第112話 ダカンとテネシンの会話

 ウランはテネシンを捕らえて、ダカンの前に連れてきた。

ダカン:テネシンよ。アリル国にはどのくらいの兵力がいる。

テネシン:さあ。

ダカン:アリル国の要注意人物は誰だ。

テネシン:ダカンだか知らないが、私は一番の下っ端だ。ウランほどの実力者はどれだけいるのか?

ダカン:5人以上入るな。

テネシン:だが、これだけは言っておく。ラドンとアリルには勝てぬ。注意していた方がいいだろう。

ダカン:わかった。テネシンよ。わが軍に寝返る気はないか?

テネシン:なるほど。そうやってサマンサ国、カイン国などを落としたか。噂と全然違うな。

ダカン:私が欲しい首は他の大魔王の首と超魔王の首だ。

テネシン:ダカン。気でも狂ったか?今のダカンは他の大魔王とよくて互角じゃないか?その腕で、超魔王と戦うのは無謀ではないのか?

ダカン:テネシンよ。私には様々な仲間がいる。後でわかる。

テネシン:そうか。

ダカン:では、その縄を誰か解いてやれ。

ヒョン:はっ。

 と、ダカンはヒョンにテネシンの縄を解くのを命じた。

テネシン:なるほど。他の大魔王とは全然違うな。

ダカン:で、テネシンよ。本来は1人で何を企んでいた。

テネシン:投降するふりをしてダカンの暗殺だったが、これだけの実力者ぞろいの上にダカンに命まで助けてもらった。私を好きなように扱ってくれ。

ダカン:わかった。まずは傷を癒せ。

テネシン:はい。

 と、ダカンはテネシンを味方にすることに成功した。

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