第16話 エリーは風土病に罹ってなかったよ

「オイゲン様、この病気は申し上げた通りエルフの風土病です。

それで、厚かましいお願いになるのですが、エリーも調べては貰えませんでしょうか」


イライザがエルフにしか掛からない風土病に掛かっていたんです。

それを僕が見つけたんです。

幸いにも、イライザのおっぱいからの魔力で治療用のポーションを作って治療を開始することができたんです。


そうしたらイライザが言うんですよ、エリーも検査してほしいって。


「ええっと、イライザ。エリーが心配なのは解るんだけど、僕が確認するとなると、そのエリーのおっぱいを吸う必要が有るんだけど??」


「ええ、存じております。その上でのお願いです」


「まて、イライザ、それは、お前、オイゲンにエリーの、エリーのおっぱいを吸わせるってことか?

お、お前、何を考えてるんだ、ゆるさん、俺は許さんぞ」


シャロンは怒鳴り散らしていますね。

まあ、可愛いエリーのおっぱいに僕が吸い付くなんてシャロンには悪夢でしかないですから。


「貴方、貴方はエリーが手遅れで死んでも良いのですか?」


「なっ、いくら何でも死ぬは大げさだろう」


「もう、貴方は、少しも判っていないのよ。

混ざり者のエルフにとって、風土病は死病なのよ。

私が掛かっているんだからエリーの心配をするのは当たり前でしょう」


「そ、そうか、でも、でもなあ、だからってオイゲンにエリーのおっぱいを吸わせるのは行き過ぎじゃないのか」


「そう、貴方はエリーが病気になっても医者に連れて行かないのね」


「はああ、そんな事は言っていないだろう」


「あら、言ってるわよ。オイゲン様はエリーが風土病に掛かっていないか診断ができて治す手段もお持ちの方なのよ。

この世界に、二人といない貴重なお医者様じゃない」


「だからって......」


「だからなによ、もう一度だけ聞くわよ、貴方、エリーが風土病で死んでも構わないの?」


「そんな訳無いに決まってるだろう」


「そう、それじゃあ決まりね。

オイゲン様、シャロンの失礼な振る舞いを謝罪いたします。

お怒りはおありでしょうが、オイゲン様へ私の身も心も捧げますのでどうかエリーを診断して頂きたくお願い申し上げます」


イライザは僕に膝まづいてます、7歳児の僕にですよ。

それに身も心も捧げるとまで言うんです。

そんなに気にしなくても、エりーは僕の大事な乳兄弟だからシャロンが何を言ってもエリーの診断も治療もしますけどね


「ねえ、イライザ、エリーは僕の大事な乳兄弟だから、僕はエリーの診断も必用なら治療用のポーションの作成も喜んでするよ

でもね、エリーが嫌だと言ったら無理には出来ないよ」


7歳でも女の子は女です。

僕におっぱいを吸われるなんて恥ずかしすぎるんじゃないですかね?


「エリーは恥ずかしくない。オイゲン様にならおっぱいを吸われるのも平気だもん」


エリーの声です。

どうやらドアの外で聞いていたみたいですね。

それで自分の話になったんで飛び込んできたんですね。


「そう、エリーはオイゲン様におっぱいを吸われるのは平気なのね」


「うん、平気だよ、だってエリーとオイゲン様は乳兄弟だもの。

それに、エリーはまだ死にたくないよ、もっと、もっと、大きくなるんだもの」


「そう、それじゃあ、エリーからもオイゲン様にお願いするのよ」


「うん、あ、あのう、オイゲン様、エリーは死にたくないの。

だから、オイゲン様、エリーのおっぱいを吸ってください」


うう~ん、なんか誤解を生む言い方です

でも、勿論OKですよ。


「いいよ、エリー診断をしてあげる」


「はい、エリーのおっぱいを一杯吸ってください」


だから、その言い方は誤解を生むんです。

ほら、またシャロンの目が僕を睨みつけてますよ。

絶対にシャロンは面倒くさくなりますね。


「それじゃあ、貴方、貴方はお部屋の外に出てくださいな。

エリーの付き添いは私一人で充分ですから」


「えっ、俺も付き添うぞ」


「ダメです、エリーだってお年頃なのです。

もう、父親が裸を見て良い歳では無いのです」


「いや、それって、おかしいだろう。昨日だって俺がお湯でエリーを拭いてやったんだぞ」


「もう、ダメったらダメなのです」


イライザ、怖いね、無理やりシャロンを部屋の外に追い立てていきました。

でも、ありがたいですけどね、イライザは僕が気にしているのに気が付いてシャロンを追い出してくれたんですね。


「イライザ、ありがとう、やりやすくなったよ」


「当然の事ですわ。オイゲン様がご不快にならないようイライザは尽くさせていただきますもの」


そう言いながらイライザは僕に深く礼をしてくれます。

本当に僕に忠誠心を持ってくれているんです。


「それじゃあ、調べるからこっちに来て」


「はあ〜い」


エリーはとことこと歩いてくると僕に抱き着きます。


「いや、エリー抱き着くんじゃなくてね...」


「さあ、エリー、服を脱ぎますよ」


イライザがエリーを僕から剥がして服を脱がせてくれます。


「エりー、万歳、万歳をしようね」


「はあ〜い」


エリーが万歳をするとイライザがするっとエリーのワンピースを脱がします。

するとエりーは真っ裸になってしまいます。


「ええええ」


僕は思わず驚きの声を上げてしまいました。


「あら、オイゲン様、なにかありましたか」


「いや、なにかって。エリー何で下着を着てないんですか」


「あら、平民の子供なんてこんなものですよ。

下着は高いですし、ズロースとか履いてたらおしっこをするにも面倒じゃないですか」


はああ、平民の感覚はそうなんですか。

エリーはいつもノーパンなんですね。

結構な衝撃です。


いや、今はそんな事を考えている場合じゃ無いですね。


「エリー治療しますから、側に来て」


僕はエリーを抱き寄せます。

7歳児とはいえ、全裸だと背徳感が半端無いですね。


「はあ〜い」


エリーが僕の膝に座ります当然、向かい合わせです。

僕に跨っているエリーの股間が丸見えです。

色々見えて、不味いです。


僕は焦って僕の目をエリーのおっぱいに向けます。

それはおっぱいと言うよりは平らな胸に小さな乳首がぽつんとあるだけです。

当然です、7歳児なんですから。


「エリー、それじゃあ、診察するからね」


「はい、オイゲン様、お願いします」


エりーの立派な返事を聞いて僕はリリーの乳首に吸い付きます。

エリーの乳首は小さくて吸い付きにくいですね。


それに、イライザなら乳首に吸い付いたらすぐに魔力が流れてきたのですがエリーの乳首からは中々魔力は流れ込んできません。

やっぱり7歳児は魔力を貰うには小さすぎるのでしょうか?


そんな事を考えて、そろそろ諦めようかと考えていると『あん』エリーの口から吐息が漏れます。

そして、エリーの乳首から魔力が流れ始めます。


「ひゃああ、へん、へんだよ、ひえええ、くつぐったい、エリーのおっぱいがくすぐったいよ」


エリーが騒ぎ出します。


「エリー、それはエリーのおっぱいから魔力が流れ出しているからなの。

オイゲン様に診断してもらうには必要なことなのよ」


イライザがエリーを諭してくれます。


「わかった、わかったけど、ひゃあああ、やっぱり、へん、へんなの。

お腹が熱い、熱いの、その熱さが駆けめぐって、ああ、エリーのおっぱい、おっぱいがへんになる、あつい、ああああ」


もう少し、もう少しですからエリー、頑張ってください。


「ひゃあああああ」


エリーの悲鳴。


そしてエリーのおっぱいが光ります、多分おっぱいです。


「ポーション一本分の魔力をエリーから得ました。ケガ回復ポーション、汎用病気治療ポーションのどちらを作りますか?」


おっ、このメッセージ、エリーは風土病には掛かっていない様です。

それに、汎用病気治療ポーション、これは初めてです、確認しなければなりませんね。


だから僕は念じます、病気治療ポーションを作ると。

すると僕の手の先が光出します。

そして、その光のなかに現れたポーションをつかみ取ります。


「あああ、ポーション、エリーも風土病に掛かっているのですね」


イライザが悲し気に呟きます。


「心配しなくても良いですよ、エリーは風土病には掛かっていませんから。

このポーションは汎用病気治療ポーションです」


「では、オイゲン様、エリーは健康なんですね」


「ハイ、健康です。

でも、でも念のためにエリーに汎用病気治療ポーションを飲んでもらいましょう」


そう言って僕はイライザにポーションを渡します。


「うえええええん、えええええん」


うわ、なんですか?


「オイゲン様ごめんなさい、ごめんなさい、エリー、漏らしちゃったよ、えええええんん」


エリーの鳴き声です。

漏らした、そう言えば僕のズボンが濡れていますね。

でもこれは....


「ねえ、エリー、エリーはオシッコは漏らしてないのよ」


「えええ、でもあそこから」


「ううん、それはね、エリーがとってもオイゲン様の事が好きって言う証拠なの。

だから、心配しなくてもいいのよ」


イライザの言葉でエリーの顔がぱっと明るくなります。


「えへへへ、エリーはね、オイゲン様の事がとっても好きなんだ」


いや、イライザ、それ違う、う~ん、微妙です。

でも、相手は7歳児です。


「ありがとうエリー、僕もエリーが大好きだよ」


今はこの言葉で問題はないでしょう。


僕は僕にほおずりしてくるエリーの頭を優しく撫でてあげるのでした。

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