第3話 3歳になったよ 父さんが帰ってくるよ
僕は3歳になりました。
だからもう母さんからはおっぱいを貰っていませんよ。
母さんからはね!
そう、賢い貴方正解です。
美少女乳母のイライザは乳母を続けてくれていて僕はイライザから毎日おっぱいを飲んでいます。
まあ、正確に言うと僕がイライザのおっぱいを求め続けたのが理由の半分。
残りの半分はイライザの都合...僕のせいでもあるんだけど。
いや、ほとんどが僕のせいですね。
まず、僕がおっぱいを飲み続けるのはポーションを作る魔力を得る為です。
それとレベル上げですね、
実は明確にレベルが有るかはわからないんですけど、ポーション用の魔力を蓄える量が増えたら出来る事が増えたんです。
そう、それで新しい力が手に入ったんですよ。
それは相手に触れて思うことでポーションと同じ効果を相手に与える力です。
体力やケガ、病気や毒、そんな物からの回復を相手に触れて願うことで出来る様になりました。
ただね、ポーションに比べると随分と弱い効果なので今のところどう使うかは考え物なんですけどね。
でもイライザで試した回復は上手くいったんだ。
イライザのおっぱいを飲みながらケガの回復を願ったんだ。
それを繰り返していたらいつの間にかイライザの黒ずんで大きくなっていた乳首と乳輪が子供を産む前の綺麗なピンクで慎ましやかなサイズに戻ったんだ。
ケガの回復と考えると役に立たない程度の力だけど、イライザは凄く喜んでた。
それを見た母さんはなぜか不機嫌になってたけどね。
そして、イライザにも乳母を続けたい理由が有るんだ。
それは僕がおっぱいを吸う方のおっぱいだけが大きくなって、乳首や乳輪も綺麗になっちゃったからだ。
おっぱいの片方が微乳で他方が巨乳だとやっぱり目立つよね。
それに美乳側の乳首や乳輪だけが黒ずんでるのが凄く嫌だったみたい。
それに着る服にも困ってたしね。
元からの服は胸が入らなくて全部お直しが必要になったんだって。
そうして直した服は、どうしても巨乳側に合わせるから美乳側がスカスカで、ちょっと前かがみになると微乳が丸見えになるなんて悩みも話してたしね。
本当は乳兄弟のエリーと飲むおっぱいを時々入れ替えればバランスよく両方のおっぱいが育ったはずなんだけどエリーは頑なに自分の飲む方のおっぱいを守ったんだ。
イライザが反対のおっぱいから乳を与えようとしても知らんぷりだったらしいよ。
だからね、エリーが乳離れしてからやっと僕は微乳側のおっぱいを飲めるようになったんだ。
そして最近やっとイライザの両方のおっぱいのサイズが同じになってきたんだよ。
それはいいことなんだけど、巨乳になったイライザはもう美少女とは呼べない大人の美人さんになちゃったよ。
それと、これは勘なんだけど繰り返し僕がおっぱいを飲むことでイライザに軽い魅了が掛かっているみたい。
だってさあ、普通に考えたら実子が乳離れしてるのに他人の子におっぱいを与え続けるとか思わないよね。
そもそもおっぱいが出なくなるよね。
実際、母さんのおっぱいは出なくなったしね。
僕はポーションの為におっぱいが必要だからね。
無意識におっぱいを貰い続けるために軽い魅了とおっぱいが出続ける効果をイライザに与え続けてるんだと思うんだ。
でも、それもお仕舞にしないといけない。
なんでかって。
ひとつはイライザのおっぱいのサイズがほぼそろってきたから。
そして、父さん達が帰ってくるからだよ。
父さんが帰ってくるって事はイライザの旦那さんも帰ってくるって事なんだ。
だからもうイライザを乳母から解放してあげないとね。
それに母さんからも強く言われてるんだ。
弱小騎士家とはいえ一応は貴族だからね。
その跡取りの僕がいつまでもおっぱいを飲んでいるわけにはいかないんだよ。
☆☆☆☆☆
我が家、いや我が領地は出兵した父たちが戻ってくるので大騒ぎ、喜びにあふれているよ。
だってね、3年半、3年半も出兵したままだったんだ。
普通はこんな長い時間出兵し続けるなんてあり得ないらしい。
でも、今回は普通じゃ無かった。
なぜって、それは帝国のせいさ。
いつもの小競り合いの延長だと思って父さん達は出兵していったんだけど、帝国は本気だったんだ。
大軍を繰り出してきて王国に侵攻してきたんだ。
それに対して王国はほぼ総動員で対抗したんだよ。
帝国から攻められている王国の兵士は必至で戦ったよ。
だって、征服されたら大変だからね。
それは、帝国が大きくなるために征服された小国の国民の扱いを見ればわかるんだって。
実際、王国に攻め入ってきた帝国軍の中で死傷率が一番高い所に配属されるのはそんな征服された国の国民だしね。
彼らは故郷や家族を人質に取られてるから必死で戦うしかないんだって。
だから彼らは死兵と化して突撃してくるらしいよ。
でも帝国の本国軍は正規軍じゃなくて士気は低かったんだって。
そうじゃ無ければ王国は滅ぼされていたって父さんは言ってたよ。
その代わり、地方の諸侯軍は替えがきくので追い返しても追い返しても兵力を入れ替えて攻めてくるんだ。
だから3年も戦争は続き、父さん達も戦地に釘づけにされた。
これ以上は疲弊して戦えないぐらいまでね。
そう、王国はもう限界だったんだ。
そこに神風が吹いた。
帝国の皇帝が崩御したんだ。
跡目争いが始まり、帝国軍は撤退していったんだって。
そして父さんたちが帰ってきたんだ。
やっと父さんに会えるんだ。
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