第1節 -人跡未踏の島-
西暦2035年5月
姫埜玲那斗はヘリの窓から外に見える海を眺めながら、これから調査に向かう場所について思いを馳せていた。
きっと何も起きないさ。胸元に付けたお守りを触りながら今回の任務が無事に終わる事を願った。そのお守りは機構へ入隊すると決めた玲那斗が海外へ渡る前日に両親から贈られたもので、紋章や象徴のような図が描かれた石が付いたネックレスだ。不安を感じた時はこれを手で触れるようにしていた。
―― 調査実行隊マークת(タヴ)より、セントラル1応答されたし。
大柄の男のはっきりした声がヘリの中に響く。
続いて無線機から乾いた男性の声が返ってくる。
―― こちらセントラル1。マークת現況を報告せよ。
―― マークת。現在目標へ向かって進行中。約二十分で当該区域に到達予定。
―― セントラル1了解。状況を進行されたし。変わったことがあればすぐ報告してほしい。
―― マークת了解。状況を継続する。
「どうした?玲那斗。今回の任務は気乗りしないか?」
本部との通信を終えた大柄の男が笑顔で気さくに話しかけてくる。
ジョシュア・ブライアン大尉。
隊の中の最年長で階級は大尉。鍛えられた大柄な体格が印象的な頼れる隊のリーダーだ。玲那斗がこの機構に入った時からずっと面倒を見てくれている人物で、ある意味では父親的な存在ともいえる。玲那斗の苗字 【ヒメノ】の発音が苦手らしく、隊に配属された時からずっと【レナト】と呼ばれている。
「資料を読むほどに不安な気持ちになります。」
「そうだろうな。俺だってそう思う。」玲那斗の言葉にブライアンは頷きながら笑い声をあげる。深く考えすぎる自分の事を思って場を和ませてくれている。そう感じた。その一方で、その言葉は冗談ではなく心からの本音であることも窺えた。
これまでどんな調査においても堂々とした振る舞いで、ネガティブな感情を見せる事なく完璧にやり遂げてきた隊長が ”不安” というものを感じているということには正直驚いた。おそらく自分がこの隊に所属してからそういった類の台詞を聞くのは初めての事だろう。それほどまでに今自分達が取り組んでいる調査任務は ”風変わり” だった。
玲那斗達が所属する機構では日夜様々な要請を受け、その依頼を遂行している。
組織の名は-世界特殊事象研究機構-
近年、地球規模で災害が多発していることを受け組織された国際機関。この機構は世界中で観測されているあらゆる異常気象や自然災害の観測及び被害に対する支援、またそれらの兆候の事前察知とその研究、その他航空・海洋事故などに関する調査、救助支援等を行う為に組織された。
どこの国にも属さない独立した機構であり、各大洋公海上に巨大なメガフロートを建設して本部としている。北大西洋に展開するセントラル1、太平洋へ展開するセントラル2など各方面ごとに本部が設置され世界を各地域ごとに分割して調査等を行っている。
漠然としていたが、誰かの役に立つ仕事をしたいと思っていた玲那斗は高校を卒業して間もなくこの組織に入ることを決断し、親元を離れて機構へ入る為にまず系列の士官学校へ入学。いきなり海外へ行くという決断に両親は驚いた様子ではあったが反対はせず温かく送り出してくれた。士官学校の卒業を果たしてからはブライアンがリーダーを務める隊【マークת】に配属されている。現在の階級は少尉だ。
機構には二十二の専門部隊が存在しており、マークתは北大西洋に現在展開している通称「セントラル1 -マルクト」と呼ばれる本部へ所属する調査隊だ。セントラル1は主に欧州からアフリカの一部の調査を管轄している。
そして今回の ”風変わりな任務” とは国際連盟からの直々の要請によるもので、欧州とアフリカのすぐ近くに存在する “ある島” の周辺で絶えることが無い怪現象を解決する為の調査である。
その島と周辺海域は国際条約によって立入禁止特別区域に指定されており、現在どこの国の領土にも認定されていない。いや、正確には認定する事が出来ない。
ヘリは現在、全四名の調査員を乗せ自動操縦で目的の島へ向かっている。
先程の通信報告の通り、おそらくもう二十分程で目的地上空へ辿り着くはずだ。北大西洋の本部から出発し、今は欧州南部とアフリカ大陸の近くを飛行中である。窓からは穏やかな海の様子が見え、海面は太陽の光で煌めき些か眩しさを感じるほどだ。
「しかし旅は極めて順調。資料にあった報告内容が嘘に思えてくるほどにな。」輝かしい笑顔で友人でもある同僚が冗談交じりに話しかけてくる。
ルーカス・アメルハウザー 三等准尉。
極めて優れたコンピュータの知識と機械整備の技術を持ち、自分で作成したドローンを運用した情報や物質の採集とその解析のプロフェッショナルだ。元々は巨大なシステム会社の開発部門担当だったが、その優れた資質を見込まれて機構から直々にスカウトされたという経歴の持ち主でもある。その卓越した能力から仲間内から親しみを込めてマイスター・ルーカスと呼ばれている。
玲那斗とは隊に所属した時からずっと一緒に過ごしてきた仲間であり親友でもある。頭の回転のために糖分が必要だと常日頃から語り、常時持ち歩いている小さなカバンの中には何があってもチョコだけは必ず忍ばせている事はよく知っている。
「最後まで調査が順調に進むことを祈るよ。願わくば解決する事と、出来れば報告書の内容が間違いである事もね。」玲那斗はそう笑顔で返事をする。
「きっと ”今回は” 大丈夫ですよ。危険な事は何も起きません。何となくですが、そんな気がします。」隊の中で一番若い青年が言う。
フロリアン・ヘンネフェルト 一等隊員。
非常に礼儀正しい青年であり、元冒険家という機構の中では異色の経歴の持ち主だ。鋭い観察力と直感を持ち合わせており、更に洞察力も買われて機構にスカウトされたという話を聞いたことがある。ここぞという場面ではその力に助けられることが多く、事実これまで何度も助けられてきた。
この青年の言う ”大丈夫” は本当に何も起きないことがほとんどであり、未だかつて記憶にある限りでは外したことが無い。フロリアンが言う事ならば安心できる。そこに明確な科学的な根拠が無いとしても、誰もがそう思うほどまでに彼の直感というのはよく当たるのである。あのルーカスでさえも信頼を置くほどに。
「では現地への到着前に今回の調査依頼任務について再確認をしよう。」ブライアンが言う。
「報告書の通り昔からあの島周辺海域での航空、艦船の消息不明事例は数に限りが無い。同じ大西洋に存在するバミューダトライアングルと同様に船が消えたり、近年では航空機が消えたりと有名な場所なのは知っての通りだ。その怪現象の多さから事故を未然に防ぐ為、島周辺海域への接近及び島そのものへの上陸も禁止された【立入禁止特別指定区域】とされており、この島を領土とする国は無い。」ブライアンは一度言葉を切る。
「過去に国連の調査チームが調査の為に多数の艦船でこの島に近付いた。しかし、結局上陸することはおろか、まともに近付く事すら出来ずに引き返している。報告書に繰り返し出てくる【謎の怪現象】によってだ。」
最新の報告書の内容には昨年、西暦2034年に国連が手配した調査チームの船団が島に向かった際の出来事が記載されていた。
その時の天候は晴れ。穏やかな気候の中、船団は順調な航海を続けていた。調査としては艦船で島が視認できる場所まで近付き、その後は調査隊がヘリで本島まで移動する手筈だった。
そして間もなく船から目的の島を視界に捉えられるポイントに到達するというその間際、目の前から突然の強烈な閃光と共に周囲一面が一瞬にして白い霧に覆われたという。更に方角を示す計器類は狂い、視界を奪われ進行方向を誤った艦船同士が衝突するという事故が起きた。
この事故により即座に調査の継続を不可能と判断した国連の調査チームは、衝突した艦船の乗組員を救助した後に当該海域からすぐに引き返したという。幸いな事にこの事故による負傷者、及び死傷者は出ていない。
後日の事故調査報告の内容では当時の気象観測データ上、濃霧が発生するような状況とは程遠く、そもそもそのような事が自然現象として起きること自体が有り得ないという結論に達している。計器類が狂う現象についても説明がつかず、今でも【原因不明の現象による事故】として記録されている。
「最新の報告以外にも同様の現象は多数報告されている。この怪現象をいつまでもそのまま放置しておくわけにもいかないという事で今回の調査任務依頼が舞い込んできた。端的に言えばこの怪現象の原因究明と解決が任務だ。」
ここまでは全員が作戦会議で何度も確認した事でもある。事前調査として航空ドローンによる空撮が試みられていたが不思議な事に島周辺で撮影される画像には必ず霧のような白い靄がかかっていたり真っ暗だったりと、まともに撮影できたことはない。数度、無人偵察機を上陸させようと試みるも悉く失敗。
また衛星からの観測でも島の規模やおおよその地形は分かっても、それ以上は同様の白い靄がかかる為に詳細を見取る事が出来ず、もはや根本的な解決の糸口を掴むためには危険を伴ってでも実際に島へ近づき、さらに上陸して調査するしか術がないという状況にある。
この島周辺での消息不明事件や事故等の統計が取られるようになって以降、実に五百件を越える事例が記録されている。ただし、特徴的なのはこれらの事故による死者の数はゼロ、つまり記録上存在しないという事だ。航海、航空問わず消息不明になった後は必ずどこかで発見され全員が無事に生還している事、海難事故が起きた場合でも多くは無傷、稀にかすり傷程度の軽症を負うものはいてもやはり全員が無事に生還している。
現代科学がこれほどまでに発展した現代において解決できない謎に包まれたままの島。もはや現代における世界の七不思議のひとつと言っても過言ではないだろう。今日までのところは死者が出ていないとはいえ、近隣諸国からも自国の輸送船や航空機の安全の為に問題を解決してほしいと願う声が数多く届いていた案件でもある。
さらにブライアンが続ける。
「無論、今その島へ近づいている我々も例外なく怪現象に巻き込まれて行方不明になる可能性は否定できない。だが、この日の為に準備をしてきた最新の装備とセントラル1からのバックアップで上陸までは問題なく切り抜けられると考えている。例え報告にある強烈な閃光と霧があったとしてもだ。調査に当たってこれだけ少ない人数且つ最小規模の隊のみで活動するのは過去にもあまり前例がない事ではあるが、それだけ我々が信頼されている証だと思ってひとつ奮闘してみようではないか。」
言葉の勢いとは裏腹にブライアンの声のトーンはやや低く隠し切れない不安が滲み出ているのが見て取れる。
先のブライアンの発言の中で ”我々が信頼されている証” という言葉には理由があった。今回の調査が機構に対して国連が直々に要請したものであることと同時に【調査に向かう隊員について】の指定があった為だ。独立機関である機構に対して調査の為に派遣する人員に、特定の隊員まで指定するというのは異例中の異例であり、本来であれば従う義務もなく当然受け入れられない事である。
しかし、”なぜか” 上層部はその条件を飲んだ。理由については誰も知らされていない。前向きな捉え方として信頼されているという表現を使ったが、隊を預かり、命を預かるリーダーとしてブライアンが不安を感じるのも無理はない話だ。
さらに声のトーンを落としブライアンは続けた。
「それと公にはされていない機密報告にある内容についてだが、昨年の衝突事故の際に乗組員たちのほとんどが口を揃えて ”霧の中に長い髪の少女の姿を見た” と言ったそうだ。そして皆も知っての通り先日の事前調査で我が機構の航空ドローンから撮影された写真の中にも一枚だけ、島の丘の上で少女らしき姿を捉えたものがあった。」
この少女の話は調査に関わることになったセントラル1の仲間内で話題になっている。機密報告が調査参考資料として国連から特別に情報開示されたのは半年ほど前の事だ。提供された報告書に記載されていた霧の中の少女の目撃報告の部分については、あまりに現実味に欠ける話だとして誰もが信じてはいなかった。おそらくは集団ヒステリーによる恐怖や不安、ストレスによって幻覚を見たに違いないと皆が思っていたのだ。
だが問題の写真が機構の調査で撮影されてからは風向きが変わった。
収集されるデータ全てが機密として扱われる機構において、公式に撮影された写真に写ったものは絶対であり、それは間違いなく ”現実に存在するもの” を写したと言えるからだ。特定の個人が後からデータを抜き出して合成するなどということが出来ない事はもちろん、撮影用の機材に事前にそんな仕掛けを施すことすらも出来ない。今時のインターネット上に出回っている悪戯で作られた合成心霊写真のような事は出来ないという事だ。
しかも、件の写真については詳細な解析によって偶然そのように見える何かが写ったなどという事も考えられないと結論付けられた。無人島の丘に少女が立っているなど現実的に考えれば有り得ない事だが、そこには確かに銀色の長い髪をした少女がはっきりと写っていた。そして写った以上は ”現実に存在する” 事実として扱う必要がある。
その写真が撮影されてからというもの ”少女はかつてこの島で亡くなった怨念であり、その魂が彷徨い怪現象を引き起こしている” などという根も葉もない作り話まで出回る始末だ。出発する前にも本部の同僚に ”少女の霊によろしく” などと冗談を言われたりもした。
だが、それは不安を隠し切れないマークתのメンバーに向けて、緊張を解くために同僚達が気を利かせてくれた冗談である事は四人とも感じ取っていた。
ブライアンが話を続ける。
「いずれにせよ、これも事実として確認しなければならない。その写真の少女についても、もちろん調査対象になっている。」間を空けてやや言葉を控え気味に、調子を落としながらブライアンが言った。
「これは公式の調査資料にあるわけではない単なる余談だが、今から我々が調査を行う島について過去の文献を調べてみた。過去を遡る事、千年前【リナリア公国】という国があったそうだ。歴史書によれば ”レクイエム” という宗教戦争の逸話がある地域に該当する。」
「領土拡大戦争ですね。歴史の授業で習いました。」フロリアンが言う。
「そうだ。当時は欧州も領土拡大を目指す国々が対立して争っていた。リナリア公国は歴史上どの国にも属さず最後まで中立を貫いたそうだが、それが逆に立場をはっきりさせない国として反感を生み他国からの襲撃を受けて滅んだ。更にその襲撃以外にも当時横行していた海賊による略奪行為があったそうだ。他国からの侵攻により国として何も抵抗が出来ない隙を狙われたんだろう。」
「確かに、様々な側面から見て他国の侵攻も海賊の襲撃も、それを行った当人たちにとっては合理的ではあるのでしょう。その時代としての必然なのかもしれませんが、やはり人として思うと酷い話です。」ブライアンの説明にルーカスが感想を言う。ため息交じりにブライアンは言う。
「全くだな。一方的に襲われて奪われて、それで恨むなという方が難しい話だ。さて、その滅んだ公国を治めていた貴族の系図には君主とその妻、そして娘が一人いたことになっている。先にも言ったが、欧州南部とアフリカの比較的近くだが、今に至るまで続く例の怪現象の影響により過去から今に至るまで、そこを領地とした国は無い。島の名前は今でもリナリアのまま。つまりその戦争から千年もの間、何らかの理由により手つかずの島というわけだ。例の怪現象がその当時から続く事なのかは分からない。しかし話だけ見れば ”亡霊の怨念” という噂が出回るのも肯定は出来ないが理解は出来る。」
「その話を踏まえると、もしかするとその君主の娘が件の少女の亡霊という線もあるのでは?」フロリアンが質問をする。特に冗談で言っているわけではない。”可能性の話” をするのであれば誰もが行き着く至極妥当な判断の結果だ。その質問にブライアンが返す。
「答えは分からないし、現地で本人と対面してじっくり話が出来るとも思えない。それに関しては真相は闇の中だな。俺も文献で読んだこと以上のことは分からない。分からないからこそ、今からその謎を解き明かしに向かおうというわけだが。」
「違いない。」ルーカスの一言に皆が頷き、先ほどまで沈んでいた場の空気が少し前向きになる。
「そろそろ見える頃だな。あの島だ。」ブライアンの言葉に全員が窓から外を見る。
先程までヘリの窓からは海しか見えなかったが、今ははっきりと島の様子を見て取れる。見るからに人気のない無人島だ。今のところ調査資料に報告があった強力な閃光も濃霧も発生していない。穏やかな晴天がどこまでも広がっている。
現在の位置から見える景色は切り立った崖がほとんどだが、崖の反対側の方には浜辺と、そこから上へ続く坂道もある。他には小高い丘と平原、その奥には森が見える。遠い昔に一つの国があっただけあって島自体もなかなかの大きさだ。地図やデータ上の数字で見るよりはずっと大きく見える。
「着陸する前に手筈通り、もう一度本部へ報告をしよう。向こうのレーダーでも把握は出来ているとは思うが。」
―― マークתよりセントラル1へ状況報告。現在目的のリナリア島上空に到着した。これより着陸し調査の準備を開始する。
しかし様子がおかしい。本部からの応答は無く無線からは雑音が聞こえてくる。
「通信機の調子が悪いのか?ルーカス、電波状況に乱れは?」ブライアンが言う。
「特に変化ありません。通信状態、電波強度共に良好です。」ルーカスが即座に返答をする。
――マークתよりセントラル1へ。聞こえているか?応答されたし。
もう一度ブライアンが通信機へ呼びかける。機内に動揺が走る。
「通信システムに異常は確認できませんし、周囲に変わった磁場などがあるわけでもないのですが。」
本部の管制システムとリンクされたタブレット端末を片手にルーカスが状況の把握に努める。その時、急に雑音が止み本部から応答する女性の声が聞こえた。
―― セントラル1状況の確認。了解。そのまま状況を継続してください。
通信が正常に行われた事で機内で皆が安堵のため息をつく。
こんな声の女性が管制にいただろうか?直前の応答に玲那斗は何となく些細な違和感を感じたが、今は気にしないようにした。他の仲間が気付かないような小さな見過ごしも見逃さないフロリアンですら特に変わったことはないという様子だ。それよりも通信が無事に行われ、島へ無事に着陸できそうな事を喜ぶべきだろう。
「よし、では着陸態勢に入る。実際に降り立つまで気を抜かないように。着陸後は周囲の様子を確認し、安全な場所にベースを作ることから始めよう。」
ブライアンの号令と共に、ついにヘリはリナリア島へ降り立つ。長きに渡り誰も足を踏み入れる事が叶わなかった島へ四人は到着した。
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