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夜ももう遅くなってきたこともあり、私は超特急で保育園の事やしなければいけないことをノートにまとめた。


あとはすずの好きなもの嫌いなもの。

生物はまだ食べさせちゃダメ。

お菓子も必要以上に与えない。

タグを触るのが大好き。

白米はおにぎりにするとよく食べる。


たった数日の事でどれだけ役に立つかわからないが、とにかく今思い付く限りのことを書いて柴原さんに託した。

それから、何かあれば携帯で連絡を取り合うことを決め、改めて連絡先を交換した。


「君はとにかくゆっくり休んで。」


柴原さんはすずを抱っこすると病室を出ていった。すぐにすずの泣き声が聞こえて追いかけたくなったが、心を鬼にして我慢する。


きっと私と離れたことで泣いたに違いない。

だけど今は、柴原さんの言うとおりゆっくり休んで体を回復させなければ。

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