第50話 ギルドに報告

ゴブリン討伐を終えた俺達は、馬車でタリムの町に戻る。


ギルドに向かうとサラが出迎えてくれた。

リックが討伐証明部位であるゴブリンの片耳を渡し戦いの経緯を話すと、サラはその数に驚く。


「50匹以上もいたんですか…。こちらの情報が不正確で申し訳ありません。」


サラはギルドマスターのマルコに状況を話して報酬を増額してくれた。

一人当たり銅貨20枚とゴブリンの魔石9個、悪くない報酬だ。

その後報酬の分配が行われ、討伐隊のメンバーとはギルドで別れることとなった。


「ショウ。お前のスキル凄かったぞ!また一緒にパーティを組めるといいな!」


「ゴル可愛いかったわ。また一緒に依頼を受けられたらいいわね。」


討伐隊のメンバーから、次回も一緒のパーティになる事について前向きな言葉をもらって、悪い気がしない。野球のユニフォームで討伐隊に参加する事になりどうなるかと思ったが、今回はその野球のユニフォームのスキルに助けられたな。


「ショウ。貴方の信奉する神様は凄いのね。言葉だけでゴブリンを恐慌状態にするスキルを授けてくれるなんて。今度、その神様について詳しく教えてね。」

最後に別れの挨拶をしたナユタは、女神ミウラに興味を持ったようだ。

これは信者を増やすチャンスかもしれない。





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