
魔王城の外で俺は驚いた
「勇者ちゃん!」
魔王城の城外で、それは執り行われようとしていた
勇者ちゃんは何も身につけていなかった
全裸で手を木の枷で拘束されている
手が拘束されているから、体を隠す事もできない
周りにはたくさんの低俗な魔物がいた。オーク、ゴブリン、オーガ
みな、女を犯す魔物だ
勇者が進む先にはギロチン台があった
「このままじゃ、勇者ちゃんが殺される!」
俺は勇者を助ける事にした
いきなり攻撃魔法をぶっ放す
「汝の力に届きし焰よ、我が血と汝の血を混じりて、再び大気を震わせ、
王者の力を顕現せよ、薙ぎ払え、『エクスプロージョン』」
炎の範囲攻撃魔法『エクスプロージョン』をぶちかます
たちまち魔物が統制を乱す
俺は「瞬間移動」で勇者ちゃんの近くまで移動した
そして、
『斬』
勇者の首に付けられた奴隷の首輪の鎖と手の枷を斬り、周りの魔物を細切れに斬り殺した
「エルウィンさん、あなた生きてたの?」
勇者ちゃん、俺の名前覚えてたの。俺、嬉しい
「大丈夫、アンジェリナ?
ちょっとまって」
俺は自分の上着を脱いで、勇者にかけてあげた
勇者は下を向いた
恥ずかしいだろうな......
あんな辱めを受けたんだから
俺は魔法を更に何度か打ち込むとアンジェリナを連れてその場を去った
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