最終回 明日へ続く話

 

 クラウンは五人それぞれの布を決めた。


 深緑と黄金を持つレキナリスとリオリスには焦茶こげちゃを。金糸と新緑を持つランスノークには月白げっぱくを。漆黒と深紅を持つロシュラニオンには濡羽ぬればを。紺碧を持つクラウン自身には青藍せいらんを。


 リオリスは簡略化した美しい花のモチーフを完成させ、それぞれに刺繍を始めている。


 ランスノークはレキナリスの手元を一瞥し、クラウンとリオリスは手招きでロマキッソを呼んだ。


 白い少年は肩を揺らして右往左往し、ミールは背中を押してやる。口を結んだロマキッソは意を決して四人に近づき、レキナリスに拝まれた。


「え、え? レキ?」


「ごめんねロマ。良かったらレキの眼帯の刺繍、代わりにしてあげてくれないかな?」


 クラウンも両手を合わせ、リオリスも針と糸を準備して苦笑する。ロマキッソは震えるレキナリスの指先を視界にいれ、小さく首を縦に振った。


「ぼ、僕で、いいの?」


「ロマが良いな」


 リオリスは微笑み、ロマキッソの頬が桜色に染まる。白い少年は気恥ずかしそうに四人に加わり、レキナリスが指先でどう刺繍したら良いか補助していった。


 青年は白い少年の頭を優しく撫でてクラウン達は嬉しそうに笑っている。ランスノークはロマの赤い目を覗き込み、顔を真っ赤にする団員をからかいたそうだ。


 レキナリスの頬が痙攣したのを見たリオリスは、王女に釘を刺しておく。


「スノー、ロマで遊んだら駄目だからね?」


「えー、可愛いのに」


「ぅ、ぁ、えぇ……」


 俯くロマキッソは微笑む王女と無表情の青年に挟まれている。クラウンとリオリスは白い少年に同情しつつ、呼んでしまったことを心中で謝罪した。


「今日の晩御飯、ロマが好きなの作ってあげようね」


「それがいい」


 リオリスとクラウンは頷きあって刺繍を再開する。色を無くした少年は、それでも今の穏やかさに満足している自分がいると知っていた。


 レキナリスは少年と道化師を一瞥し、ランスノークは微笑み続けてしまう。ロマキッソは四苦八苦しながら刺繍を続け、自分の頭を撫でてくれる青年に安堵していた。


 ――クラウン達は穏やかに刺繍を進め、リオリスは自分の分が出来た後にガラの物を縫い始めた。王女は道化師の姿に微笑み、和やかな時間は確実に過ぎていく。


「ランスノーク様」


「ニア、丁度いいところに来てくれたわね」


 全員の眼帯が仕上がる頃。一つの箱を持って現れたのはニアであった。彼は穏やかに微笑み、王女も満足そうに笑っている。団員達は顔を見合わせ、ランスノークは勢いよくクラウンの肩を後ろから掴んでいた。


「うん? スノー?」


「クラウン、折角眼帯が出来上がったんだもの。つけた姿を見せあいっこしましょ」


「いや、私はいいよ。どうせ仮面の下だしさ」


「よくないわ。この為に貴方用の衣装だって準備したのに」


「衣装? なんで」


「貴方の素顔と道化師の衣装はアンバランスってこと」


 ランスノークの言葉にクラウンは「えぇ……」と乗り気ではない。朝から仮面をつけることが億劫であったことは確かだが、それとこれとは話が別だ。


 少女がアスライトに戻る気は毛頭ない。リオリス達の件が解決したからと言って、ロシュラニオンが青を見られないのは変わらないのだから。


(付き人を続けるか迷ったくせに?)


 クラウンは自分に問いかける。頭の中には気づけば王妃の言葉も回っており、道化師は唇を結んでいた。


 少女が考えることはただ一つ。起こしてしまった彼が幸せになること。その為に付き人になり、どうすれば彼が幸せになれるかだけを考えてきた。彼女自身の幸せは二の次にして。素顔を捨てて、名前を捨てて、道化師クラウンとして。


 けれどもロシュラニオンは少女に言ってしまったのだ。少女が望んでいない言葉を。少女が望んではいけなかった感情を。


 クラウンには正しさが分からなくなっていく。このまま彼の傍にいてもいいのか。仮面をつけなければ傍に立つことも出来ない自分が、共に居続けていいのか。


「お願い、クラウン」


 ランスノークは願っている。友達が仮面を外すことを。


 クラウンは仮面の下で目を伏せて、諦めたように息を吐いた。


「……少しだけだよ」


「ありがとう!」


 * * *


 クラウンはレキナリスから箱を受け取り、衣装を見て辟易する。濃淡が美しい青の服は踊り子の衣装と瓜二つだったのだから。


 長袖の袖が柔らかく広がったデザインに、ズボンも裾が絞られてメリハリがある衣装。スカートではないことが幸いだとクラウンは言い聞かせ、鏡に映した自分に眉根を寄せた。


 美しい青の衣装に宝石と謳われる青の髪と瞳。眼帯も暗い青色に花の刺繍が施され、普段露出しない肌は嫌に白い。


 重苦しい気持ちで部屋を出ればランスノーク達だけでなく団員達にまで褒め称えられ、顔が引きつる感覚を少女は覚えていた。


「……もう脱ぎたい」


「まだ駄目! おつかいしてきて!」


「はい!?」


 歓喜に頬を染めるランスノークに詰め寄られ、クラウンは目を丸くしてしまう。押し付けられたのは先ほど自分が作ったロシュラニオンの眼帯であり、少女の体から血の気が引いた。


「待ってスノー。まさか渡しに行けとか言わないよね?」


「そのまさかよ!」


「無理、駄目だ。私はこの格好では城に行けない。あの子に会えない」


「城には入らなくていいわ。温室にそのまま行ってくれたらいいの。ロシュにも会わなくていい。あの子には温室のティールームに眼帯を置いておくからって伝えてあるし」


「でも下手して鉢合わせたりしたら、あの子が」


「クラウン」


 顔面蒼白で後ずさりそうになった少女を、リオリスが後ろから支える。クラウンは勢いよく振り返り、揺れる左目は不安に濡れていた。


 リオリスはその顔を見て少しだけ黙り、努めて笑う。彼の手は青い髪を撫でることなく下され、少年は伝えたのだ。


「君なら大丈夫だよ。君は誰よりも周りをよく見られるし、もし会いそうになっても自慢の足があるだろう?」


「リオ、でも」


「でもは無し。ほら行って。君なら大丈夫。置いて帰ってくるだけさ」


 リオリスはクラウンの背中を押している。ランスノークも少女の肩を押し、レキナリスも諭すようにテントの出入り口を開けていた。


 全員で縫った揃いの眼帯をつけて。あと一人の子どもに渡しに行く為に。


 クラウンの口の中は渇きつつ――意を決して駆け出す。


 付き人としてではくセレストとして。見られることは悪いことだと言われて育った頃を思い出して。誰にも見つからないように。林の中を駆ける道で城へと向かった。


「頑張れ、アス」


「あの子なら大丈夫よ。上手くやるかどうかは相手の方」


 リオリスの肩を叩いたランスノークは青の残影を瞼の裏に残している。レキナリスは二人に笑いかけ、自分の右目を叩いて見せた。


「ほんと、レキには驚かされるわよ」


「本当は俺がしないといけない事だったのに……」


 息を吐いたリオリスの頭をレキナリスは撫でる。顔を見合わせた少年達は、眉を下げて笑い合ったのだ。


 * * *


 正門での検問で騎士達に驚かれながらも、クラウンは無事に温室に辿り着いていた。温室の扉の鍵を開けた騎士は微笑んで少女を通し、青い彼女はティールームへ急ぐ。


 かぐわしい花々を横目に立ち止まることはなく、真白の机に眼帯を置いた少女の心臓は早鐘を打っていた。


(すぐ帰れ。そうしないといけない。あの子にこんな姿見られたら、また苦しめるから)


 クラウンは自分に言い聞かせる。自分は道化師でなくてはいけないのだと。


 奥歯を噛んでティールームから温室へ移動した少女は、庭と繋がる出入り口から騎士がいなくなっていることに気が付いた。


「警備ッ!」


 反射的にツッコミを入れてしまうのは、道化師として身についた癖のようなものだろう。


 少女は頭を抱え、このまま自分が出れば施錠が出来ないと頭痛を覚えた。だがしかし城の中を通ればロシュラニオンに会う可能性が上がる。それはどうしても避けたいクラウンは、騎士が戻るまで待つしかないのかと思案するのだ。


 まさかその時、温室に近づく足音を聞くとは思わずに。


 少女の頭には眼帯を取りに来たロシュラニオンが浮かび、血の気が引いた。


 自分は今仮面を持っておらず、鉢合わせれば王子を気絶させてしまう。ならばこのまま施錠など無視して飛び出すのか。温室から離れるだけで、王子が去った後にまた戻ってくればいいのではないか。


 逡巡したクラウンは何とか足を踏み出してみたが――それは一歩遅かった。


 先に開いた城と温室を繋ぐ扉。


 外に繋がる取っ手を持ったまま固まったクラウンは、体温が引くと同時に息を詰めた。


 扉を開けた者は中に入る。


 それでも、苦しむ音や倒れる気配はしない。


(――あぁ、なら、あの子じゃない)


 クラウンは直ぐに考え直して深呼吸をする。倒れなければ王子ではないと、奥歯を噛んで判断して。


 青の少女は振り返る。温室の手入れに来た者であれば、挨拶をしないといけないと思ったからだ。


 青色が後ろを向く。


 宝石の左目はそこに立つ者を見て、自分の目を疑うのだ。


「……ぇ」


 黒く襟足を隠す程度の黒髪に、赤い左目。


 右目には黒い眼帯をつけ、黒と赤の正装に身を包んだ男。


 ――ロシュラニオン・キアローナは、青い少女を見下ろしていた。


 目を見開いたクラウンはすぐさま自分の顔と頭を手で覆う。


 彼の視界に映ってはいけないと自分に言い聞かせ、震える体を後退させながら。


「――良い、隠さなくて」


 ロシュラニオンは伝え、クラウンの手首を掴む。細い腕は今にも折れそうなほど震えており、俯く肩は震えていた。


 王子は青の少女を見ている。


 見ることが


 その事実をクラウンが理解したのは、固くなった掌に頭を撫でられた時だった。


「……顔、上げられるか」


 ロシュラニオンが静かに諭し、疑問符を浮かべるクラウンはゆっくりと顔を上げる。


 赤い左目と青い左目の視線は確かに合い、少女の心臓が跳ねていた。


「な、で……君、今、」


「あぁ。見られるよ。お前の髪も……目も」


 ロシュラニオンはクラウンの頭に顔を寄せ、静かに答える。


 少女の体からは徐々に緊張がほどけていき、頭を支配したのは疑問だけだった。


 けれども直ぐに答えは弾き出される。


 少女の脳裏で、口に人差し指を当てた青年が笑ったから。


 クラウンの指先は震え、その視界は滲み始めていた。


「――レキナリスか……」


 ロシュラニオンは震えた声を聞く。弱々しく、消え入りそうな少女の声を。


 王子は目を伏せて、自分の部屋を訪れたミールを思い出していた。


「導かれたよ――切り離した記憶が、俺の体に定着するように」


 クラウンの視界がより滲んでいく。


 ロシュラニオンは少女の頬に手を添えて、青い瞳を見下ろした。


 額を合わせ、お互いの目を覗き込んで。


 愛しさが溢れてしまった、温かな声で。


「久しぶり――アス」


 少年がそう、呼んでくれたから。


 少女は彼の頬に手を沿えて、大粒の涙を零してしまうのだ。


「ッ――ラニ」


 ロシュラニオンの左目から涙が零れる。


 青い少女は止めどなく泣き続け、それをき止められず筈もない。


 切り離された記憶は戻らない。奪った記憶は戻せない。


 それでも、それを成せる方法がたった一つだけあると気づいた青年がいた。


 彼は贖罪しょくざいを込めて副団長を頼り、自分の幸せの為だと団長と王達に伝えた。


 白紙だった王子様。様々な色に彩られてきた彼が、どうかもう一度、青色を見られますように。


 優しい導きが王子にあるべきものを持たせた。元ある場所に戻された。


 せた記憶を取り戻したロシュラニオンは、温かで優しい思い出に涙して。自分の一部として抱き締めて、今までの自分も、無くしていた自分も、全てを合わせて自分は「ロシュラニオン・キアローナ」なのだと受け止めた。


 少女の震える手が少年の背中に回る。


 縋るように、確かめるように。膝から力が抜けた彼女を支えながら、王子は一緒に膝を着いた。


「君はもう……私がいても、痛くない?」


「痛くない」


「ッ、苦しくない?」


「苦しくない」


「つらく、なぃ?」


「お前がいてつらかったことなんて、一度もない」


 震える彼女の体を抱いてロシュラニオンは笑ってしまう。青い髪に頬を寄せた王子の声は、本当に仕方がなさそうだ。


 少女の涙は止まらない。膨れ上がる感情は抑えられない。


 彼女は少年の胸に顔を埋め、抱え続けた懺悔を口にした。


「ごめん、ごめん。あの日、あの時、守れなくてごめん。負けてごめん。君を無理矢理起こしてごめん。我儘でごめん、自分勝手でごめん――ッ、ごめんなさい」


 それは、八年越しの謝罪。


 誰にも受け取ってもらえなかった言葉。


 誰もに止められた感情。


 少女は必死に呼吸をし、たった一人の少年に許して貰いたかったのだと思い出していた。


 首を弱く横に振るロシュラニオンは、青い髪に指を差し込んで涙を零す。


 自分を嫌ってしまった少女に、どうか安心してほしくて。


「俺こそ、傷つけてごめん。忘れてごめん。泣かせてごめん。弱くてごめん。我儘で自分勝手なのは俺の方だ。お前にばかり頼って、苦しめて。それでも、ずっと俺の傍にいてくれて――ありがとう」


 謝りあって、泣いてしまう二人の声が温室に響く。


 ロシュラニオンのせた記憶は少年の言葉を柔らかくし、不安定だった足場を固める土台となる。


 あの頃焦がれていた妖精を殺させたのは自分だと分かっていながら。それでも彼女は傍に居続けてくれたと喜びながら。


 王子の気持ちが溢れてしまう。


 かつて未来を語り合ったこの場所で。


 大切だと忘れていたこの場所で。


 もう一度、彼女に心を伝えたくて。


「――好きだ」


 青い瞳が見開かれる。


 赤い瞳は、愛しさに濡れている。


「好きだ。お前のことが。出会った日から、サーカスで見た日から。妖精だと思ったんだ、綺麗な踊り子を。活発なアスライトを。優しいクラウンを。俺は二回も、お前に初恋を奪われた」


 ロシュラニオンは笑ってしまう。愛しい人を抱き締めて。どうか伝われと願いながら。


 少女は目を見開くと、震える唇を噛み締めた。


 友達には戻れない彼へ。友達では収まらない王子様へ。


 仮面クラウンを外しても許されるならば。


 もしも伝えることが許されるならば。


 本音を言っても許されるのならば。


 閉じ込め続けた感情を、口にしても良いのなら。


「返事は」


 ロシュラニオンは少女と額を合わせて、青い瞳を覗き込む。


 言葉は無くとも伝えてくれていたと、きっと彼女は気づいていないのだと思いながら。


 傷を不安そうに塞ぎ、自分の幸せだけを望み、いつも王子様のことを考え続けた――付き人は。


 閉じ込め続けた感情を、伝えたいから。


「――好きだよ」


 鼻先が触れ合いそうな距離で。宝石の瞳から涙を零しながら。


 道化師アスライトは感情を溢れさせる。


「好き、好き、君が好き。ラニが好き、ずっとずっと好きなんだ。可愛かった君も、強くなった君も、頑張り屋さんな君も好き。私は、ロシュラニオンが好きなんだよ」


 二人はお互いの手を握り、指を絡めて笑ってしまう。笑いながら泣いてしまう。


「なら、傍にいろ。離れるな。何処にも行くな。一緒にいよう」


「なら君は傷つかないで。頑張りすぎないで。私がラニの背中を守るから」


「お前が守ってくれるなら、俺はアスの背中を守るよ」


 いつか話したような夢の話。


 爪先が触れ合いそうな距離で笑った、輝かしい未来の話。


 それでも確かに変わった二人の話。


「アスは死んだんだよ、ラニ。私はクラウンだ」


「それを言うならラニだって死んだ」


「狡いや。生き返ったくせに」


「そう思うなら、クラウンでありアスライトであることをお前も認めるんだな」


 ロシュラニオンにとって、彼女はクラウンでもあるしアスライトだ。焦がれて追いかけた青い背中。自分に手を差し伸べてくれた仮面の付き人。


 少女にとっても、彼はラニであると同時にロシュラニオンだ。自分を探して笑ってくれた可愛い少年。努力し強さを掴んだ立派な王子様。


 二人はお互いの髪に指を差し込んで笑っている。


 柔らかな陽射しが降り注ぐ温室で。


 涙を零しながら笑っている。


 幸せは永遠ではないと知りながら。


 それでも、目の前にある幸せを手放したくないと決めながら。


 幼い日、爪先が触れ合いそうな距離で夢を語り合った二人は、唇が触れ合いそうな距離で想いを伝え合ったのだ。


 * * *


 ここは緑豊かな貿易の国――レットモル。


 聡明な王女と強靭な王子が受け継いでいく博愛の国。


 二人を支えるのは民であり、貿易団であり、幼い日から共にいる三人の団員だ。


 右目に眼帯をつけ、目まぐるしく回る日々を愛する蕾達。


 大切な人との明日を守っていたい子ども達。


「クラウン、西の貿易路が襲われた。討伐に行くぞ。リオリスにも声をかけてこい」


「あいあい王子様! 今日も無傷で終わらせちゃおうぜ!」


「気を抜くなよ」


「あったりまえ!」


 王子には付き人がいる。白い仮面に黒い髪を靡かせる陽気な道化師だ。


 道化師の仮面の下には美しい踊り子が隠れていると言われているが、その仮面を取ることを許されているのは――王子様だけだから。


 二人の首からは赤い花弁をモチーフにしたネックレスがされているのだとか、いないのだとか。


 その花は王子の名前の由来、ラニオンなんだとか。


 付き人は自分で付き人であり続けることを決めた。大切な人の背中を守る為に。


 王子は強くあり続けることを自分に言い聞かせた。大切な人を泣かせてしまわないように。


 これは続いていく物語。


 大切な人の為の話。


 愛しさに悩み、それでも愛しさを抱え続けた――子ども達の物語。




 ――――――――――――――――――――

 読者様へ

 愛しさに迷ってきたクラウン達を見つけてくださり、ここまで読んでいただけたこと。深く感謝申し上げます。


 何度か花について書いた部分がありましたが、それはクレジットとして投稿致します。もしもご興味がある方がおられましたら。


 物語はここで終わりますが、クラウン達の明日は続いていくでしょう。ハッピーエンドは彼らにとってはエンドでなく、明日の為の過程だから。


 最後に重ねてになりますが、もう一度だけ言わせてください。


 この子達を見つけてくださって、本当にありがとうございました。


 藍ねず

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