第102話 サマンサ軍降伏

 サマンサ軍は降伏を迫られた。デカンは倒れ、ヘキサンはまだ目を覚めない。司令塔がいないのである。

 サマンサの者は魔王軍へ続々と投降して行った。

 サマンサ軍は降伏したのである。

 デカンとヘキサンは倒れたまま牢に入れられた。

 サマンサ王国は誰が収めるかこれから会議が始まった。

ダカン:さあ、これからサマンサ王国を誰が収めるかだ。これは約束通りカインに収めてもらおう。

カイン:よし来た。

カジ:ダカン。カインではだめだ。カインはカイン王国では人心がなかった。サマンサ王国の人民はカイン王国から流れてきたものが多い。

ダカン:では、だれがやるんだ?

カジ:俺にやらせてくれ。

カイン:何?

ダカン:カジか。なぜ、今になってそんな野望を燃やす。

カジ:これは野望ではない。サマンサ国民を守るためだ。

ブタン:カイン。私も同意見だ。カジ様しかこの国を統率できない。

カイン:では、俺の立場はどうなる?

カジ:カイン王国を攻め取って再びカイン王国の国王になればいい。

ダカン:カジのいうことは一理あるな。では、一晩魔王軍はここで休んで明日にでもカイン王国へ出撃だ。

 と、カジがカイン国王代理を務めることになった。

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