1-4
彷徨ってレベル5になった。プルスライムを一撃で倒せる様になったわけだが。
ドロップしたのは、武器修復×1、回復ゼリー×2、限界突破×2、コレクションカード×2。
そういうわけで、コレクションカードを確認。
『カードC:モンスターコレクションカード(プルスライム青)』×5
HP:5
攻撃力:2
防御力:0
素早さ:1
ドロップ率18% C:武器修復/回復ゼリー/限界突破 B:(パ)視野拡大
とうとうパッシブ発見! すでにあるやつだけど。
って、草原に出た。うーん。広々としているけどモンスターの姿が見えないんだよね。
モンスターも突然目の前に現れる感じだけど、湧いている感じでもない。そこでふと思った。このパッシブが関係しているのではと。
そもそもこのパッシブは、最初から一個貰える事になっていたのではないだろうか?
たしか視野拡大は、敵などの発見の視野だったはず。これでモンスターやプレイヤーが見える様になるのでは?
つまりは、この広い草原にはプレイヤーもモンスターもひしめき合っていて、クエスト屋ももしかしたら近くにいるかもしれない。
確かめなくては!!
敵に出くわしても襲って来ないのだからプレイヤーを探してみよう!
そう言う訳で、私は草原を走ってみる事にした。
って、走り出して直ぐに目の前にプレイヤーが!!
「っぶ。すみません」
止まれなくてぶつかっちゃった。
「おわぁ。体当たりって……」
おぉ。見るからに昨日からやっていそうな人だ。なのにここで狩ってるの?
胸当てみたいのをして、剣も立派。見た目の話だけどね。
「もしかして初めたばかり?」
「はい。あ、そうだ! クエスト屋がどこにいるか教えてもらってもいいですか?」
「いいけど……パーティー組む?」
「え?」
「あ、ごめん。いきなりだと驚くか。気づいているかどうかわからないけど、視野拡大というパッシブを上げて行かないと、視野が広がらなくて離れると見えなくなるからさ。パーティーを組めば視野が関係なく見える」
「そうなんだ!! ではお願いします。あ、私、アイナっていいます」
「俺は、バム」
やっぱり視野拡大が関係していた。
――『バム』からパーティーの招待が来ています。組みますか?
はい/いいえ
慎重に。はいっと。
――『バム』のパーティーに入りました。
「宜しく。パーティーを組むとレベルと攻撃力とHPがわかるから」
「はい。宜しくお願いします」
助かったぁ。親切な人でよかったよ。
ネーム:バム
LV:27
HP:72/72
攻撃力:19
ネーム:アイナ
LV:5
HP:7/18
攻撃力:5
わぁ。27LVだ。昨日から上げているなら凄い。20LVからは100以上倒さないとレベル上がらないからね。レベル上げだけならここでもいいかもしれないけど。
「えーと。パーティーの場合、誰が倒してもカウントされるけど、一度も攻撃していないモンスターからは、ドロップしないので気を付けてね。クエスト屋はこっち」
なるほど。経験値みたいのはカウントされるって事ね。でもドロップしないのなら弱い所でパーティーを組むのは、うまみはないね。
「もうちょっと行ったら見えると思う」
「バムさんは見えているの?」
「ある程度近づけばね。どこら辺って覚えているから。あとワープのパッシブをクエストの報酬として貰えるんだ。それでクエスト屋にワープする事が出来るようになるから必ずするといいよ」
「ありがとう」
なるほど。そういうのがあるのね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます