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・舞台


大きな木が生えた丘


・概要


一面が青々とした芝生に、こんもりと盛り上がった丘、そこに何の木かは不明だが気になる大きな木が生えている。

他には見渡す限り他に何もなく、あまりにもそれだけのシチュエーションに人工的に造られた感じさえする。

空は晴天、昼まぶしく、夜でさえも星空で明るい。


・名前


『魔王』ムルルガイ


・外見


190cm 91kg

邪悪な雰囲気を纏った男。

うっすらと褐色な肌、オールバックな黒髪、左右に蝶の羽のように広がる口髭、眼球は全て黒く、尖った耳にがっちりした顎、絶対にまともではない雰囲気をしている。

服装は優雅な貴族風、黒と赤いスカーフできっちり固めているが、その下の屈強な体は隠しきれていない。

見せはしないが、胸元に黒色の眼球のようなオーブが埋め込まれてあり、そこから常人でも感知できるほどの協力で邪悪な魔力を発している。

同じようなオーブを別に七つ、自身の周りに衛生のように浮かべて回している。

それらとは別に大きな木の木陰に木製の椅子とテーブルを置き、一人でチェスなどしてる。


・経歴


まんま魔王、本名はやたらと長い。

とある異世界にて、そこに住まう生き物を全て生贄にして神になろうと目論んでいた。

本来ならば勇者として転生者を差し向け、駆除されるべき悪だが、あまりにも実力差があり、下手な勇者では勝てそうにないからと諸々のルールを破ってこの世界に隔離した。

戦いに駆り出されたのは女神の退屈しのぎと、あわよくば駆除、それと他の神への建前のため。


・性格


傲慢、王であったため、人に合わせる行為を理解できない。

一見すれば礼儀正しいが、その実は全てを見下しており、女神さえもいずれは超えると確信している。

知的、冷静、挑発に乗ることはまずない。

芸術肌で、自身の美学があり、その通りに行動するしかない。


・能力


女神のお墨付きがあるほど、能力は高い。特に秀でた魔力と、それをもとにした身体強化魔術により、素手でもかなりの強さを誇る。

オーブ

周囲に浮かぶ七つのオーブは胸のオーブを介して本体と繋がっており、魔力や感覚を共有できる。

オーブはそれ自体が結界の塊でもあり、かなり丈夫、また周囲から魔力を吸う『ドレイン』も常時発動しているため、撃ち込まれた上に食われるという二重の攻撃となる。

その他、闇属性の黒色ビームや黒色バリア、応用して剣を作るなど多芸。

ストックライフ

オーブ一つを砕くことで自動で蘇生できる。なので理論上、胸のを合わせて九回、殺さなければならないが、蘇生までの時間が丸一日なので今回は関係ない。


・戦法


高慢な性格ゆえ、決闘以外に考えられない。名乗りを上げ、コインを投げて落ちて始める。

闘い方は基本、本体は動かずオーブで叩きのめす。

直線の撃ち込みや背後などの死角からの打撃と多彩。無駄に痛めつけるのは美学に反するが、致命傷を与えるための下準備としてのフェイントやガード崩しは容認している。

耐久力はバリアによってかなり高いが、黒いので視野も封じられるためギリギリまで使わない癖があり、逆に死角からの不意打ちで思わぬダメージを受ける。


産まれてくるべきではなかった

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