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・舞台


重力変動空間


・概要


ビルの瓦礫が宙に浮かぶ崩壊した未来都市。

正確には空中の一点に向かう新たな重力場がいくつもできており、その中心に向かって瓦礫が吸い込まれて、球状の形作っている。なので通常の下向きの重力は別に、個々の瓦礫に対して小惑星のように着地し、ぐるりと歩いて一周することができる。

通常の地面にも瓦礫があるが、アスファルトの地面などは比較的残っており、漏電した電線や漏れ出た水道水などがある。

各瓦礫から他の瓦礫へ、より近い方の重力が優先されるため飛び移って自在に移動することも可能。

瓦礫の大半は鉄筋コンクリートとガラス、車や電車、ヘリにドローンなどが、それらに混ざって机や椅子、コンピューターや自動販売機の残骸、当然のように巻き込まれて死んだ人間の肉片も入っている。また水が溜まってプールのようになっている部分もある。

宙に浮かぶ瓦礫は場内に限られているが、場外も崩壊しており、倒壊した瓦礫が普通に地面に転がっている。

気候としては若干肌寒く、風は場所により様々、大気汚染がひどく呼吸が苦しい。また重力のせいか場内に雲が一切入ってこない。


・名前


『雷角』ゼラパ


・外見


234cm 156kg

短い黒毛に全身を覆われ、部分的に金属突起のあるミノタウロスだった男、今はサイボーグになっている。

赤一色の眼球、角は金属製、牛の頭部はそれでも感情などが抜け落ちているとわかる。

マッスルな巨体に、首の後ろや胸、二の腕、手の甲などに螺子の頭のような金属の突起があり、更に皮膚下には追加神経のワイヤーが通されている。

胸、肩、腰回り、足を守る赤色のプロテクター、手には長さ1mほどのスレッジハンマーを装備している。


・経歴


元は異世界出身の、ミノタウロスの勇者だった。

バトルマニアで、強者と戦うことを生きがいにしていたが、転生者によりコテンパンにやられた。

それが悔しくて特訓し、だけども負け、強化魔法を用いて、負け、ドーピングして、負け、最後には禁術だったサイボーグ化までもしてようやく勝てるところまできた。

が、これで転生者が負けると女神の顔に泥が塗られるため、そうなる前に回収され、処分のために戦いに投入された。


・性格


上記の通り、バトルマニアで、強者と戦い、高め合うことを生きがいにしている。

自己鍛錬を欠かせず、手段を選ばず、強くなれるなら何でもする。

微妙にマゾであり、激痛の中に快感を覚えている。

頭はさほどよろしくはないが、戦いに関する計算は速い。


・能力


単純にマッスルが強い。ドーピングをしているとはいえ、筋肉自体は生もので、しなやかながら丈夫で、当然パワフル。重い体重を思わせないほそど足取りは軽やかで、直線的な突進力だけでなくジャンプキックもかませる。

強化神経

体中にある金属突起と神経ワイヤーにより通常の神経を上回る速度で脳からの命令を伝達でき、動作自体は大きく無駄が大きいにも関わらずとんでもなく早い。その反動として筋肉に凄まじい激痛が走るも、本人は気にしてない。

赤色眼球

コンタクトレンズの要領で強化外装を眼球に被せている。視野は下がるが強度が跳ね上がっている、当然痛いが気にしてない。

ブレインバースト

頭部の角から脳内で高ぶった感情を電撃に変えてビームのように発射できる。飛び道具ながら距離による元帥が激しく、至近距離ならば黒焦げだが、10mほどで激痛が走るだけ程度まで威力が落ちる。


・戦法


戦いは好きだがお喋りは嫌いなため、攻撃のさなかに挨拶を混ぜてくる。

足場を自在に跳ね回り、まるで重力の間を泳ぐような突撃で相手を吹き飛ばす。直線的に接近、スレッジハンマーでぶっ飛ばし、逃げられたならブレインバーストで足止めする。

その他色々と応用を効かせて多彩な攻撃手段を見せつける。

一方でバトルマニアゆえに落下死などのつまらない結果を嫌い、追撃をしなかったりと甘い。


脅威

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