謎だらけ
被害数九隻。
『魔境の怪物』により破壊された船の数だ。失われた人員数は三百人を超え、被害の甚大さを物語る。しかもこの被害は、『魔境の怪物』が出現してからのほんの数分で生じたもの。そして人類が繰り出した全力の反撃は、怪物に掠り傷一つ付ける事さえ出来ていない。桁違いの戦闘力は比喩でなく人類文明を滅ぼすに足る力であり、文明の『強さ』を信じきっている一般人達がこの生物の存在を知れば、世界中で大きな混乱が起きるだろう。
何より恐ろしいのは――――何故攻撃されたのか、それがさっぱり分からないという点。被害を避けようにも、理由が分からなければどうにもならない。
そしてこの謎を調べるのが『ミネルヴァのフクロウ』の役目である。
「という訳で、今回の調査目的は何故『魔境の怪物』は船や航空機を襲うのか、よ。まぁ、もう三十年以上同じ事調べているんだけどね」
かくしてシャロンが告げた任務の詳細に、レイナは目をパチクリさせた。
『魔境の怪物』から逃げたレイナ達を乗せた船は今、襲われた地点から二十キロほど離れた大海原を漂っている。シャロン曰くこの辺りは安全圏であり、『魔境の怪物』に襲われる心配は、ほぼ、ないらしい。生息圏が拡大している可能性があるので、保証は出来ないそうだが。
ともあれ一応此処ではゆっくり出来ると、レイナとシャロンは船内の食堂 ― 五人も入れば窮屈になるような個室だ。室内の真ん中には大きなテーブルがあり、それを囲うようにクッションが置かれている ― にて食事をしていた。食事といってもちゃんとした料理ではなく、色取り取りな缶詰である。
魚の缶詰を箸で突っつきながら、レイナは先のシャロンの言葉を聞いている。口の中にあった魚の身をごくりと飲み込んでから、レイナはシャロンに訊き返した。
「……そんなレベルで未知なのですか、あの怪物」
「怪物なんてどいつもこいつも未知ばかりよ。大抵の奴は何食べてるのかすら分かってないし。『魔境の怪物』も自然環境下での食物は不明だから、ついでにこれも調査対象よ。まぁ、何食べてるのか分かんない生物なんて、珍しくもないけど」
「そうですけどねぇ……」
シャロンの言葉に、同意しながらレイナは苦笑い。
シャロンが言うように、自然環境下での食物が判明していない生物というのは存外多い。一般人からは飼育すれば分かるだろと言われそうだが、飼育下と自然環境下の生物は別物である。飼育下では普段口にしないものをバリバリ食べたり、或いは普段の餌を全く口にしなかったりなんてのはざら。飼育で分かるのは「多分こんな感じのものを食べている」程度のものに過ぎない。中には与えた餌を全く食べないようなのもおり、傾向すら掴めない種もいるほどだ。
勿論、じゃあ飼育は無意味かといえばそんな事はなく、生きた姿を間近で観察出来るため非常に優れた研究手法だ。これだけに頼るのが良くないという話である……が、そもそも『
食性を調べるなら、飼育以外の方法を使うしかない。例えば解剖して胃の中を調べるのも、よく行われる手法だ。これなら自然界で食べたものを確認出来る。しかしなんらかの物体が見付かったとして、それが積極的に食べるものか、空腹に耐えかねてがむしゃらに食べたものかは憶測の域を出ない。長期間絶食するような生物だと、どれだけ腹を掻っ捌いても空っぽなんて事もあり得る話だ。解剖も完璧ではない。そしてこの方法に関しても、捕まえる以前にそもそも人類に『魔境の怪物』を倒せるのか怪しい訳で。
残す手立ては、追跡調査か野外観察で確認する事だけだろう。それにこの方法こそが、自然環境下での食性を知る上で理想的な調査ある。食べているものを直接確認出来るし、前後の行動を見れば、その食事が積極的か偶発的か判断しやすい。正しく理想的だ……難易度に目を瞑れば。
野外観察が難しい生物というのも、これまた多い。例えば昆虫や土壌生物などの小さい上に見失いがちな生物、或いは砂漠や洞窟など人の長期滞在が困難な地に生息している種などが挙げられる。『魔境の怪物』の生息域は海。大変難しい立地条件だ。
食性という観点一つ取っても、『魔境の怪物』はあらゆら困難の寄せ集めだ。戦闘力が高いので解剖や飼育は困難、追跡調査をしようにも稀少な上に海暮らしの彼等の生活を追い続けるのは難しいだろう――――
等とレイナは考えていた。
「アイツらを研究する上で唯一の救いは、数が多い事なのよねぇ。お陰で観察例はそこそこあるし、生体サンプルもかなり取れるから飼育や解剖のデータもたくさんあるし」
ところがその考えは、シャロンによってばっさりと否定されてしまう。ついでに言うとその言葉は、大変恐ろしい現状を語るものでもあった。
「……え。数、多いんですか?」
「ドン引きするぐらい多いわよ。遭遇頻度などから算出された成体の推定個体数が約五千。成長途中の幼体を含めれば三~八万。ぶっちゃけフェルミ推定みたいなもんで、正確性はかなーり微妙だけど」
「いやいやいやいや!? そうだとしても、いくらなんでも多過ぎませんかそれ!?」
さらりとシャロンは語ったが、レイナの頭はすっかり混乱状態。声を荒らげてしまうほど動揺していた。
世界最強の軍隊である米海軍に匹敵する船団を、ものの数分で壊滅に追い込む生物が数千以上ひしめく……勿論その事が恐ろしくないといえば嘘になる。しかしながら彼等は恐らく何万年も前から存在している種であり、人間が大海原に進出していなければ出会わなかった存在の筈。自分から首を突っ込んでいながら「恐ろしい恐ろしい」というのは、酷く滑稽だとレイナは思う。よって戦闘力云々はどうでも良い。
レイナが動揺した理由は、あくまで学術的見知からだ。
『魔境の怪物』は体長二百メートルにもなる超巨大種である。しかも空を飛ぶほどの身体能力があるという事は、その体内には強力な筋肉がある筈だ。筋肉というのは身体を動かすために欠かせないが、極めて燃費の悪い組織でもある。どれぐらい悪いかといえば、ナマケモノのようにろくに動けないほど退化させる事が生存戦略として役立つほど。驚異的な身体能力を誇る『魔境の怪物』は、相当基礎代謝が高くなければおかしい。
基礎代謝が高いとは、即ち多くのカロリーを必要とするという事……たくさん食べるという事だ。ヒトデが基礎代謝の低い『変温動物』である事を考慮しても、一日数十~数百トン程度の動物質は必要になるのではなかろうか。
ましてやそんなものが五千以上ひしめくには、どれだけの食べ物が必要なのか。ちなみに現在 ― 西暦二〇〇X年 ― の世界全体の年間漁獲量は約九千万トン。一九九〇年代から頭打ちとなり、以降横ばいが続いている状態だ。これだけの漁獲量でも乱獲による海産資源の減少が問題視されている訳だが……仮に五千体の『魔境の怪物』が毎日五百トンの水産物を食べた場合、一年で九億トン近く消費する計算である。どう考えても地球の海で賄いきれる量じゃない。
『星屑の怪物』の時のように、『魔境の怪物』の影響でバミューダ海域に独自の生態系が築かれている可能性はある。つまりこの地の生態系が、『魔境の怪物』の存在により生産性の高い性質へと進化した可能性はあるが……だとしても地球から見ればちっぽけな海域で、全世界の漁獲量を十倍も上回る水産物が生まれているなんて流石に考えられない。仮にそれほどの生産力があるなら、おこぼれだけでこのバミューダ海域近隣はとんでもなく豊かになる。恐らく、今後数百年人類は海産資源の枯渇など考えなくても済むぐらいに。
少なくともこの怪物の餌は、普通の海産物ではないようだ。
「本当に、何を食べてるんでしょうか……」
「さぁてねぇ。観測可能なぐらい接近した状態を維持したら、すぐ攻撃されて海の藻屑。定点観測装置や衛星を使おうにも、普段は深海に暮らしてるから無理。深海調査のための無人探査船を送っても、大体深度五千メートル地点で他の生物に破壊されちゃうし……」
「あ、普段は海底暮らしなんですか。じゃあ、わざわざ船を沈めるために浮上してきた、という事ですか?」
「いいえ。あの子達が船に反応するのは、自らの半径十五キロ圏内に入った時だけよ。この辺りの海域は最大で水深二万メートル、つまり二十キロほどだから、普段の生息域である海底からなら見付からないわ。まぁ、この普段のってのも推定だけどね。さっきも言ったように、五千メートルから先には探査船送り込んでも沈められちゃうし。形態からして海底生活者なのは間違いないと思うけど」
「……あの。地球で一番深い場所って、確かマリアナ海溝の水深一万メートルちょっとだったと思うのですが」
「怪物の秘匿方法は二つ。生息域を立ち入り禁止にするか、生息地そのものを秘匿するか。今回は後者ね」
つまりこの地球には、『表向き』存在しない事になっている不思議な土地がまだまだたくさんあるらしい。
先日先輩が言っていた「怪物達の地球」という言葉の意味をひしひしと感じる。同時に、この星は全く調査が進んでいない未知の世界なのだという事を感じ、ワクワクがレイナの胸を満たす。
もっと知りたい。
もっと調べたい。
そして今、レイナはそのために此処に来ている。
「だとすると、彼等はなんらかの目的で海底から浮上している、という事ですか?」
「その通り。そしてその理由は判明しているわ……産卵のためよ。次世代を産み落とすために、彼等は深さ二万メートルの世界から、水深数百メートルの領域までやってくるの。産卵活動は極めて散発的で、三~四ヶ月ほど継続されるわ。そしてそのついでに船を撃沈している。さっきのようにね」
レイナの疑問に、シャロンは答えを教えてくれた。
産卵のために普段の生息地から移動する、というのは珍しい事ではない。例えば日本人の大好物であるウナギは、普段は川で生活し、産卵の時期になるとグアムやマリアナ諸島の海まで移動する。『魔境の怪物』がそのような繁殖行動を取っていたとしても、特段不思議な話ではない。勿論その生態的意義や生態系への影響は謎だらけだろうが。
食性不明。正確な個体数不明。実際の生息地不明。浮上理由不明。そして船を襲う理由も不明。
何もかもが謎だらけ。『謎の怪物』と改名した方が良いのではないかと思うぐらい、分からない事だらけだ。
「……成程。少しでも生態の秘密を解明しないと、保護や隠蔽も難しくなりますし、船の安全な航行も出来ませんね」
「その通り。ちなみに大型の海生生物、具体的にはイルカやクジラを、『魔境の怪物』は襲わない事が確認されているわ。というか、生物への攻撃性が全く見られないのよね。産卵の前後なんて普段と性質が色々異なるものだから、普段暮らしている深海でどうかは分からないけど」
「うーん、生物は襲わないのですか……」
「少し話が長くなってきたし、判明している点を纏めましょう」
シャロンは指を四本立て、先程語った内容を一つ一つおさらいする。
一つ、『魔境の怪物』はどうしてか船や航空機を襲う。
二つ、普段は水深二万メートルの場所に暮らし、繁殖期になると数百メートル程度の深さまで浮上してくる(推定)
三つ、餌は不明。
四つ、少なくとも産卵期の間、生物は襲わない。
シャロンは四本の指を折り終えると、レイナの目をじっと見てくる。「あなたの意見を聞かせてほしい」というサインだと受け取ったレイナは、食べる手が止まっていた缶詰の中身を一口含み、よく噛みながら考え込む。
シャロンの話は、きっと多くの犠牲を出しながら獲得したデータに基づくもの。決して軽んじてはならない。
が、どれだけ人命を費やしたところで、あくまで現在までに『観察』された範囲での話だ。産卵期という特殊な条件下で起きた事かも知れないし、観測者側の勘違いや願望により事実が捻じ曲げられている可能性もある。
故人を想うあまり盲信的になっては、却って真実は遠ざかるもの。情熱を抱きつつも根っこの方はクールに。科学者に求められるのは、相反する心の両立だ。勿論簡単に出来る事ではないが、意識するだけで幾分マシになる。
科学者としての心構えを胸に、レイナは『魔境の怪物』が船や航空機を襲う理由について推察してみる。
「(例えば威嚇行動とかどうかなぁ)」
真っ先に考え付いたのは天敵を追い払うため、というものだった。成体は敵なしだろうが、産まれたばかりの卵や幼体はそれなりに弱々しく、天敵も存在するだろう。そうした天敵に対し成体が積極的に回転切り裂きアタック(命名:レイナ)を仕掛けるのは、力のない幼体が生存する上で有利に働く筈だ。
しかし生物を襲わないという観測がこれを否定する。船を切り刻むより、天敵を直に粉砕する方がずっと効率的だろう。『魔境の怪物』にはそれを可能とする力がある筈なのだから。
「(じゃあ、異性へのアピールとか)」
例えばコオロギやセミなどの昆虫は、鳴いて雌を集める事が一般にもよく知られている。そうした行動は天敵に見付かりやすくなるため生存上不利であるが、雌と出会って交尾するという意味では有利だ。進化とは自分が生き延びる方へと進むのではなく、より多くの子孫を残せる方へと進むもの。個体としては天敵に食べられて短命に終わっても、多くの異性と交尾してたくさんの子孫を残せているのなら『適応的』なのだ。
コオロギ以外にも、雌の気を惹くためダンスを踊る鳥や、雄同士でケンカをするシカなど、異性を獲得するため生存上不利になる行動を取る種は幾らでも挙げられる。『魔境の怪物』も配偶者を得るため、海上を飛び回り、飛行機や船を切り落とすのかも知れない。
しかしこれも考え難い可能性だ。もしもあの海上飛行が異性へのアピールなら、もっと頻繁に見られてもおかしくない。何しろ成体だけで推定五千体もいるのだから。
大体海上のものを切り落とすのがアピールだとすれば、人間が飛行機や船を飛ばす前まで、大海原に暮らす彼等は何を切っていたというのか。鳥だろうか? 生物は襲わないとシャロンが明言している以上、鳥ではない。そうなるともう、海の上には何もないではないか。
或いはこの『求愛行動』が飛行機や船の誕生以降、急速に発達したという可能性もある。しかし『魔境の怪物』はその大きさから考えるに、世代交代にはかなり時間が掛かるだろう。果たして数百年程度で、こうも行動が進化するのか? 生命の進化は人類の常識を易々と跳び越えるので、あり得ないとは言えないが……もっと自然な考えの方が良さそうだ。
色々と考えてみるが、中々良い案が浮かばない。されど何かないかとシャロンに期待された以上、何も答えない訳にもいかない。レイナはうんうん唸りながら、何かないかと考えて。
「……海底には金属生命体が生息していて、普段彼等はそいつらと戦っている、とか」
我ながら随分とSF的思想をしているなと思う案しか出せなかった。
ところがシャロンはそれを笑うどころか、真面目な顔で聞き入れる。本気でその可能性を考えている事が、透き通った眼差しから窺い知れた。
「……成程。金属生命体と彼等は敵対しているから、海上に存在する船や飛行機を敵だと思う訳ね」
「あ、はい。えと……なんというか……すみません。思い付きです」
「あら、何故謝るの? 中々斬新で、面白い意見だと思うわ。それに可能性はゼロじゃない。ウロコフネタマガイという一般にも知られている深海生物がいるけど、彼等は全身を鉄で覆うような進化を遂げたわ。生命は必要であれば金属を取り込み、身体の一部とする力があるという実例よ。もしかすると『魔境の怪物』の住処には、そうした性質を保つ別種の怪物が潜んでいるかも知れない」
何しろ未探査なんだもの。最後にそう結び、シャロンはレイナの意見を肯定した。まさか肯定されるとは思わず、レイナは少し呆けてしまう。
しかしすぐに、自分の意見があながち突拍子のないものではないと理解した。自分が思っていた以上に生命というのは多様であり、人間の想像力など平気で無視する存在なのだ。空想に浸るだけでは、真実には決して辿り着けない。
ならば、知る方法は二つしかない。
彼等の暮らすところを観察するか、生体を捕獲して観察する事だ。
「うーん……やっぱり生息地での観察がしたいですよね。でも送り込んだ探査艇はみんな壊されちゃうみたいだし……」
「色々やってはみたんだけどねー。無人機のコンピュータが悪いのかと思って、アナログな有人機を送り込んだ事もあるのよ。ある国の死刑囚を五人ぐらい乗せて、繋いだロープで深度を調整する超原始的なやつ。ふつーに切られたけどね。『魔境の怪物』じゃなくて、他の危険生物の仕業だと思うけど」
「……今なんかさらっと恐ろしい事言いませんでした?」
「人材は限りある大切な資源。意味もなく潰した挙句に燃やしてしまうより、きっちり有効活用すべきだと思わない?」
「うへぇ……」
死刑廃止論者が聞けば激怒を通り越して憤死しそうな話を、顔を顰めるだけでやり過ごすレイナ。何事もなかったかのように、缶詰の中に残ったスープを飲み干す。魚の脂がたっぷりと浮いた、濃厚な旨味に満ちたスープだ。腹と舌を満たしたレイナは満足げな息を吐き、自分の属する組織の『黒さ』を綺麗さっぱり忘れる。
――――さて、無人機や有人機による調査も駄目ときた。ならば残す手立てはただ一つ。
幸いにして『それ』の確保が容易である事は、シャロンの口から語られていた。新人である自分に分けてもらえるほどかは分からないが、訊いてみる分にはタダである。
「なら、後は生体観察ぐらいですかね……確か生体サンプルは豊富なんですよね? 私が見ても大丈夫ですか?」
「ええ、構わないわよ。難なら今から新鮮なやつを確保する?」
「え? 今から?」
レイナが尋ねるとシャロンは許可と共に提案し、レイナはキョトンとしてしまう。確かにサンプルはたくさんあると言っていたが、今から採りに行けるとはどういう事か?
疑問から目をパチクリさせていると、シャロンは少し自慢げに微笑む。何も知らないレイナに発表出来る事が、とても嬉しいと語るように。
そしてシャロンは告げるのだ。
「今は産卵期なのよ? このタイミングならたくさんいるのよ。生まれたての彼等が、ね」
呆気に取られていたレイナの心を、一瞬でワクワクさせる一言を……
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