第3章 第10話
「ちなみに1人でエリア攻略していくつもり?」
『いや、Seregranceと2人だね。』
「2人かー…ちなみに装備とスキルは?」
『これも事情があってあまり詳しく話せないんだけど、
装備はかなり強いと思う。
スキルは発火能力。』
「★★★のっ!?」
『そうそう。★★★の。』
「まじかー。引き強いなー。
装備は種類を聞いたつもりだったんだけど、かなり強いのね。
スピさん結構細かく調べてるから、
そのスピさんが強いっていうなら間違いないんだろうね。
色々聞きたいところだけど、
なにか話せない事情があるんでしょ。」
『うん、ごめん。』
「いーよ。話せるようになったら教えてね。
で、そーだなー…
第6エリアまでならダンジョンのボス倒すだけで良いし、
2人でも進められるんじゃないかな。
そしたら僕もエリア逆走して第7エリアで合流しよう。」
『えっ、でもエリア逆走って熟練度下がるんじゃ?』
熟練度は、エリアごとに上限が設定されている。
第1エリアでは30まで、第2エリアでは40まで、といった具合だ。
フィールドやダンジョンでモンスターを倒すだけでは
このエリア上限値を超えて熟練度を上げることができない。
闘技場や対人戦であがる熟練度については、エリア上限値に関係なくあげることができる。
エリアを逆走する場合、このせっかく上げた熟練度が前のエリアの上限値まで下がってしまい、
再び次のエリアに進んだとしても下がった熟練度は戻らない。
熟練度が低いうちはまだ良いが、高くなってくると中々上がりにくくなるようで、
エリア逆走によるペナルティも馬鹿にならなくなるはずなのだが…
「大丈夫。僕、結構駆け足でエリア攻略しちゃってるから、
あんまり熟練度上げてないんだ。
第7エリアくらいならほとんど熟練度下がらないよ。」
『そっか。それじゃその好意をありがたく受けるよ。
まずは第7エリアまで進める。』
「オッケー。またある程度エリア進んだら教えてね。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます