第15話 町に行きたい!

魔法や魔力などの関係はわかったが、これからどうするか。


まずは日が落ちる前に町に行きたい。

モンスターにいつ襲われるかわからない草原で、一人で野営は厳しい。

そこで問題となるのは、町がどの方向にあるかだ。

スマホに地図アプリがないだろうか。


俺は暫くスマホを調べみるが見つからない。

うーん、困ったなぁ。


…あ、そう言えば、モンスターが来たのを知らせたのが腕時計だったが、モンスターが来る方向まで知らせてくれてたな。もしや、コンパス的な機能も持っているのかも。


俺は腕時計を【アイテム】アプリでスキャンしてみる。

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◯俯瞰時計

・モンスター探知

・ナビゲーション機能

・****

----


おお当たりだ!

さて次の問題はどうやって使うかだ。


そう言えば、懐中電灯をリュックから取り出した時、「モンスターを解体するアイテム」と念じたら手に入ったが、同じ原理なら…


俺は「一番近い町に行きたい」と念じながら、腕時計に触れる。

すると、時計の長針と短針が3時の方向を指す。

これは3時の方向に町があるということか?


…他に情報がないのだから、信じて歩いてみよう。

俺は腕時計が示した方向に歩き出す。





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