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  • このあくなき世界唯一のへの応援コメント

    脳内に機械をインストールし、効率的で均質化された平和なディストピアを少女の関係性を通して描写する。たいへん好きな要素です。

    だれかに憧れ、けっきょくなれなかったアリルと、彼女との関係を育み内からの声を思い出した主人公。押しつけがましい優しさに満ちた世界への反逆が示されたラストは、たしかな読後感がありました。

    言葉にしちゃうのもちょっとアレなんですが、作品タイトル。激する感情を持った人間がいない「悪なき」と、満ち足りることがない「飽くなき」をかけてるんですよね。そこもすんごいと感じました。