第4話「友人」A編

 頑張り屋の良美の周りにはいつの間にか人だかりが出来ていた。

「大丈夫だよ。今回、たまたま悪かっただけだって!」

「そうそう。良美ちゃんなら成績なんてすぐに上がるよ」

「次は一緒に頑張ろう!」

 良美を慰めるクラスメイトたちの輪から、彩子はゆっくりと抜け出した。

「もう良美ちゃんは役に立たないわね」

 彩子は良美と距離を置くことに決めた。



A:一般脳:慰めたり、励ましたりする。

  見えないところで、自分の方がいい成績だったことを喜び、自慢する。


  ホラー脳:自分の役に立たないと見做して切り捨てる。

 (ホラー脳は利己的で自己中心的な面を持つ)


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