一番星
月のきおん
第1話
勉強も運動も皆一番に成れるよう、そして力強く。
私はクラスの旗を考える。
皆もグングンと考える。
私は画用紙に星が七色に輝いて皆の夢を運ぶ
色とりどりの風船を描いた。
皆もクラスの旗のアイデアを描いて行く。
そして私と杉野君の錨が海に沈みどっしり構えて何事にも負けない強いクラスのイメージがアイデアとして選ばれた。
私はとても緊張して居た、そして嬉しかった
。
この後担任の先生が私と杉野君に学級文集を作るが表紙を描く様にと今日の宿題に頼んで来た。
私はかなり動揺した。
いつも漫画を好んで読むが人前にイラストを描くなんて経験が無い、どうしよう。
杉野君は私に自分のも描いてね、と頼んで来た。
益々プレッシャーに弱い私は焦り出す。
漫画のイラストは真似して描けるが個人のアイデアとして描いたのは一回有った。
小3の頃に学年文集の表紙に蜘蛛のイラストが選ばれた事が有った。
今の小6私に描けるか、
イラストを描ける人はこのクラスに数人居た
。
家に帰り母親に私と杉野君のアイデアのイラストが選ばれた事を話した。
私は大丈夫かな、と母親に言った。
大丈夫だよ描けるよ、もう少し自信持ちなとアドバイスされた。
私は家でこの宿題を考え描いて行ったのだった。
翌日先生に宿題を渡すと先生はもう少し力強く描けないかと私に言うが、私はやはり自信無くこれが限度ですと先生に言う。
鉛筆の線だけだと弱々しいからマジックで描いてみたらまあまあと出来た。
これに選ばれた後に私はクラス代表として学校中にお披露目する役を任される。
一番星 月のきおん @kioco
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