私が敗戦国の英雄と呼ばれるまで

@seuyuu

第1話 「…………。」

磔にされ、数十の銃口が私に向いている。


素人でも分かる、これから私は殺されるのだ……


「何か言い残すことはないか、貴様は敵だが、軍人として貴様の功績は尊敬に値する。最後の望として、私の権限で出来る限りならかなえてやろう。」


と共和国の大佐が話しかけてきた

それに対し、私の返答は……


「ハッ、敵に情けをかけられるほど私は堕ちてないッ!!!そんなもの、クソ喰らえだ!」


「……よろしい、全員かまえぇ!相手はあの○○と呼ばれた魔導士官だ!よく狙えぇ!!」


あと、数秒もすれば私は死ぬだろう。

ならば、ここは私らしく逝こう……


私は嗤いこう言った


「帝国に栄光を!!!」


「撃てぇぇぇぇえ!!!」


意識が白く途切れ途切れになってる時に、私は懐かしい事を思い出していた、

そう、それははるか昔私がまだこの世界に来る前の事を…………

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