第10話 僕は母さまのおっぱいを卒業して魔法使いへの第一歩を踏み出しました
「オイゲン、どうしたの、メアリーはお腹いっぱいの様だから左のおっぱいはオイゲンが吸い付いてよいのよ?」
母さまは僕がおっぱいに吸い付かないのが不思議なんですね。
いつもなら妹のメアリーが離した母さまのおっぱいに僕が直ぐに吸い付いていましたからね。
「母さま、今日はおっぱいよりも魔法の練習に時間を
本当は、母さまのおっぱいに吸い付くのが怖いんですけどね。
僕がおっぱいに吸い付くことで母さまがリリーのように性的な満足を得たりしたら大変です。
父さまに殺されちゃいますよ。
「まあ、オイゲンったら、おっぱいよりも魔法の訓練が大事だとオイゲンが言う日が来るとは、母さまは夢にも思っていませんでしたよ。
お婆様が『子供は親の思いを超えて成長してしまうのよ』と寂しげに言っていたのは本当だったわね。
もう、オイゲンは母さまのおっぱいより大切なものが出来てしまったのね」
えっ、母さま、そんなに寂しそうにしないでください。
「母さま、母さまのおっぱいはもうメアリーだけのものにしないといけないと思うんです。
僕がメアリーのおっぱいを取ってしまうとメアリーが大きくなれません」
母さま、僕、健気ですよね、健気でしょう。
「まあ、オイゲン、貴方は妹思いの良いお兄さんになっているのですね。
母さまはうれしいですよ」
「ありがとうございます。僕はメアリーの立派な兄でいたいんです」
「そう、おいで、オイゲン」
母さまが手を広げて僕を呼んでくれました。
僕は母さまに抱き着きます。
母さまはそんな僕を強く抱きしめてくれます。
そして、優しく頭を撫でてくれました。
僕は母に包まれてとても幸せです。
でも、ずっとこうしてもいられません。
「母さま、母さまは温かくてとても良い匂いです。
だから母さまに抱きしめられてオイゲンは幸せです。
ずっと、母さまに抱きしめていて欲しいです。
でも、オイゲンは男の子なので、ずっとは甘えていられません。
母さま、魔法の訓練をお願いします」
「そう、オイゲンは男の子ですものね」
母さまは少し寂し気にそう言うとメアリーをベッドに寝かしつけてくれます。
そしてメアリーが寝付くまで子守唄を歌ってくれます。
「さあ、オイゲン、メアリーも寝ましたから魔法の訓練を始めましょう」
メアリーからは、すやすやと寝息が聞こえています。
「ハイ、母さま、見ていてください」
僕はもうマナを指先に集めることは諦めました。
僕にはマナは無いみたいです。
でも、僕にはポーションの原料となる魔力が溜まっています。
母さまや、イライザ、リリーからもらった魔力です。
その魔力を使います。
魔力さん、使うよ。
僕はそう念じながらお腹を意識します。
そうするとお腹に何かが集まってくるのが判ります。
これは魔力ですね。昨日ポーションを作った時と一緒です。
その魔力を指先に集めると、僕の指先がうっすらと光ります。
その光の色は冷たい清んだ青色です。
「母さま、出来た、出来ました」
「素晴らしいわオイゲン、しっかりとマナが集まっているのね」
母さまは僕にはマナが扱えないとあきらめ気味でしたので、僕の指先がうっすらと光ったことにとても驚いて、とても喜んでくれています。
「そこまでできれば後はオイゲンがどのくらいしっかりとしたイメージを持てるかで魔法は発動するわ」
母さま、それって魔法を発動しても良いってことですよね。
やったあ、ライト、ライトの魔法にチャレンジです。
そして母さま、イメージですね。
僕はLEDの発光をイメージします。
プラスの電気とマイナスの電気がぶつかるイメージです。
僕のイメージに沿って魔力が変わってゆきます。
そして指先が大きく輝きます。
「できた、母さまできました」
「やりました、オイゲン、やりましたね。
光ってますよ、凄く明るいです。
あれ、チョット明るすぎますよ」
まずいです。LEDをイメージしたライトは母さまが知ってるライトの魔法に比べると明るすぎるみたいです。
僕は急いで魔法を止めます。
「ああ〜、母さま疲れました。魔法を使うとこんなに疲れるんですか」
僕はその場にへたり込みます。本当は疲れていませんけどね。
「きゃあ、オイゲン、大丈夫ですか。
ごめんなさい、母さまが考えなしでした.
マナが集まったからって直ぐに魔法がちゃんと使えるわけもないのにね」
母さまがへたり込んでいる僕を抱き上げてくれます。
「母さま、大丈夫です。少し疲れただけですから」
「ダメよ、ああ~、やり過ぎたのね。ごめんなさい、ごめんなさいね。
どうしましょう......
そうよ、安静よ、安静にしてないと。
オイゲン、今日はもう寝なさい。
母さまがオイゲンをベッドまで連れて行きます」
僕は母さまに抱きかかえられて自室まで連れていかれベッドに寝かされました。
母さまの慌てように僕は合わせるしか無くて狸寝入りをします。
「ああ、オイゲン、とっても疲れてるのね、直ぐに寝てしまうなんて」
母さまは僕が狸寝入りをしているとは思いませんから、そんな僕の頭を優しく撫でてくれます。
30分、いや1時間、僕を心配する母さまは、ずっと僕の頭を撫でながら僕の様子を見てくれていました。
そして、やっと安心して母さまのお部屋に下がっていかれます。
僕はやり過ぎをごまかすために母さまに心配を掛けてしまいました。
次からは気を付けないといけないですね。
でも今日はとても大事なことが判りました。
それは僕が持つ前世の知識が魔法を使う上でとても役に立つという事です。
LEDライトをイメージしたライトの魔法は普通のライトの魔法より随分と明るいようですし、それ以上にLEDライトと同じで省エネです。
なによりすごいのは、概念的な知識で実現できしまうところです。
プラスの電気とマイナスの電気がぶつかるという簡単なイメージでLEDライトが実現できてしまうんですからね。
大体プラスの電気ってなんだよ、電気ってマイナスの電荷をもつ電子が流れることを言うんじゃないのかってLEDも仕組みの模式図を見た時は思ったんですよ。
中学生程度の理科の知識ではプラスの電気なんて良く判りませんよ。
でも模式図がそうなってた、その程度の知識で実現できてしまいます。
魔法っておかしすぎですよね。
そんな事を考えていると静かにドアが開き、リリーが僕の部屋に入ってきます。
あれ、リリーはノックをしませんでしたね。
いけませんね、淑女らしからぬ行為ですね。
文句のひとつも言いたい気分でしたが、リリーが僕に魔力をくれに来てくれたのは判ってますので文句は飲み込みました。
「オイゲン様」
縋り付くようなリリーの声です。
眼差しもとても熱いですね。
「オイゲン様にお情けを頂きに参りました」
切なげな声でリリーが僕に訴えます。
そして、リリーの手が動き服のボタンが外されます。
リリーの服の前が開きリリーの肌が露わになります。
ボタンが全てを外れるとリリーの胸の膨らみが見える程前が開かれます。
すると服がストンと床に落ちます。
「えっ、リリー?」
そこには何も身に付けていないリリーが佇んでいます。
リリーは下に何も着てなかったんですね。
「オイゲン様」
熱を帯びた声で僕の名前を呼んだリリーが何も身に纏わない姿で僕に近づいてきます。
露わになった色素の薄い肌は興奮の為でしょう赤みを帯びています。
そしてその肌は薄っすらと汗を纏っていてそれが蝋燭の光でキラキラと光って見えます。
とても綺麗です。
でもリリーは綺麗なだけではありません。
いつもは僕が触れないと慎ましやかなリリーの乳首が今日は既に大きく存在を主張しています。
それに股間、股間からお漏らしをしたように何かが滴っています。
一瞬おしっこかと思いましたが、臭いはおしっこじゃありません。
甘い匂い、メスの匂いがします。
「可愛いオイゲン様」
リリーはそう言うと僕は抱きしめて僕の顔がリリーのおっぱいで埋まります。
「リリーのおっぱいを一杯吸ってくださいな」
僕はリリーのおっぱいにむしゃぶりつきます。
「あ、あ、ああ、オイゲン様、オイゲン様」
くぐもったリリーの声。
ねえ、リリー、その声は不味いです。
「もっと、もっと強く、強く吸ってくださいませ」
でもリリーの声は止まりません。
「素敵です、オイゲン様、リリーのおっぱいはオイゲン様の物です。どうぞ、もっと、もっと、おっぱいを吸ってくださいませ」
リリーは父さまの愛妾です。
だから、このおっぱいは父さまの物。
でもリリーが言うのです。
リリーのおっぱいは僕の物だと。
父様御免なさい。
僕は父様のリリーからおっぱいを頂きます。
「あ、あ、あ、あああああ」
リリーの嬌声が僕の耳に響きます。
「オイゲン様、素敵です。リリーはオイゲン様をおしたい申し上げています」
リリーの甘い声が僕を蕩します。
僕は背徳感と幸福感で背中をぞわっとさせながらも、リリーから魔力を貰うまで、リリーが満足するまで、一生懸命にリリーのおっぱいに吸い付くのでした。
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