神様の手帳

総督琉

不思議な恋愛

第1話 恋愛?

僕は神住かすみ高校に通う高校3年生。僕は初めて高校生になったときいろいろな出会いを想像した。


遅刻しそうになったら女の子とぶつかるとか、隣の席が中学の時好きだった女の子だったとか、近所にかわいい女の子が引っ越してくるとか…

だが全て叶わない。それが現実だ。


寝坊したら学校終わってたり、隣の席はデブだったり、近所にはうるさいバンドマンたちが引っ越してきたりと、高校に入ってからいいことが無い。


そんなことを思いながら学校の帰り道を歩いてた。そしたら……


黒い服を着た女が走ってくる。

そして僕とぶつかる。


「あっ、すみません」


なんとなく謝ったが返事は無しで走ってどっかにいった。


「全く何だったんだ?」


ぶつぶつ言いながら僕は足元を見る。

手帳が落ちてる!


「さっきぶつかったあいつのか」


僕は手帳を拝見する。


「これは……」


手帳には人の心が操作できる手帳と書いてあった。

恋愛系は二人の名前をハートで囲む。友情系は二人の名前を二重丸で囲む。仲悪くしたければバツマークをつける。


「何だこれ?」


最初は驚いた。だがそんなはず無い。持ち主に返そうと思ったが、手帳が気になった。


「試してみるか」


僕は試すことにした。

僕は好きだった沖島おきしまさんの名前と僕の名前を書き、ハートで囲んだ。


次の日


三月みつきくーん」

「お、沖島さん」


話しかけてくれたのは学校一の美人。沖島さんだ。

でも何で…?


まさか…あの手帳!?


この日 、三月れいは全てを手に入れた。

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