Chapter:1

Act:11『なんつー後輩だ!!』

悠「先輩!」

蛍「おう、悠。久しぶり」

悠「文化祭が終わってからめっきり会えてなくて残念でした!」

蛍「そうだな」

悠「えっと、それじゃあ先輩」

蛍「ん?」

悠「出会い頭に、スッキリさせてあげましょうか?」

蛍「出会い頭に何言ってやがる!?」


悠「やっぱり溜まったままだと色々キツいと思うんです!

  ささ、スッキリしましょう!」

蛍「別に困ってねえよ!」

悠「なるほど……先輩にはたくさんの女の子の影が……」

蛍「そういうことじゃねえ!」

悠「? まさか、男の子の影!?」

蛍「話を飛躍させるな!」


――――――――――


唯「ふむ。それで、彼女との接点は?」

蛍「今年の文化祭で実行委員で一緒だったんだ」

唯「なるほどね」

蛍「どうやら好かれちまったらしい」

唯「君が良い先輩だったからさ」

蛍「そんなに良い見本にはなれてない気がするんだがな」

唯「そして彼女はとても良いおっぱい」

蛍「ん? おい、どこ見てんだ」


――――――――――


悠 きょろきょろ

唯「おや、どうしたんだいそんなところで」

悠「!」

 (いつも先輩と一緒にいる人だ……!)

 「こんにちは! あの、先輩いますか?」

唯「先輩? ああ、彼なら今お手洗いだよ」

悠「なるほど……」

唯「日頃の鬱憤をはらしているんだろう」

悠「……つまり、シコシコですか?」

唯「そう、ドピュッ、だね」


蛍 ぶるっ

 (なんか、変なことを言われている気がする……)


――――――――――


唯「悠さん、とても話が合うよ」

蛍「なんだ、話したのか?」

唯「うん、君が堪能している間にさっき来ていてね」

蛍「何だそりゃ」

唯「何って、オナ……」

蛍「もういい。大体何を想像してるかわかった」

唯「ナニも想像していないよ」

蛍「たたみかけてくるな」


唯「そうだ、君に渡しておかないと」

蛍「ん、なんだこれ……アドレス?」

唯「悠さんから。電話番号は知っているんだろう?」

蛍「ああ、実行委員の時に一応交換したからな」

唯「それにしても、彼女どうして未だに文化祭実行委員の腕章をつけてるんだろう」

蛍「俺に聞くな」


――――――――――


蛍「……『あいつから教えてもらった。登録よろしくな』っと」

ブー ブー

蛍「うお、早い」

悠『こちらこそよろしくおねがいします!

  ところで先輩は家ではどこでオ○ニーするんですか?

  トイレですか? 自分の部屋ですか?

  どんなジャンルで致すんですか!?』

蛍「なんつー後輩だ!!」


――――――――――


唯「彼は……が好きなんだ」ひそひそ

悠「ふむふむ……」

蛍「ん、何話してんだお前ら」

悠「あ、先輩! おっぱいが好きって本当ですか!?」

蛍「へ!?」

悠「あのあの、私、おっぱい大きいですよ!」

蛍「ちょ、ちょっと待て……なんでそんな話に?」

唯「……てへっ☆」

蛍「お前なああああ!!!」

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