Part.1 Alert: You can control yourself.

Part.1 Alert: You can control yourself.(1)


           1



「《古老チーフ》?」


 そういう存在がいると、噂に聞いたことはあった。

 しかし、VENAヴェナプロジェクトが地球連邦のシークレットであるのと同様、銀河連合のシークレットを詳しく知っていたわけではない。まして、実際に会うことになろうとは、夢にも思わなかった。


「そうだ」


 グリフィス・ターナーは、窓のない研究室の一隅にしつらえられた休憩用のスペースでソファーに座り、彼女の淹れたコーヒーを飲みながら頷いた。彼の背後、強化ガラスの壁を隔てた部屋には、天井近くまで資材の棚が林立している。

 ターナーは、このシンク・タンク No.42 の主任研究員だ。


「銀河連合が創った超感覚能力者E S P E R達だ。その一部、と言うべきか。本来は四人だそうだから。――VENA プロジェクトの結果を予測して、それを防ぐために一千五百年、時間を遡った。未来を変えるために。……変えることが出来なくて、最後の賭けに出るらしい」

「え……。ちょっと待って」


 ターナーの説明は、ルツの理解を超えていた。彼女は瞬きをくり返し、陶製のコーヒー・カップをソーサーに乗せた。


「VENA プロジェクトの結果を予測……銀河連合が? それで過去を変えたの?」

「連中はそう言っている。真実はどうか知らないが。プロジェクトを阻止する為に連中が創られたのか、連中がいるから《VENA》が生まれたのか」

「そうね……」


 それが、タイム・パラドックスだ。――皮肉めいたターナーの声を聴きながら、彼女は眼を伏せて考えた。未来に住む人間が過去に干渉することで生じる矛盾。


 【タイムマシンで過去に行って、自分の祖父を殺したら?】


 ――どちらが原因か結果か判らなくなる。SFの世界の話だ。もっとも、自分達には時を超えて移動することなど出来ないので、彼等の言葉を信じるしかない。


「いずれにせよ、興味深い存在だ」


 時間の流れが生み出す矛盾について考えていたルツは、ターナーの声で我に返った。


「千年以上、能力と記憶を受け継ぐESPERとは。その初代と末代が顔を揃える。面白いとは思わないか?」

「……ええ」

「何だ。乗り気ではなさそうだな、ルツ」


 頷いたものの、確かに、彼女はあまり興味を惹かれなかった。それよりも、暗い不安を感じたのだ。自分の能力から考えて、こういう時、あまり良いことは起こらない。


「そんなこと、ないわ」

「そうか? なら、いい。君の関心が低いと、我われの計画に支障を来たすからな」

「計画?」


 何を言っているの……? 訊き返しながら、ルツは嫌な予感を覚えた。

 ターナーの表情は変わらない。瞳には挑戦的な笑みすらたたえていた。


「《古老》 は銀河連合秘蔵の能力者集団だ。生体エネルギーを操る能力と、一つの記憶を共有する。代々、血縁にそれを伝える能力者。興味深いとは思わないか」

「グリフィス」


 ルツは強く眉根を寄せた。まさか、と言いたかった。しかし、彼がどんな人間かも、彼女は嫌というほど知っていた。

 彼は冷静に言ってのけた。少なくとも、外見は。


「ルツ、協力してくれないか。連中の能力を手に入れたい」


 彼女は、己がよって立つ世界ががらがらと音を立てて崩れ始めるのを感じた。



          ◇



 大気の層を通過しない太陽光は容赦のない厳しさで反射板に到達して、人工の星の面を燃えるような赤銅色に染めていた。ここが 《REDレッド・ MOONムーン》 と呼ばれる所以ゆえんだ。その輝きを足元に見下ろす特殊ガラスの窓を背に、クラーク・ドウエルは立っていた。


統制官レギュレーターから連絡を頂いた時は、まさかと思いました」


 ルツとターナーが居るのと同じフロアーの一室で、ドウエル教授は恐縮しながら客人に椅子を勧めた。

 青と銀を基調とした銀河連合軍のスペース・スーツに身を包んだ、二人の長身の男たち。彼等は、ドウエル教授のさし出した手を握ることには応えたが、勧めに応じる気配はなかった。

 二人はよく似た銀灰色の髪をしていた。年配の方の髪は短く整えられている。彼はうすくわらって言った。


「本来なら、我われだけで片をつけるべきなのだが、この状況では難しい。協力してもらえるなら、有り難い」

「はい。しかし、」


 銀髪を腰まで垂らした若い方の男が、面白くも無さそうに室内を見回している。ドウエル教授は眉を曇らせた。


「意外です……。我われより先に、貴方がたがいらっしゃるとは」

「警告は行った」


 銀河連合の統制官レギュレーターの一人でもある 《クイン》 ことモリス・グレーヴスは、わずかに唇を歪めた。


「二十世紀の後半と、二十二世紀の末に。当時はやり過ごせた。だが、今回は、そうはいかなかった」

「……我われも、承知していたわけではありません」

「知っている」


 ドウエル教授は、モリス・グレーヴスの後ろにいる若い男の存在が気になっていた。暗褐色のサングラスを掛けているため、特徴的な碧眼は見えない。こちらに横顔を向け、ゆらゆらと重心を片方の脚からもう片方へと移動させている。そこに誰が居ようと意に介していないかのように。――彼の態度は、父親ほど自分達に友好的でないのは明らかだったので、教授を軽い不安に陥れていた。

 モリス・グレーヴスは、そんな息子を放置して、囁くように続けた。


「教授。皮肉だが、それが今回は役に立つ。手遅れになる前に、手を打ちたい」

「承りました」


 ドウエル教授は溜め息を呑んで頷いた。


「お掛けください。今、うちの主任研究員を呼んでいます。詳しい話をお聞かせください」



 ルツとターナーは呼び出しを受けて、その部屋に向かっていた。

 ターナーの言葉にショックを受けていたルツは、考えに沈み、周囲へ注意を向けていなかった。彼女の脳に直接とどく《声》に呼ばれるまでは。


《ルツ》

 扉の前で、彼女は顔を上げた。心の中で応答する。

史織シオ?》

《そうだ。気をつけろ。……奴らは――》

《どうしたの?》


「どうした、ルツ」


 彼女が立ち止まったので、ターナーは訝しんだ。扉の前に立ち、インターフォンで室内に呼びかける。


「教授」

「入りたまえ」

《史織?》


 滅多に、こんなことはない。途切れたテレパシーを感じようと、彼女は意識を集中させていた。それで、身構えるのが遅れた。


「あ……!」


 部屋の中で、男達が振り返る。短い銀髪の男性が、するどい警告の声を発した。


「ラグ!」


 宇宙の闇を背景に、長い銀髪が翼さながらひろがった。彼が、急いでこちらへ駆けてくる。そのさまを観ながら、彼女の意識は渦に呑まれた。



 漆黒の闇が、ルツを吸い込んだ。かすかに遠くまたたく星の光を感じたが、どうすることも出来なかった。凝然と眼をみひらき、己の周囲で起きている事柄を、漠然と知覚する。まぶたの裏で、黄金の光が急速に強さを増す。

 何人もの人間が、声をあげていた。叫んでいる……喜びに、嘆きに、怒りに。存在を訴える声に圧倒され、彼女は耳を塞げなかった。


《だれ? 貴方は――》


 まばゆい真夏の陽光が、瞳を射る。哀しいほど澄んだ海の色が……烈しい苦痛が彼女の胸に流れこみ、呼吸を詰まらせた。

 吹きすさぶ雪嵐が視界を遮る。風に揺れる木々の緑の煌きを、銃弾が切り裂いた。硝子の破片のようにきらきら光って、砕け散る。燃えさかる炎の中で、濁った闇の中で……人々が彼女に呼びかけていた。ある者は泣き、ある者は笑い、叫んでいる。東洋人も西洋人も、男性も女性も、老いた者も、子どももいた。

 そして、


「大丈夫か? おい」


 膨大な記憶に呑まれかけた彼女の意識を、低い男の声が引き上げた。幻のように、時間ときの奔流が消えうせる。

 ルツは、こちらを心配そうに見下ろしている若い男の顔を、茫然と凝視みつめた。鮮やかな新緑色の瞳をみると、身体が自然に震えはじめた。


「ラグ」


 年配の男性が、苦笑まじりに声をかけた。


「お前、防御ガードしていなかったな」

「ああ、油断した。……すまない。大丈夫か?」


 彼女が突然倒れたことに驚いていたターナーとドウエル教授が、やっと側に近づいて来た。

 どうやら、自分は《彼》の意識に呑まれかけたらしい。――ルツは理解したものの、何も言えなかった。身の内から寒気とともに震えが拡がっていく。判った……判ってしまったのだ。

 ラグの腕から彼女を受け取ったターナーは、細い肩が小刻みに震えていることに気づいた。


「ルツ? どうした。」

「ずいぶん強い精神感応能力者テレパスだな」


 ラグは、ターナーに彼女を預けて立ち上がると、駆け寄る途中で落としたサングラスを拾って掛け直し、首を傾げた。


「おまけに、予知能力者か。珍しい」

「…………」

「すまない、本当に。……大丈夫か?」


 彼女が放心しているので、ラグは不安げに切れ長の眼を細めた。モリス・グレーヴスも声をかける。長身の男達は、並んで立つと、穏やかな表情をしていても威圧感があった。


「ラグはまだ能力の制御が上手くない。迷惑をかけたのでなければ、いいのだが」

「……いえ」


 ようやく声が出た。しかしそれは、どうしようもないほど掠れていた。ラグの眼がさらに翳る。ルツは唾を飲み、なんとか普段の声をしぼり出した。


「大丈夫、です……。ご心配をお掛けして、済みません」

「モリス・グレーヴス、ラグ・ド・グレーヴス。どうぞお座りください。ヨーハン君、ターナー君も」


 ドウエル教授が促す。ルツは、ターナーの手を借りて立ち上がった。

 二人の《古老》は、どちらも心配そうに彼女を観ていたが――ラグは、彼女が震えていることに気づいたが、黙っていた。



 彼等は、部屋の一角に設けられた会議用の円形のテーブルに、ドウエル教授を囲んで腰を下ろした。――教授の正面にモリス・グレーヴスが、彼の左にラグが座り、その隣にターナーが。ルツは、ドウエル教授の左側……モリス・グレーヴスの右隣に、息をひそめて座った。

 今も、あの命が枯れるような衝撃の余韻が残っている……。ルツは自分で自分の肩を抱いた。


「紹介しよう。ヨーハン君、ターナー君。二人は、銀河連合軍のAクラス戦士トループスだ。モリス・グレーヴス氏と、息子のラグ・ド・グレーヴス」

「私は統制官レギュレーターだが、ラグは学生だ」


 モリス・グレーヴスは胸の前で腕を組み、長い脚を組んで言った。囁くような口調に、低い声が似合っている。煙草を咥える息子を見遣り、


WHITEホワイト・ MOONムーン SPACEスペース・ CENTERセンター博士課程ドクター・コースを取っている。そろそろ卒業か、ラグ」

「ああ。来週、学位審査がある」


 新しい煙草を咥えたラグだったが、ルツを見て、吸うのを止めた。肩をすくめ、ズボンのポケットにしまいこむ。ルツは、ブラウスの襟を合わせながら彼の仕草を眺めた。

 ドウエル教授が、彼女とターナーをグレーヴス親子に紹介した。


「このThinkシンク・ Tankタンク No.42の主任研究員、グリフィス・ターナーとルツ・ヨーハンです。《SHIOシオ》 と 《LENAレナ》 の開発に関わっています」

「……どうも」

「よろしく」


 ターナーがさし出した手を、モリスは躊躇いなく握り返したが、ラグは一瞬怪訝そうな顔をした。それから、うすく苦笑して握り返す。

 ルツもモリス氏と握手を交したが、テーブルの向こうにいるラグとは手が届きそうにないので諦めた。

 モリス・グレーヴスは、いたわりをこめて言った。


「本当に、大丈夫か? 《古老チーフ》 の記憶を普通の人間が垣間みて、無事に済んだ試しはないぞ」

「ええ。少し驚きましたけど」

「なら、よいのだが」


 ルツを『普通』などと表現する者は滅多にいないのだが、彼等から見れば、そうなのかもしれない。

 ラグは、ぎこちなく微笑む彼女を、探るように観ていた。

 全員の自己紹介が終わったので、ドウエル教授が話を切り出した。


「モリス氏とラグ氏は、連合軍の 《古老》 だ。ターナー君とヨーハン君は、《古老》 のことは知っているのかね?」

「少しは……。予め情報を頂きました」

「もう一人、WHITEホワイト・ MOONムーンに居る」


 ルツは、恐る恐るラグの横顔を見た。テーブルの上に肘をついて父親を見ている若い男の顔を。眼を離せなくなってしまう。何故なら……。


「我われは、《ウィル》 と呼んでいる。私と同じ、初代の 《古老》 だ。今日は来ていない。それと、このラグは、正確にはまだ 《古老》 ではない。先代が死ぬ際に記憶を受け継ぐのが 《古老》 だからだ。もっとも、」

 モリス・グレーヴスは、暗鬱にわらった。

「二代の 《古老》 が揃うなど初めての事態だから、今までの基準に合わせるわけにはいかない」



《どうした?》


 ルツは、頭の中に呼びかけられて眼をみはった。ラグ・ド・グレーヴスが、彼女に横顔を向けたまま、鮮明なテレパシーを送って来たのだ。


《先刻から……。俺に、何か用なのか》


 彼女が見詰めていることに気づいたらしい。ルツは慌てて視線を伏せた。


《ごめんなさい。よく平気でいられるのね、と思って》


 あの記憶と意識の中で己を保つのは大変だろうと思われた。それが彼等の能力なのだろうが……。そう言うと、ラグも少し緊張を解いたのか、雰囲気が和らいだ。


《平気では、ないな》


 実際に囁いているような《声》が、彼女の脳裡に届いた。ルツは再び彼を眺めた。


《気を抜くと、たまに、自分が誰なのか判らなくなる。何代目のクインなのか……。どれが本来のラグの記憶なのかと、迷うことはある》

《…………》

《その。さっきは済まなかった》


 ルツが黙っていると、《声》はぼそぼそ呟いた。組んだ両手を口元に当てている。横顔に、戸惑っている青年の素顔がうかがえた。


《ESPをもつ実験動物を扱っているのに、シールドがないのは奇妙だと、探っていたんだ。あんたみたいに強いテレパスがいるとは予想していなかったから、焦った。許してくれ。……大丈夫か?》

《そんなに何度も謝ってくれなくても、大丈夫よ》


 ルツは溜め息を呑み、微笑んだ。それで、彼の安堵が伝わった。当惑している気配も。

 父親モリスとドウエル教授の会話を聴きながら、ラグは眉根を寄せた。


《それじゃあ……悪いが、そう、じいっと見ないでくれないか。あんたみたいなひとに見詰められると緊張する。それに、》

《え?》

《俺の隣の奴は、あんたの旦那なんだろう? さっきから、き殺したそうな目つきで俺のことを睨んでいる。何とかしてくれ》

《まさか》


 思わずくすりと微笑み、ルツは彼から眼をそらした。彼女には、ターナーが特別な関心をラグに向けているようには見えなかったが、ひょっとすると彼流の照れ隠しなのかもしれなかった。

 ルツは、声でない《声》で囁いた。


《違うわ。グリフィスとは婚約していたけれど、なし崩しになっている》


 ラグは応えなかった。横顔から考えは読みとれない。――彼には関係ないことだ。ルツはそっと苦笑した。


《いつものこと……。彼には超感覚能力E S Pがない――精神感応能力者テレパスではないから、私の身に起きたことが解らない。それで、戸惑っているだけよ》


 ラグは黙っている。ルツは瞼を伏せた。

 いつものことだ。しかし、それが二人には決定的な溝となった。能力者たちの創る独特の世界に、ターナーは入れなかった。それは勿論、彼のせいではないのだが……。自分に防げないと知りながら思考を読みとる相手を受け入れられる人間は、多くはない。彼女がそれをしようとしまいと、関係ない。彼女に出来る・・・ということが問題なのだ。


《それだって、あんたのせいじゃないだろう》

「…………」


 驚いて、ルツはラグの横顔を見た。青年は頬杖をついたまま、苦虫を噛み潰したように頬を歪める。声にもテレパシーにもしていない彼女の考えを読んだことを、たちまち後悔している風だった。

 不思議と、ルツは嫌な気持ちはしなかった。

 ラグは小さく舌打ちをして、長い前髪を掻き上げた。


《悪い》

《…………》

《悪かった。読むつもりじゃあ、なかった。俺は、コントロールが上手くない。許してくれ》

《いいえ。……ありがとう》


 ありがとう。優しいのね。――そう、ルツは言いかけたが、彼がますます自分の中にひっこんでしまうのが目に見えていたので、止めにした。事実、ラグは顔を背けている。テレパシーの扉は閉ざされてしまった。

 ルツは、軽く息をついた。


 ドウエル教授が声を掛けて来た。


「ヨーハン君、いいかね?」

「はい」


 モリス・グレーヴスとターナーの二人がこちらを向く。彼らの話を聴いていなかったルツは少し焦ったが、躊躇う必要はなかった。

 ドウエル教授はこう言った。


「ヨーハン君。彼らを、《SHIO》 の所へ案内してくれ。《SHIO》 の説得に力を貸して差し上げて欲しい」

「判りました」

「宜しく」


 モリス・グレーヴスは彼女に穏やかに微笑みかけた。曖昧に微笑み返したものの、ルツは彼等の目を観られなかった。

 《古老》達の鮮やかな碧眼を、まともに見られない。その眼を見た瞬間、彼女には判ってしまったからだ。己の未来を予知することなど、滅多にないのに。


 彼等が――ラグが、自分を殺すことを……。








――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

Alert『清明』: 意識状態がはっきりして正常であること。Awake, Awareness, Attentionの全てが揃っている状態を指す。


*医学用語を検索してこちらへ辿り着いてしまった方へ。御覧の通り、これは素人の小説です。章タイトルに用いている用語は、その意味を使った暗喩です。正確な内容は、成書をご参考下さい。




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