第34話 ゴル

ミウラとの通話が切れて、あらためて目の前のゴールデンレトリバーを見ると、舌を出し遊んで欲しそうな顔をしている。さて、どうしたものか。


まずは名前を決めるか…うーん。

いいのが思いつかないな。

じゃあ安直だが、犬種名を略して、


「お前の名前は【ゴル】に決めたぞ!いいか?」


俺がそう言うとゴルは、ワンと嬉しそうに吠える。

さて、これで名前は決まったと、次はゴルのデータを見るか。


【テイム】アプリを起動しようとした時、腕時計が振動する。


モンスターだ!


腕時計の針は14時の方向を指し、ウォーウルフのホログラムが時計の上にあらわれる。


ゴルのデータを見てから戦いたかったが時間がないようだ。


「ゴル!モンスターが来るぞ!俺と一緒に戦ってくれ!」


「ワン!」

ゴルは元気よく返事をする。





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