第106話 カイン王国勧告準備
一方、魔王軍は再軍備をしていた。
ダカン:では、皆の者、カイン王国を手に入れる時が来た。思う存分働くがいい。
カジ:ダカン。サマンサ王国はカイン王国を攻撃しないぞ。
マインド:では、わが魔術にかかってもらおうか?
ダカン:マインド。やめろ、無理矢理いうことを聞かせるのではなく、心から我を敬愛しなければ意味はない。
マインド:情けをかけるのですか?
ダカン:時には情けも必要であろう。
カジ:大魔王は噂とは違うようだな。
ダカン:サマンサ王国は、一時的にカイン王国と仲良くしていたな。
カジ:ああ。今のカイン王国は改革派の者が王になった。
カイン:誰が王になってるのだ?
カジ:ローラに決まってるだろう。そのローラに協力をしていたんだ。
カイン:ローラめ。許せん。あと、カジ、お前も許せん。サマンサ王国は私が支配する予定だったのだ。
ダカン:カインよ。カインはもともとサマンサ王国の者ではない。皆がついてくるとは思えない。カインはカイン王国で事をなすべきだ。
カイン:……。
ダカン:それより、カイン王国を勧告できる者はいないか?
カジ:ヘキサンが適役かと。
ダカン:なるほどな。ヘキサンを助けるのだな。
カジ:ああ。あと、デカン国王もヘキサンの交渉がうまくいったら牢から出してほしい。
ダカン:なるほどな。カジは、サマンサ王国を元通りにしたいのだな。いいだろう。だが、この世界は大魔王と呼ばれるものが私を含めて5人いる。そしてその上に超魔王がいる。その者らと戦うのであれば、その条件を飲もう。
カジ:わかった。ブタン。今聞いたことを、ヘキサンとデカン国王伝えてくれ。
ブタン:わかった。
と、ブタンはデカンとヘキサンにこの事を伝えに行った。
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