第9話 悪化したと気付いた理由
悪化しました。
なんで気付いたんでしょうね?
これ、双極性障害のとても怖いところで、正直に言いますね。
脳が高速道路で100キロ走行と、突然のノロノロ運転と
「おらもっと早く行けよ!!」とあおり運転してるような状態なので、
マヒしてるんです。
休んで良いっていうサインは体は一生懸命だしてるんです。
一般道降りてお帰りなさい!
って。
まずい、これはまずい。と思ったのは、社用車で営業していたんですけど、
普段慣れてる道での信号の判断間違ったんです。
後続のご夫婦でセダン乗っておられた方が、クラクション思い切り鳴らしてくれたおかげで、事故は起こさなかったんですが、後続の方のそれがなければ…
と思えば震えます。
まだまだ続きます。
次に気付いてくれたのは、異動してきた上司です。今でも話はするのですが、
「来た時からやばいとは思った。」
とのことでした。障害者福祉キャリアが長い方で、ご自身も鬱であったり他にも様々な精神疾患を経験されているからか、すぐにわかったそうです。
最初会った時は私自身元気だったし、薬も減ってきて順調な調子だったのと、
ハイとロウの区別もついていたので、久しく会った時の様子の変わり様に驚いたと言ってました。
普段できている事(例えば営業上のマナーだったり)ができなくなってきたり、
仕事もキャンセルしたり、如実に現れてきたものに対して、上司は休むように言ってきました。
「こんな会社のために死ぬなんてくだらん!」
「生きる事を考えて!」
その時は響かなかったんですけど、話したりしていくうちに、
「あの最初の地獄をまた経験するなんて二度とごめんだ」
って思うようになってきたんです。
話は別にカウンセリングとかそういうんじゃなく、
経験者同士であるあるを話たり、やはり上司の方が年の功もありますから、
「ああ私は子どもたちまだ小学生のとき大変だったわ~」
「わかるわそれ!んなもんわかってるっての!ってのあるよね!」
聞き手上手の共感上手。普通にこんなことあったねぇ。じゃあその時どうしてたっけ私。っていう作業を徐々にしていって、壊れたものを修復していく。
ただ直すだけじゃなくて、過去を掘り返すのではなくて、
これからの話を少しずつ少しずつしていく。
ゆっくりいいんです。
慌ててもしかたないし、功を焦っても…
というのは教訓であり、焦れば焦るだけ自分をいじめてしまう。
精神疾患にかかった方々って、結構そういう方いるのではないでしょうか。
自分の事大事にして生きていくのって、意外に難しいですよね。
でも難しいのは当然です。
難しくていいんですよ。環境が引き金になって悪化することもあるし、
誰かと一緒に暮らしだしたら安定してきた。とか、小さな事から少しずつ寛解にいけるようにしていけばいいんです。
今回の私の場合は、仕事が引き金になって悪化してしまったので、
転職活動しつつお休みもしつつ安定目指していきます。
ちょうど仕事場もつぶれちゃうので…って、何このタイミング笑
結論としては
気付いた時が好機ですよ。(体のサインによくお気づきで!素晴らしい!)
知り合いに友人に「最近なんか変だよ?」等変化を指摘された。
(素晴らしいご友人をお持ちになりましたね!拍手!)
職場の人に「具合悪い?」「無理はしないでね」と言われるようになった。
(ナイスです職場の方!そして気付いて貰える程に頑張ってたんですね!そこは甘えましょう!)
自分を大事にしてください。
自分を大事にできるのは、自分だけなんですから。
今日はここまで。
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