第24話 ナタリーと凛
「なんだ、最初から素直に言えばいいじゃない」
「朝っぱらから魔法で人ん家のドア破壊しといてよく言うよ」
「しょうがないじゃない、凛は起きないし、部屋から女の子の声聞こえるし」
「私は凛の両親から凛を任されているの!だから責任があるのよ」
結衣はご飯を食べながら自分の正当性を説明していた。
「で、その女の子は誰なのよ?」
「俺も分からないよ」
「朝起きたらベッドの中にいたんだから」
「そんな漫画みたいなこと信じられるわけじゃないじゃない!」
結衣の言う通りだ
確かに漫画みたいな出来事なんだよな〜
しかも、金髪碧眼の美少女。
「君は名前はなんて言うの?」
俺は一緒に朝ごはんを食べていた美少女に名前を聞いてみる。
「私はナタリーだよ」
「そうなんだ」
「ナタリーちゃんって言うのか」
どうやら日本人じゃなさそうだな。
「ナタリーちゃんはどこから来たの?」
「ナタリーはロシアから来たんだよ!」
分からない。
どう考えても俺にロシアの知り合いなんていないんだよな〜。
「凛、あんまりデレデレしない!」
「デレデレしてねーよ!」
なんで今日の結衣は怒ってるんだ?
「おねーちゃんはパパのこと好きなの?」
「うっ!?、そんな事ないわよ!」
結衣は味噌汁を詰まらせながら喋った。
「私は凛の両親に凛のことを任されてるからであってね」
結衣は子供相手に向きになって説明している
「結衣、相手は子供なんだからそんなに本気にならなくてもいいだろ」
「さぁ、そろそろ学校に行かないと」
「ナタリーも学校に行く」
ナタリーもついてきたいらしい
まぁ、俺の家で一人でいるくらいなら
学校に一緒にいた方がいいか
「うん、じゃナタリーも学校に行こうか!」
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