第24話 令和2年3月25日(水)仕事と育児
今日も一日がやって来ました。私は今日ものんびりCDを聞きながら寝ています。というわけで、今日もスタート。
深沢宝徳:今、テレビ電話と手紙で生徒の質問に対応しているけど、一人一人やるのは大変だなあ。
深沢涼香:だから、テキストでわからないところだけを教えているんでしょ。
深沢宝徳:今は以前のテキストを使っているけど、以前のテキストでは対応できない。新しいものを作らなきゃ。
駒沢愛理:宝徳さん。新しいものなら、以前のをちょっと変更したのは使えるよ。
深沢宝徳:今、畑中さんにテキストを1からチェックしてもらっているからなあ。
深沢涼香:でも、私の入院中によく短時間で作ったね。
駒沢愛理:偉いでしょ。
畑中里奈:宝徳さん。テキストはよくできていると思います。あらかじめ作ってあったんですね。
そう、里奈おばさんもパパを宝徳さんと呼ぶことにしたそうです。
深沢宝徳:畑中さん。ありがとう。これで、新しい体制で始められそうだな。
深沢涼香:今日も美優と優希くん静かだね。
深沢宝徳:CDがいいからじゃないか?
畑中里奈:いいCDですよね。私も買おうかなあ。
深沢宝徳:で、涼香。もう一人雇おうか。
畑中里奈:私は止めた方がいいと思いますが…。
深沢涼香:確かにもう一人いたほうが楽よね。
畑中里奈:涼香。もう1人は必要あるの?
深沢宝徳:畑中さん。俺はテキスト以外の質問にも答えようと思っているんだよ。
駒沢愛理:あと、生徒の悩みの相談もしようと思っているのよ。人が必要でしょ。
畑中里奈:まあ、宝徳さんが社長だから反対はできません。それでいきましょう。
私はうつろうつろしながらパパたちの話を聞いています。そこに優希くんが時々わめきます。
畑中優希:ギャー。ギャー。(お腹が空いた。)
畑中里奈:オー。良し良し。
深沢涼香:宝徳さん。美優もそろそろミルクよね。
深沢美優:キャ。キャ。(ママ。察しがいい。)
と、ママたちは哺乳瓶でミルクをくれたのよ。私は哺乳瓶のゴムの味は納得がいかないんだけどね。で、ミルクも粉ミルクらしい。味はちょっと薄かったかな。ママの味の方がいいよね。ミルキーはママの味よね。
深沢美優:ウー。ウー。(味が薄いよ。)
深沢涼香:味が納得いってなかったのかな。
深沢宝徳:味が薄かったんじゃないか?
深沢涼香:そうかもね。ちょっと濃くしてあげてみよう。
と、ママが味を濃くしてくれた。
深沢美優:キャ。キャ。(美味しかったよ。)
畑中里奈:涼香。なんか美優の方が育てやすそうね。
深沢涼香:そうかもね。運が良かったのかな。
と、ママたちは仕事をしながら面倒を見てくれたのでした。今日は終わり。
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