パイロットロスト
Iris
01:専用機
私「イメージとちがう」
整備士「ガン〇ムでも想像してたんですか?」
私「そりゃ誰だってそう思うでしょう?」
そこにあったのは車の大きさのボデーに手足が付いた2足歩行のロボットだった。
操縦席は戦闘機みたいになっる背は3メートルくらい
整備士「現実的なサイズだろうね、大きすぎると足が太くなる」
私「そっか」
整備士「まぁ、乗ってください。あなたの専用機になるので、シートとかは体に合わせてあります」
私「専用機か・・・いいね、その響き」
そういいながら乗り込んで起動する。
オペレータ「操縦はほとんどAIがしてくれます、指示をだしてください。」
私「なるほど」
整備士「要望があれば今日のテストが終わったらいってください、調整します。」
私「わかった、で、この子の名前は?」
オペレータ「機体のコードはDool6でAIのコードはRoid12」
私「え~名前つけていい?」
オペレータ「どうぞ」
私「ん・・・なんにしよう・・・君なにがいい?」
AI「・・・」
オペレータ「AIに聞いたらだめですって」
私「そっか、じゃぁちょっと考える・・・なんかアス〇ーダみたいだよね」
オペレータ「操縦テストの演習に入りますね、演習場のマップを出します。1~3ポイントを回って戻ってきてください」
私「了解」
整備士「いってらっしゃい」
私「ポイント1に行こう」
AI「ハイ」
ロボットが歩き出す。
戦争が起きて戦闘兵器のロボットが投入された。
遠隔操作やAIの発展で兵器に人が乗る必要はないはずだった。
戦争が続き変化が起きた。
兵器のAIをハッキングして機能を停止させる技術が生まれた。
兵器の操縦を乗っ取り自軍の兵器に攻撃されるそんな事態を防ぐために人が乗ることになった。
AIは通信回線を遮断して操縦者からアナログの指示を受けて機体を動作させる。
そのテストパイロットに私はなった。
今回は男性3人女性3人の6人が参加している。
ガシャン、ガシャン
私「う・・・なんか、酔った」
AI「飲酒したんですか?」
私「違う、揺れすぎ・・・操縦席の揺れを減らして歩けない?」
AI「わかりました」
私「なに、連想ゲーム」
AI「あなたの発言からデータベースに検索をかけています」
私「・・・なるほど」
ガシャン、ガシャン
私「あ~おしり、痛い」
AI「・・・」
私「痔じゃないからね」
AI「・・・ちがうんですか」
私「ふざけんな、シートが硬すぎ」
オペレータ「それはAIじゃどうにもできないから戻ったらクッションいれますよ」
私「そうして」
オペレータ「ポイント1についたら的があるから射撃してガトリングが装備されてる」
私「実弾?」
オペレータ「あんしんしてペイント弾、でもサイズがサイズだから人にあたるとヤバイかな・・・ガトリングだし」
私「了解、じゃあそのガトリングってやつを的に向けて」
AI「了解」
私(お、まねしてる?)
AI「射程有効距離に入りましたターゲット補足」
そのまま停止している
オペレータ「操作ハンドルにトリガーがあから引いて」
私「あ、これか」
トリガーを引く
ウィーン、ガガガガガガガガガガガガガガガ
私「何これ、マシンガン?」
AI「1秒間に60発打ちます」
私「1発打つんじゃないんの?」
オペレータ「基本的に殲滅兵器の装備だから、ごめんマシンガンとかいえばよかったか?」
私「ははは」
オペレータ「次のポイントによろしく」
私「はい、いこう」
AI「了解」
私「ゲームのチュートリアルみたいだな」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます