3話 手がかり

昼食の時間


凛は、お弁当の上に箸が乗っかってるままだ。

蓋も空いていない。


「おーい」



「・・・」

反応なし




「おーい。凛」





「もしかして恋でもした?」





!?




「わあああああ////」


カラン

箸が床に落ちた





(図星じゃん)




 

「…あずみ、箸洗ってくるね…」






そう言って凛は教室から去った。








ジャーー

水道で箸を洗っている




(どうしたらあの人に会えるんだろう…)





ザワザワ…

「?」




《ねー。昨日の蓮の配信みたー?》

《みたみた!女装が似合ってた!》

廊下で女の子たちが喋ってた







この時は彼女らの言葉にピンとこなかった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る