第33話 歪みと神力2

「そこで問題となるのが私の神力なんだけど…残念ながらあまり強くないわ。なにしろ私はまだまだ若い神だからね。」


若いと厚化粧のオバちゃん顔の人、いや、神に言われてもいまいち説得はないぞ。


「そのため私は歪みを少なくするため、ショウを元の世界とこの世界に交互に転移させたり、祝福ギフトで得られる物の外形データをショウの元の世界から持って来てたりしたのよ。」


祝福ギフトが全てランダムとつくのも、そのためか。」


「ええ、そうよ。外形データをショウの世界から持って来るにしても、数を制限して、ランダムにした方が歪みが少ないわ。」


「なるほどな…」


祝福ギフトについて、話すべき事は全て話したけど何か他に質問ある?」


「現時点ではないかな。」


「それは良かった。」


ブチッ!


ミウラからの通話が切られた。

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