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・舞台
ダンジョン
・概要
地下に広がる通路と部屋とで構成された危険な場所、構造としては地下九百九十九階ある中の百五十階辺りにドアが出る。
各階層には一か所ずつ、上へと下への階段がある。また外周はどれも場内にあり、場外に出るには階段で登るか降りる必要がある。
黄色いブロックを重ねた壁と床と天井は不可思議の力により守られていて、破壊が困難な上にぼんやりと光っていて光源がないのに明るい。
通路は横高さ2mほど、部屋の大きさは2m刻みで角が直角、高さは変わらないが形は様々、加えてモンスターや罠、宝箱がランダムに配置されている。
モンスターはスケルトン、スライム、ジャイアントリザード、ゴーレムなど多彩。
罠は虎バサミ、腐食液、落とし穴、モンスター召喚、落とし穴など、注意深く見ればそれらしい影が見つけられる。
宝箱の中身はスライム、錆びた武器、薬草、ドレス、巻物など、どれも質の悪い安物。
ダンジョン内にはほんのわずかな空気の流れがあり、辿れば地下から地上へと流れているので目印になる。
・名前
『七等分の勇者』シュウ
・外見
160cm 44kg
一束だけ前髪が長い髪、細い目に歯並びが悪い男。髪と瞳の色はコロコロ変わる。
体形はやせ型、爪を噛む癖があり、両手とも指先はボロボロ。
黒いズボンに白いシャツ、革ベルトで胸の辺りを締め付けている。靴は青のスニーカー、靴下ははかない主義。
手には武器はないが、常にぶ厚い日記帳とマジックペンを持ち歩いて、事あることに書き込み、読み返している。
・経歴
異世界転生して魔王倒した勇者、物語としてはエンディングの直前に当たる。
七人のヒロインに対して誰と結ばれるかの段階になり、選べず、ならばマルチエンドを狙った。
が、失敗、自分を転生させた女神に泣きついた。
願いをかなえる代価として戦いに参戦する。
・性格
優柔不断、流されやすく、自分では何も決められない。
そのくせ主張は激しく、文句ばかりを言って自分の意思に反する忠告を受け入れない。
どんくさく、要領悪く、同じことを繰り返したり忘れたり反省しなかったりとかなり頭が悪い。なので同じ本を何度でも何度でも楽しめる。
性欲は旺盛、女性ならば何でもいける。
・能力
外見に似合わず身体能力は高く、スタミナは無限、パワーやスピードも並みではない。加えて各種スキルにより大抵の事柄は行える。
七等分
その名の通り七つの属性、火、水、風、雷、土、エスパー、ノーマルのスタイルに変身する。そこに狗、猿、鶏の使い魔と、剣、銃、盾の武具を召喚することでバリエーションは一気に増える。
使い魔は一度に一体のみ、間隔は共有しており、手足のごとく動かせるがあまり遠くまでは離れられない。
武具は属性ごとに必殺技が設定されている。
本来は属性ごとに分身するはずが、半端なことをやったがためにこの姿となっており、体は一つだが人格は七つ、命も意識も七つに分かれている。なので七回死ねる。死んでから他の人格へは自動で切り替わる。
またエスパーの人格が残っていればモンスターの命を集めることで死んだ他の自分を蘇らせることも可能。
しかし各人格はそれぞれの記憶を共有していないため、日記帳に書かれてなければおんなじ手に引っ掛かる。
・戦法
単純にごりおす。これまで強者と戦った経験がないため、考えなしに当てもなく探し回り、見つけたら正面から殴りかかる。武器や属性はその場の気分で切り替えている。
しかし一度でも死亡したならば警戒し、距離をとり、日記を書いて回し読みする。一定距離からは使い魔を通して情報収集に徹し、日記を書き進め、十分情報の共有化が完成してから打って出る。
日記が無いなら壁に書きつける程度の頭はあるが、それだけで、応用力は皆無。
脅威
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