針の曲がったラジオ
針音水 るい
放送スタート!
皆さんどうもはじめまして!
今日から始まります「針の曲がったラジオ」
通称「ハリラジ」の時間がやって参りました。
お相手は「針音水」と書いてハリネズミと読ませるような捻くれ者、「針音水るい」が担当致します!
せっかくなんで「DJハリー」と、勝手に自分で名乗っておきましょうかね。
さてさて。
ここでは日頃、僕が思ったことや感じたことなんかを自由にお話出来たらいいなー。
なんて呑気な事を思っているのですが、そもそもどうして急にラジオなんか始めようと思ったのか、正直自分でも分からないんですよねー。
僕はまだまだ未熟な高校生であって、ただただ自己満足のために小説を書き始めた訳なんですけれども、今度はラジオをやろうとするだなんて。
世の中何が起こるか分からないものですねー(笑)
当たり前ですが、ラジオと言ってもここではあくまでも音ではなく、文字という形で皆さんに届いていると思います。
でもね。
僕はあると思うんですよ。
「読んでいる文字が音になる瞬間」って。
これは僕の個人的な意見なんですけれども、小説って文字が綺麗に陳列してできているじゃないですか?
だからこそそれを読むのが苦手で、若者の文字離れというものが起きていると思うんですけれど、小説好きの皆さんは本を読む時に、物語の情景を頭の中で思い浮かべながら読んでいることが多いと思うんですよ。
電車の窓から見える海。
都会のきらびやかな夜景。
景色だけじゃなくて、恋愛物だったら放課後の教室に残る少女と少年の初心な様子。
まるで実際に自分がその現場を見ているかのような気持ちになりますよね。
そこにさらに、波の音だったり、忙しない車の音だったり、甘酸っぱくてもどかしい会話だったりが重なって、まるで映画のワンシーンみたいに頭の中で上映されるんです。
上手く説明出来なくて自分でも何言ってるのかよく分からないんですけど、とにかく、文字は私達が見ている以上に価値があって尊いものなんだと僕は思っています。
あっ!
そうは言ってもさすがに普通の曲までは脳内再生できるだなんて思っていませんよ(笑)
頭が疲れちゃいますからね。
ということで、ラジオなんで度々僕が好きな曲をかけるつもりなんですが、もしよかったら実際に僕と一緒に聞いてみてください。
ほら、最近はYouTubeとかで簡単に聞ける世の中ですし(笑)
もちろん強制はしてませんよー。
勝手に好きな曲を聞いちゃっても構いません!
ではでは早速。
記念すべき一曲目は僕が大好きなバンドの曲にしたいと思います。
「Mrs. Green Apple」さんで「春愁」。
♪春秋/Mrs. Green Apple
いやー、いい曲でしたねー!
「大嫌いだ。
人が大嫌いだ。
友達も大嫌いだ。
本当は大好きだ」
卒業シーズンにぴったりで、聞いているだけで胸に込み上げてくるものがありますね。
どうでもいい話なんですけど、僕がミセスと出会ったのも実はラジオなんですよ!
中2の時、クリスマスプレゼントに憧れていたポケットラジオをもらいまして、初めて聞いた番組にミセスが出てたんです。
当時、どうしても自分が熱中できる存在みたいなものが欲しくて、すぐにこれだ!って思ったんですよね。
単純でしょー(笑)
それ以来ずっと聞いてます。
いつかライブとかにも行ってみたいもんですね。
あ!そーいえばもう一つ、このラジオについて言っておかなくてはならない事があるんでした。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、僕は、あえてこの文字ラジオ、「ハリラジ」のジャンルを「エッセイ・ノンフィクション」ではなく「現代ドラマ」に設定しました。
普通だったら自分の思想や感情を言っているのだからエッセイの方が適切だとは思いますが、あくまでもこのラジオは「針音水るい」の番組なんですよ。
リアルの僕が喋っているのではなく、「DJハリー」が僕の代わりに話をしてくれているんですよ。
もちろん表裏一体なので言っている言葉に嘘はないです!
ただ、「ノンフィクション」ではなく、「フィクションなんだ」と思って気楽に聞いて欲しいなと思っています。
初回なんでパッと終わらせようかと思っていたのに、気づけば長いこと喋っちゃってましたね。
すいません(笑)
意味の分からない事とか、何言ってるんだこいつ、なんて思うことも多いと思うんですけれど、正直この番組は誰かに聞いてもらおうというよりかは、自分に聞かせようと思って喋ってる気持ちの方が大きいんですよね。
だから、今いろんな事を話せてすっきりしていますし、これからの放送がさらに楽しみになりました!
もっといろんな曲をかけたり、リクエストを受けたり、本物のラジオみたいにお便りなんか読んでみたいなー。
送ってくれる人がいればの話ですけどね(笑)
でもまぁ、ここはフィクションの世界なんで!
自由に気ままに番組をやっていこうと思いますよ。
最後にもう一曲聴いて皆さんとお別れしたいと思います。
これも僕が大好きな曲です。
ぜひ一緒に聞いてみてくださいね。
皆さんの明日が、尖った日にならないことを願っています。
ではではまた今度。
お相手はDJハリーでした。
♪雲と幽霊/ヨルシカ
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