魔法でブーストはかかっているものの、異世界転生物ではよくある意味不明な万能感や結果ありきの展開は特になく、地に足のついた世界観のある作品だと思います。描写も細かく、テンプレ展開でも景色の広がりを感じることが出来、結構楽しめる作品だと思います。ただ、悪役らしい悪役がおらず、主人公や脇役も基本善性を重んじている所が日本的なため、心的抵抗値が低く忌避感が発生し辛いため、まったり感が出てくるとシリアスが入ってもシャープさに欠けるところも感じます。ほぼ日が主体ではない場合、中だるみ感が発生しそうですが、それすらもフラグにし、さらに楽しい作品になることを期待しております。
極端な異世界味付けがくどくなって来た方は是非