新型コロナウイルス
深山涼水
第1話何で中国から?
私は2008年に杭州を初めて訪れ、それ以降は無いが傍に西湖をひかえ、観光地でも有ることで、想像していたよりはるかに奇麗に掃除もゴミや吸い殻は落ちてない。当時の東京の方が酷かったのでは無いだろうか。
帰国前に北京にもよってきたが、企業内の庭木の手入れも良く、常におばさんが箒で掃除してたのは、人件費が安いせいかなとも思ったものである。こんなにきれい好きな中国より何でコロナと、皆さんは思うかも知れない。
ちょっと話は逸れるが、渡航のさい成田から上海に飛んだ、幸い天気も良く海も青く綺麗であったが、そろそろ上海と言う頃、海は茶色に何キロも続いた。
こんな濁った海には魚は居ないなどと思いながら到着ロビーへ、私を企業に斡旋してくれた人材派遣業の李さんが、『深山先生』と書いた大きなプラカードを持って待っていた。
先生とは気恥ずかしいと思ったが、後で聞いたら日本の様みたいなものらしいが、彼女は日本の大学で司法試験に合格した本当の先生なのだ。
会社に着いたら私専属の通訳章さんを紹介され、夕方会社の幹部6人でレストランでの歓迎会、出された料理の多さにびっくりし、『こんなに食べれる?』と章さんに聞いたら、中国では半分位残すのが礼儀との事、もったいない文化。
章さんは日本に何度か来ていて、一人旅も楽しんで居るとのことで、自国と日本の衛生感覚の違いも理解していて、街の食堂に入る時には、自分が調理場の状況を確認していた。
食堂自体は綺麗でも、調理場は不衛生なお店も多いらしい。
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