イチゴ狩り
ある家族が、朝の食卓でニュースを見ていた。
『今が旬のイチゴですが、農林水産省が果物の消費量を調査した結果によると、○○県が△△県を抜いて全国一位となり……』
自分達が暮らす県の話題が出たことで、家族全員がニュースに注目する。
「へえ、うちの県が一位なんて意外だな。イチゴといえば△△県だと思っていたよ」
「生産量じゃなくて、消費量だからじゃないかしら」
父親と母親は調査結果に興味を持った。
しかし、子供が興味を持ったのは別のことだった。
「イチゴは今が旬なんだね。イチゴ狩りに行きたいな」
子供はイチゴが旬だということに興味を持った。
というより、イチゴという単語を聞いたことで、食べたくなったのだ。
イチゴ狩りであれば、一定時間食べ放題なので、お腹いっぱい食べることができる。
「イチゴ狩りか。もうやっているかな?」
「新聞にチラシが入っていたから、見てみるわね」
子供の希望を聞いて、父親と母親が場所や期間を調べる。
すると、すでにイチゴ狩りを開始している農園が、近所にあることが分かった。
「それじゃあ、今度の日曜日はイチゴ狩りにいこうか」
「ホント!? やったあ!!」
イチゴ狩りに行けることになり、子供が歓喜の声を上げた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます