番外編4 神代雛の日常
スマホのアラームが部屋に鳴り響く。部屋の主である少女は気怠げに目を覚ます。
「もう朝だ、起きなきゃ。むー、夜更かししたから眠い。あーでも、今日も仕事頑張らないと。私の名前は
雛は背伸びをするとベッドから体を起こす。Devil's Tailでは毎日様々な依頼が多くて大変だ。護衛から暗殺まで、浮気調査なんてものもあった。本業である巫女の仕事は年に六、七回くらいしかありません。巫女の仕事は星読みなどによる占いが主にする仕事です。
「この間の白馬って男の子の浮気調査が、正に修羅場って感じでなかなか面白かった。依頼主の◯◯さんは随分とお怒りで、だけど白馬君って、私のタイプだったなー。横取りしちゃおうかしら…」
雛の今日の仕事は悪徳政治家の暗殺。油断を誘う為、子供ぽっい服を着て準備オッケー。
「おはよーっす。仕事行ってきます」
「おはよう。ああ、行ってらっしゃい」
ロズさんに挨拶をして出掛ける。行き先は老人ホーム。悪徳政治家が福祉施設を訪問する所を狙い、油断してる所を殺す。老人ホームに着いた雛は時間を確認する。
「まだ時間があるし、スイーツを食べて良いよね?」
雛はスマホでお店を検索して、近くにあったお店に入りクレープを注文する。すぐに注文したクレープはやってきた。雛は幸せな表情で食べ進め、幸福感に酔いしれる。気づくとスマホのアラームが鳴っていた。
「ヤバッ時間だ」
雛は急いで食べかけのクレープを口に押し込み、老人ホームへと向かう。老人ホームに着いた雛は記者などの遮蔽物をどうするか悩んでいると。高級そうな車が到着し、セキュリティポリスの警護を受けながら政治家が降りて来た。
「来ちゃったか!」
雛は急いで能力を発動させた。すると、雛にサキュバスのような尻尾が生える。スカートが捲れるのを抑えながら、超音波で周りの人間を気絶させる。雛は周りをキョロキョロしながら愚痴る。
「この能力はスゴいけどスカートが捲れるの嫌。下着見えちゃうじゃん。流石にもう慣れたけど。でも、恥ずかしいものは恥ずかしいのです。それにしても、皆平和ぼけしてますな。現実は非常でクレープみたいに甘くないけど、それが楽しい。だから、生きてるって感じる」
雛は逃げれないように政治家の足を石化させる。政治家の胸に雛は刃物を刺した。人が集まる前に現場を去る。これが雛の日常。意外と悪くなかったりする。
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