第17話16.奇妙な同居人 3

 ユーフェミアがゼライドと同居し始めて三日経った。

「やれやれ今日も終わった終わった!」

 その日もユーフェミアはよく頑張ったと自分に評価を下す。

 ユーフェミアのラボでは麻薬<ナイツ>の抽出元となる、夜光花やこうかの繁茂を防ぐ研究や実験を行っていた。

 害のある植物の生育をくじくには、土壌や日照等の自然条件を壊すのが最も有効だが、広範囲に施すとなると、なかなか難しい。しかし、菌や薬物で人工的に生態系を壊せば、かなりの効果が期待できる。その場合、病原体となる微生物を用いるのが最も効果的だが、ヘタに病原菌や薬をばらまくと夜光花だけでなく、他の動植物や畜農産物、ひいては人間にまで影響が拡大する可能性があるので慎重に取り扱う必要があるのだ。

 バイオテクノロジー研究所に夜光花を扱うラボは幾つかあるが、この研究室では菌類から昆虫、そして動物に至るまで、幅広く夜光花対策に使える実用生物の研究を行っていた。簡単に言えば、夜光花を主餌として食べる動物の発見及び育成である。

 ユーフェミアは主にげっ歯類の担当である。

 学生時代は実用植物学が専門のユーフェミアではあるが、動物もいたって好きな方だ。だから夜光花と、その撲滅の助けになる益獣を同時に研究できるこの分野は非常に性に合っている。既に何通りものネズミやリスを試してみたが、栄養価の低い夜光花の種子を好んで食べるげっ歯類は見つかっていない。それだけしか食物が無いならともかく、周りに沢山食べ物がある環境では、なかなか天敵になるほどの動物はいないのだ。

 しかし、ユーフェミアは一つの希望を持っていた。自然界の種としては絶滅し、今では実験施設内でしか飼育されていないスクナネズミの種である。彼等の体は成獣で、ユーフェミアの掌に五匹も乗せられるほど小さく|脆(もろ)い。しかし、歯は鋭くて、旺盛な食欲で木の実を食べては消化してゆく。ユーフェミアの狙いは、この世界には存在しないはずのスクナネズミを繁殖させ、夜光花の種子だけを主食とする種に育て上げる事である。そうすれば<ナイツ>禍に一つの光明が見えはしないか?

 しかし、スクナネズミはげっ歯類にしては繁殖力が低く、ラボの外に持ち出し厳禁の貴重な生物なので、ユーフェミアの理論は証明できず、許可を得て細々と実験を繰り返しているだけなのだ。無論、他の研究と並行しての仕事である。

「うん食べてる。おいしいかい?」

 毎朝ケージを覗くと、ユーフェミアに扱う事を許された十匹のスクナネズミ達は、旺盛な食欲で夜光花の種子を消費していた。器用に殻を破って中身を出し、あっという間に齧ってゆく。この可愛いネズミももっと美味しい木の実があれば、栄養価の少ない夜光花の種子に見向きもしなくなるのだろうか? それは野に放って試してみない事には分からない。とにかくげっ歯類は何かを齧っていないと生きていけない生物なのだから。

 ——こんど、もう一度室長に屋外の農場での実験をお願いしてみようかなぁ。大きく生態系を乱したりしなければ、<ナイツ>より確実にリスクは低いと思うんだけど。

 ユーフェミアは屋外での生物実験に必要な許可証と、実験の|根拠(エビデンス)となるデータの山を想像するだけでがっくりと肩を落としながら、それでもまだ希望を捨ててはいなかった。


「これは何の祭りだ?」

 ユーフェミアの横に若い女が三人並んでいるのを見てうんざりしながらゼライドは唸った。皆男性誌のグラビアから抜け出したようなワイルドを絵にかいたような男を口を開けてうっとりと見つめている。筆頭は無論ソニアである。普段ならさっさと帰る癖に、最近は帰宅しようとするユーフェミアに付きまとっているのだ。何時もなら何とかまいてしまうのだが、今日のソニアは同僚の応援を得たらしく、がっつり捕まってしまった。

「ごめんなさい。断ったんだけど勝手について来ちゃったの」

 余り人の通らぬ第二ゲートの側面が今日は娘達で賑やかだ。だがゼルは些かも心を動かされなかったらしい。

「そうか……帰るぞ」

「あら、紹介してくれるって言ったじゃない」

 ソニアは陽気な声を張り上げた。

「言ってないわよ!」

「あそう? ならいいわ、自分でする。ねぇ、私ソニアって言うの。ゼル?」

 ソニアはちゃっかり覚えていた名前を少し舌足らずに発音した。服装も朝着ていたものとは違ってセクシーなものだ。ロッカーに常備してあるのだろう。一応コートを羽織ってはいるが、ゼライドがちらりと視線を自分に向けたと見るや、大胆に見ごろを肌蹴て自慢の体の線を見せつけた。しかし、彼の態度は変わらない。少し頷いただけであっさりと背中を向けた。

「そうか。じゃあな」

 しかし、ソニアも負けてはいない。ユーフェミアを促して車の方へ向かうゼライドに負けじと並んで歩く。無論ユーフェミアの反対側だ。

「待ってよ。あなたとミアは仕事の関係なのでしょう? ミアを送って行った後で、私と食事でもどぉ?」

「私もご一緒したいわ」

 もう一人の同僚もソニアに続く。

「て言うか、皆で行かないかい? 君も一人で三人の女性相手はしんどいでしょ?」

 どこから湧いて出たのか、またしてもロナルド・ガルシアが図々しく横から割り込んだ。この男の特技である。ユーフェミアは困り果てた。これではゼライドに嫌がられてしまうだろう。

「え? そんなの聞いてないし! 困るよ」

「行きたきゃ勝手に行くがいい。俺は外で飯を食うのは嫌いだ……行くぞ」

「あ、うん。……きゃ!」

 大股で歩く男の後を慌てて追ったユーフェミアの肩を引き戻したのはロナウドだ。ユーフェミアの小さな声を聞いてゼライドはさっと振り向いた。お調子者のロナウドがユーフェミアの肩を抱いている。

「……お前……」

「まぁまぁ彼氏、おっかない顔で睨まないでよ。……あ、ぼくはロナウドって言うんだ。ロンって呼ばれてる、ミアの同僚だよ? ゼル君って言ったっけ? 君、ミアと付き合ってる訳じゃないんだね?」

「……」

 ゼライドに視線を投げかけられたユーフェミアは大いに焦った。

「違う違う! 私そんなこと何も言ってないよ! 皆が勝手にゼルに好奇心起こしてるんだよ!」

「だから、その好奇心を満たす為に飲みに行かないって誘ってんだけど」

 ゼライドは不機嫌そうにユーフェミアの後ろに寄り添ったロナウドを|睨(ね)めつけた。ロナウドも長身の青年だがゼライドには叶わない。体格も研究者たる彼とは全く異なる。しかし、愛想のいいロナウドはそんな事は全く気にならないようだった。

「行かない。要するに暇なんだな。だが、俺達は……ていうか、俺が忙しい。さぁ、本気で帰るぞ。お前たちもこれ以上邪魔はするな。飲みに行きたきゃ、前もって場所と時間を伝えてくれたら、場合によっちゃ行ってやらないこともないがな。じゃあな」

 そう言い捨ててゼライドはユーフェミアの手首をぐいと引っ張り、ロナウドの手から肩を引き剥がす。

「わ! 」

「ゼル、またねぇ~! 次は是非!」

「ミア! 後でメールをするよ」

 この件に関わりたくてしようのないソニアとロナウドは、二人の背中に向かって声をそろえた。


「この研究所はいつもあんななのか?」

「あんなって?」

「人の事を珍動物みたいに」

「いやその……」

 ユーフェミアは口籠った。ある意味珍動物なのだが、そこは言わないでおく。車はいたフリーウェイを快適に飛ばしていた。ゴシックシティの背景に広がる薄暮の空が美しい。

「ゼルがあんまりステキなんで皆見に来たんだよ。ここに勤めている人たちって、いわゆる研究オタクで、同僚を除けば一般の友だち少ない人多いから。私みたいに。ソニアは別かもだけど」

「確かに変わり者の集まりみてぇだが。特にあの男、妙に馴れ馴れしくて軽薄そうな奴だったな。ああいう感じの奴が一番口が軽い。いろいろバレねぇ様に気をつけろよ」

「はぁい。でもロンなんか嫌いよ。仕事の腕は悪くないけど、いっつも付きまとってきてしつこいもの。女の子だったら誰でもいいのよ。さいってぃ。ふっけつぅ〜」

「……」

 ユーフェミアは憤懣ふんまんやるかたないように唇を尖らせた。ゼライドは何も知らない筈のユーフェミアに自分のやましい部分を見透かされたようで、急に居心地が悪くなってもじもじと運転席で尻の位置を変える。

 あれから彼は、野人の高級娼婦マヌエルの部屋に直行し、欲を晴らすだけの簡単な用事を済ませた。

 甘ったるいローションの香りも、官能を呼び覚ます酒もない、情欲を発散させる行為である。それでも久々に女の柔かく温かい肌に触れ、溜まっていた重いものを爆発させると一時的に体は軽くなった。

 さすがにマヌエルはプロの女だから巧みに彼を導く。即物的な繋がり、溜まった欲求の捌け口のように扱われても、何も言わず聞こうともしなかった。ゼルはそんな彼女に感謝し、報酬を支払うと、他者の匂いが自分のつくのを好まない彼は体をきれいに洗い流した。しかし、瀟洒な貸し部屋が並ぶ地区を出て歩きはじめると、体の澱みこそ無くなりはしたが、心はそれまでよりずっしりと重くなっている事に気がついた。ここらで欲求を晴らしておけば、楽だと考えて突っ走った結果だったのに。

 ——くそっ! なんて汚ねぇ下司げすなんだ俺は。

 せめて仕事に励もうと、ゼライドはその後、アップタウンから昼間から飲んだり騒いだりしているゾクの連中がたむろする地区に出向いた。そして午後中そこいらを嗅ぎまわって、死んだ男の身辺や、危険な獣を扱う犯罪者の情報を集めることにいそしんだのだ。

 だから、情事と言うのも憚られる即物的な行為の名残は何もない筈だ。この娘に気取られる心配は全くない。何回もそう思ったが、自分の中の嫌悪感はぬぐい切れなかった。

 ——って、なんでこいつの動向を心配せにゃならねぇんだ! 別に悪い事はしてねぇ、そうだろう?

「どうしたの?」

 ユーフェミアが黙り込んだゼライドをいぶかしんで尋ねた時、丁度家に着いた。車の信号を読み取った門扉が音も無く開く。同時に車内の端末に屋内のセキュリティシステムの構造がモニタリングされる。

「何時見てもすごいセキュリティねぇ……」

「まあな。俺一人なら必要ねぇから今まで使わなかっただけだ」

 ゼライドは小さな光が点滅しながら走行する画面を見ている。留守の間に侵入者や不審物が無いか確認しているのだ。

「……大丈夫みたいね」

 音もなく開いた重厚で古風な扉の中に、現代風の車が滑り込む様はちょっとした見ものだった。まだ陽は高い。ゼライドがガレージに車を置くとさっさとどこかに行ってしまったので、ユーフェミアはお茶でも飲もうとキッチンに行くと、床に大きな箱が二つ置いてあった。

「……これは不審物じゃないの?」

 これは初めての事だったのでユーフェミアは驚いた。彼等の留守中に誰かが入って来たのだ。

「ああ、それは食材だ」

 いつの間にか戻ってきたゼライドがぼそりと呟いた。今までの食事は家にあったものと外で買って来たもので適当に済ませていたのである。

「毎日買ってくんのもなんだから、お前用に届けて貰うようにパルに手配した。そのまま喰えるものもあるが、加工しないと食えねぇものもあるんじゃないかな。好きに使って余ったら捨てろ」

「へぇ~」

 加工と言うのはつまり料理と言う意味だ。好奇心に駆られたユーフェミアが、冷蔵も兼ねている箱を開けると、確かに沢山の食材や食品が入っている。調味料やスパイスまである。別の箱には鍋やフライパンなどの調理器具がいろいろと揃っていた。料理は殆どしないユーフェミアだが、ここまで至れり尽くせりだと、何かしなくては女の子のコケンに関わるような気がしてくる。実に古臭い発想だが。

 ——煮込み料理くらいなら失敗しないかな?

 肉や野菜を切ってスープでぐつぐつ煮るくらいなら、誰でもできるし、以前メイヨー夫人に教えられてトマト味の煮込み料理を作った事もあった。もしかしたらゼライドも食べてくれるかもしれないと思い、にこにこしてそれを伝えようと振り返ると、既に彼はそこにはいない。ユーフェミアに食料の事を伝えに来ただけのようだ。

 ——うう……負けるもんかぁ。お風呂に入ってからさっそく取り掛かってみよう。いい匂いをさせていたら、食べに来てくれるかもしれない。

 しかし、彼はいつも食事はどうしているのだろうか? あんな体格を維持しているのだから食べていないわけはないはずだが、食べている姿を見たことがない。

 ふとそんな事が気になった。


「……気をつけねぇと」

 ゼライドは広い部屋にたった一つ置かれたベッドに仰向けに横になっていた。脱ぎ捨てた重い靴が床に転がっている。

 彼は自分の部屋に家具は置かない。汚れた衣類は捨てるか、その辺りに放って置くと勝手にパルミラか彼女の部下が洗濯に出しておいてくれるから、衣装戸棚もいらない。獣臭い匂いを消す為に朝夕シャワーは浴びるが、バスタブに湯を張った事はなかった。

 ——ティプシーは眠っているのか。そろそろ夕刻だろうに。

 小さな翼竜はまだ姿を見せない。広い二階は森閑としていた。一箇所を覗いて。

 耳が良すぎるのも考えものだと思う。廊下の奥の部屋でユーフェミアが湯を使う音がまざまざと聞こえてくるのだ。彼女はゆっくりと風呂に浸かる習慣があるらしく、バスタブに湯を溜めている。その間に体や頭を洗っているのだろう。ふんふんと言う鼻歌すら聞こえる。いっそどこかに行ってしまいたかったが、いくら万全のセキュリティとがあるとは言え、これから夜に向かうのに彼女を一人にする訳にもいかない。

 ゼルはこれからの三カ月を思うと頭を抱えたくなった。昼間、マニエルを相手にくすぶる欲求を晴らしてきたというのに。普段なら一度行為を行うと、最低一カ月は欲を抑えられる筈なのだ。

 同業者のヴァルカン辺りが聞いたらどっか悪いのではないか? と心配するほどゼライドは女との交渉に淡白だった。

 ——くそ! 出てくるな。

 目を閉じてはいけない。感覚が鋭くなるから。ゼライドは無機質な天井の化粧板を睨みつけたが、それでも尚、にじみ出る過去がある。


 もう思い出せもしないくらい昔の事。

 母が路上で人間の男達に犯された上、殺された。秘密結社<ゴクソツ>達の仕業だった。くず入れの影に隠れていたゼライドはその一部始終を見ていたのだ。自分を囮に彼を逃がした母親。その命が消える瞬間に彼と目が合った。その顔も思い出せないくらい昔の事なのに、あの瞳だけは脳裏に焼きついて彼を放してくれない。

 その時以来、欲望と憎悪で女を犯すと言う事が彼の中で最大の禁忌になっている。

 だから彼はできうる限り女を抱かない。同じ野人のヴァルカンのように女に優しくしたり、喜ばせる事も出来ない。女に対して肉欲をいだく事が、そもそも彼にとって穢れた感覚なのだ。しかし、野人の常として人間より長い時間を生きているから、嘗てのように自傷や破壊行為に及ぶ事は無くなり、金を払って商売女に慰めて貰う事で精神の安定は図れるようにはなった。だが、彼の中で自分のそういう欲望を是とする事は未だにできないのだ。ましてやユーフェミアは見るからに上流階級の娘で、純粋無垢な魂を持っている。その彼女を汚らしい目で見るなんて。

 ——本来ならば俺の様な男が関わってはいけない存在なんだ。

 なのに今のこの現状を見よ。この先どう転ぶか分からないが、このままでは矢張り自分はあの娘にとっては危険なのだ。かといって依頼を放棄してしまえば、自分よりも鬼畜で情け容赦のない男達の餌食にされてしまうだろう。それもあっさりとだ。この間の事と言い、あの娘に己を守れるとはとても思えない。ならば彼が護衛を引き受けるしかないのだ。

 ——無様だなぁ、おい。

 ゼライドが寝返りをうった時、ぱたぱたと軽い足音が聞こえた。

 ユーフェミアは風呂から出たのか、階下へ降りて行くようだ。やっぱり鼻歌を歌っていた。さっきは嬉しそうにパルミラの置いて行った箱を見ていたから、食事でもするのだろう。そういえば朝から何も食べていないゼライドも空腹である事に気がついた。朝のみならず、この数日まともに食っていない。

 ——仕方ねぇ。あいつが寝るまで飯はお預けだ。

 空腹をこらえる事には慣れていたから、これは別にどうということも無かった。食事というよりただ貪っているいる自分を見られるくらいなら、このままニ、三日喰わなくても平気なほどだ。

 野人はその個体にもるところが大きいが、主食は肉である。無論手の込んだ料理も食べられるし、血の薄い野人なら殆ど通常の食事でまかなえる事もある。しかし、ゼライドの両親は、父親の記憶はないが、父母共に野人だった。つまり野人としてはほぼ純血なのだ。だから何日かに一度は血の滴る肉が喰いたくなるのは本能である。

 普段は二日に一度の割合でパルミラから手配された業者から新鮮な肉のパックが届く。冷凍では意味が無いから、常に補充しなくてはならない。無論、市長の依頼を受けてユーフェミアと暮らすようになった今では、それは彼女用の食品とは別にガレージの方に置くように指示してある。

 ——けど、妙だ。

 ゼライドは考えていた。

 あの娘と関わるようになって以来、無性に腹が減る。肉が喰いたくて仕方がない。これが情欲と結びついているかまではわからないが、ゼライドは確かに何かに飢えていた。

 ——よくせき因果な女だ。畜生め!

 諦めて目を閉じた。

 その時、小さな悲鳴と血の匂いが彼の感覚を鋭く貫いた。




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