第44話 ポーション量産
耳だけを短く
「ただいま。シャーリー、それにヒギンスさん」「ただいま」
「お帰りなさいませ、ご主人さま。おかえりなさい、アスカさん」「お帰りなさい、ショウタさんにアスカさん」
二人が台所の方から顔を見せてやってくる。
「今日はお客さんを連れて来たんだ」
「お
そう来たか。
「
さらに
「今日は、ショウタさんが先ほど購入された錬金道具の使い方を実地で教えてほしいということですので、こうしてまいりました」
何だか、うまくまとめたよ。
「いらっしゃいませ。アンジェラさま」「いらっしゃい。アンジェラさん。ショウタさんモテモテね」
「そういうことなんで、みんなもアンジェラさんをよろしくね」
とりあえずフォローしとこ。
「アンジェラさん、ここが作業場になってます。ここらに
「それでは、手を洗って作業を始めましょう」
瓶詰め機を空いた場所に置き、収納から蝋の塊とこの前作ったPAポーションが十リットル入った大瓶を一本取り出す。
ここからの作業は、アスカに任せよう。
「最初に、魔素貯留器を確認して、十分な量の魔力が残っていることを確認すること。ここの端の色が緑色の場合は問題ないわ。赤くなったら、魔素の形で魔力を充てんしてね」
そんなに簡単に確認できたとは知りませんでした。後で家の中の魔道具を調べて、魔力を充填しておこう。まだやったことないけど、できるよね。魔力だけは無駄に余るほどあるからな。
「次は
それで今閉めたコックの隣にあるつまみをポーション小と書いてある印に合わせて。ポーション小だと五十cc用、中だと七十五cc、大だと百ccになるわ」
「それじゃあ、
アスカが作業している間、俺の方はというと、ポーション瓶を収納庫から取り出していた。全部で六十リットルPAポーションを作ってあるから都合千二百本だ。
「それじゃあさっそく、瓶詰め始めましょう。そう、蓋をとったポーション瓶を右の穴にぐっとはめ込んで、ポーションが注入されてすぐにいっぱいになるから。そしたら、蓋をして隣の穴にはめ込んで、カチッと音がしたらでき上がりよ」
その間三秒でした。単純計算で三千六百秒、一時間で千二百本のポーションの瓶詰めが終わる
「そのままアスカは、全部やっといて」
丸投げである。とはいっても、もう俺のやることないし。
これなら、二日もあればポーションの原液作りを含めて全部で五千本のポーションができそうだ。アスカ頑張ってくれ。俺は、薬草をちゃんと手渡してやるからな。
「アンジェラさん、ご指導ありがとうございました。ちょっとわれわれは休憩しましょう。アスカ、後は頼んだ」
「そうね、それじゃアスカちゃん、頑張ってね」
アスカに対してちょっと
少し休憩して、フレデリカ姉さんも店の方に帰ったので、俺は千二百本分の残りのポーション瓶を収納から取り出しながら並べ、できたPAポーションを収納して行く、当然そんなことはすぐ終わるので、アスカを
アスカ、ガンバ!!
アスカの流れるような作業風景を見ていて気付いたのだが、
単体の作業をこなす時間は短縮できないが、
アスカの
商業ギルドの買い取り価格は一本あたり税引き後銀貨4枚。五千本で大金貨二十枚ゲットだぜー。
これぞ、男子高校生の
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