30
・舞台
聖地
・概要
黒い四角錘が四つ、逆さに並んだ独特の形の建物を中心としたハイカラな一帯。立地としてはどこかの埋め立て地らしく、蒸し暑く、潮の臭いのする風が強く吹く。
外側にはとってつけたような自然に広大な駐車場、無人の駅に、自動販売機がある。なお天円は使えない。
建物内は空調が弱く、微妙に暑い。また汗臭い。
綺麗で長い廊下を行けばやたらと広くて高い天井の部屋にたどり着く。部屋の中にはびっちりと、パイプ椅子と折りたたみ机が規則正しく並べられている。
トイレは広くて綺麗だが臭い。
・名前
『千天使』ヲタ
・外見
197cm 47kg×1000人
全員が黒目黒髪、細い顎に大きな頭、細い手足は色白で、長い間風呂に入ってない臭いがする。それが千人、そっくり同じ顔で揃っている。
頭の上にはかすか光る輪の欠片が浮かんでいて、千人集めるとやっと輪になる。
服装はほぼ同じだが微妙に異なり、肩までめくったtシャツに長ズボン、頭にバンダナ、背中にリュック、両手に紙袋を下げている。それらのガラが微妙に異なる。
・経歴
異世界転生、ノルマで押し付けられた元引きこもりたちを何とかしようとした成れの果て。
チートを与えたところで日常生活を送れるだけの生活能力さえもないためスローライフも送れない欠陥品ども。
そのまま無職にすると女神の評価が落ちるために形だけ天使候補生として就職させた。
が、そこでも負債として腐り続け、このままではジリ貧だと強行策、一人一人ではゴミなのでかき集めて合体させ、一つにまとめたらもう少しは便利になるかと思ったが、結局はゴミが増えた上に処分しにくくなった。
戦いに参戦させられたのは処分を代行させるためだが、万が一勝利した場合、こいつらをモデルケースに、価値のない転生者を一斉処理するフランチャイズ計画が動き出す。
・性格
基本無口、内向的、積極性にかけ、嫌なことがあると睨み返すだけ、風呂嫌い、料理できない、ほっといたら寝てるだけ、一方で興味があることに関しては早口に喋る。
自分には隠された力が眠っており、ただ運が悪かっただけだと原因が外部にあると信じており、幸運が回れば一発逆転だ、と思って結局何もしない。ギャンブルもしない。
千人が同じような性格ながら記憶は繋がっていない。
・能力
身体能力は悲しいほど低いが、長年引きこもって溜めてきた光の力により驚異的な再生能力を持つ。指の一本や二本ぐらいならば泣き叫んでいる間に再生し、生え変わる。
単一生命体
千人が一つの命を共有している。なので千人が一人と数えることができる。
また千人の内の一人が死んでも、残りが生きていればそちらから再生能力が流れ込み、即死の傷なら五分、チリも残らないレベルでも一時間で復活する。なので一人一人個別に叩かれてもダメージにはならない。
唯一死ぬ可能性があるとしたら千人が同時に死亡した場合のみ。
武装としてはパイプ椅子ぐらい。それ以外の持ち物としてはペットボトルにエナジードリンクにタオル、後は膨大な数のエロ本、それとこの世界のお金もいくらかある。それと携帯電話に無線機などを隠し持ってる。
・戦法
基本はバラバラに行動し、広い室内の机に自作の酷いエロ本を広げ、品評会をやっている。
敵を見つけると取り合えず絶叫して威嚇する。
美女だったら囲って逃さず、でも囲むだけで何もできない。
弱そうなら囲んでパイプ椅子で叩く。弱い者いじめ大好き。
強そうだったり武装してたら一目散に解散し、ひたすら逃げ回り、泣け叫び、隠れて、命乞いする。生き汚い。
微妙に賢く、千人の内の一人でも場内にいればよいので何人かは場外に潜み、無線機などで連絡を取り合って、様子を見ては中に入ったり出たりしてる。
それだけ。これと言って勝ち手段があるわけでもなく、当座生き残れればいいとの考えばかりで、埒が明かない。
面倒
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