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・舞台


ロックフェス会場


・概要


草原広がるなだらかな丘と、その中心に鉄骨を組んで作られた野外ライブ会場からなる。

草原にはビッチりと、パンクな格好をした男女の死体が並んでいる。その三分の二が衝撃でぐちゃぐちゃにされ、残り三分の一が細切れにされて死んでいる。周囲には大型発電機に照明があり、昼でもつけっぱなし。

ライブ会場には音響機器にスピーカー、舞台から観客の方に向かって花火や火炎放射、トイレットペーパーを射出する装置が取り付けてある。

その他、周囲には屋台や簡易トイレ、出張入れ墨屋、偽造免許販売所、CDショップなどがある。

落ちてるパンフレットによればデスメタ系が中心だった様子。

気候は真夏、蒸し暑く、時に雨が降り、発電機がショートする。


・名前


『姦天使』ピーチクパーチエル


・外見


150cm 46kg

やたらと胸のでかい女の天使。

黒いブーツに紺色のホットパンツで、上半身は裸でいる。

むっちりとした足、釘のように先端が鋭い手の爪、たわわに揺れる二つの乳房にはそれぞれ顔がある。

短い髪の頭部の顔と合わせて三つの顔は似通っており、吊り上がった目に広く裂けた口、ギザギザの歯、美人かもしれないが危険な風貌から一切の色気を感じさせない。

頭部には無駄にでかい天使の輪、背中の翼もやたらと大きく背後に壁を背負ってる風にも見える。


・経歴


異端の天使、堕天使の一歩手前で踏みとどまっている。

女神が掲げる「異世界転生推称主義」に明確に反対しており、他の天使や神々をも引っ張って大規模な反対運動を繰り広げてきた。

そこで女神の怒りを買い、罰としてこの姿となるも、逆にパワーアップと悲劇のヒロインとしてのアイコンを手に入れて手が付けられなくなり、見せしめと処刑の意味もあってこの戦いに投入された。


・性格


気が強く、好戦的。常に笑みを絶やさず、常に自信と威圧感を纏っている。

姉後肌で、他の天使に対しては面倒見がよく、頭も良いので人気がある。

一方で「人間害虫主義」の急先鋒で、転生どころかすべての世界から根絶やしにすべきだと考えている。

なので、人間を殺すことには義務感を感じており、喜びこそあっても慈悲はない。人間への会話もほぼしない。

趣味は音楽、ただしクラシック限定。聞くのも好きだが演奏も好きで、主にハープを得意とする。


・能力


顔三つになっても意識は一つで、身体能力も人間の女性とほぼ変わらない。

知能面は天界での政治思想に偏っていて実用性には乏しい。

一方で人間の殺し方については色々とリサーチしており、下記の能力はその中で最も効率的だと思い習得した。

『スピリット=ソング=シャウト』

魔法ではなく技術、なので原理としては人間でもマネできる。

翼をメガホンにして、三つの顔がハミングすることで発動する殺戮音波、三段階に分かれている。

第一段階『ショック=シャウト」

音による衝撃波、車程度ならば軽々と吹き飛ばす威力、ただし範囲は正面に限定される。

第二段階『セイバー=ソング』

口をすぼめ音を圧縮し、超音波メスビームとして不可視の斬撃を放つ。

最終段階『スピード=スピリット』

一転して心地よい音色、これまでと異なり攻撃性はなく、誰でも聞きほれてしまう。その正体は歌に紛れたドラッグ=データ、脳に入ると永続的に快楽を与え、頭の中で思い出すだけでトリップしてしまう。ほっとけばそのまま衰弱死するが、死後も歌を聞けば起き上がり、この歌を聞こうとしないものにゾンビとして襲い掛かってぐちゃぐちゃにする。スピーカー越しでも効果がある。


・戦法


人間では交渉は不可能、問答無用に殺しにかかる。

人間以外の種族には寛容だが、エルフやドワーフはもちろん、獣人やロボットでも人間扱いするため、かなり限られる。また神に対しても敵対しており、遠慮がない。

基本は舞台の上で歌い、移動せずに殺す。

攻撃力はずば抜けているが、耐久力が人間並みなので殺害は可能。


強者

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