第49話 xx01年10月2日ローレンシア歓喜祭まであと59日その2
ジアースはザバンの部屋へ行き、そこにはアメランがいた。
ジアース:ロメア教のアメラン殿ですね。初めまして。ジアースといいます。
アメラン:私はロメア教の最高指導者アメランです。
ザバン:ロメア教は振る舞いを大事にするとか。
アメラン:はい。振る舞いです。この世における良い振る舞いは必ずいい結果を起すからです。
ジアース:では、よい振る舞いとは何でしょう。
アメラン:そうですね。人を大事にすることですか。
ジアース:私は思うのですが、宗教というものは人々が幸せになるためのものであるというのが本来の目的ではないかと思います。人を不幸にするというのはもってのほかと思います。
アメラン:確かに良い行いというのは人を助けることと思います。世の中は助け合いで成り立っている。これが本来の人間の姿、社会そう思います。
ジアース:そう、宗教を人を潰す手段に使うことは人を幸福にするという本来の姿とはかけ離れています。
アメラン:どころで、貴国はカソンとは最終的にはどうしたいのですか?
ジアース:できれば対等な形での和解が望ましいです
アメラン:確かに良い振る舞いの中には、いがみ合ってきたもの同士が手を結ぶことも入ります。
ジアース:私は考えますが、宗教とは信頼で結ばれる関係が大事と思います。また、命は平等であると訴えていです。
アメラン:そうですね。まさしく命は平等です。ゆえに宗教者には上下関係は本来ないのです。という形をとっているのがローレンシア王国に見えますが。
ジアース:はい。我が国には宗教はありませんが天の道理という考えはあります。ですが、特に天の道理に対して宣教者がいるわけではありません。ローレンシア王国自体に天の道理という考えがあるのです。そのローレンシア王国の考えは皆平等の権利があるのです。また、地位に関してですが、地位が高いものにはそれなりの権力がありますが、その権力はこの国を治めるという責任でもあるのです。ですから、能力がある人が高い位置につきますが、そのものの苦労と忙しさを考えれば、人は自分に合った責務をこなすということでは同じだと思っています。
アメラン:平等とはなんであろうと真剣に考えましたが、やっぱり人権だけは平等にしていきたいそう思います。
ジアース:また、貴宗教のよい振る舞いとは人を大事にするのと他に、人を助けるということは重要だと思います。
アメラン:そうです。人を助けることはいつか自分にとって誰かから助けられるということもあります。そう、人は助けるのが人の道と思います。
ジアース:で、我々が助けたシンについてですが、シンは大企業計画というものをもっています。それは人々が幸せになるプロセスです。それについてどうお考えですか?
アメラン:はい。シンの主義は非常に大事と思っています。何とか成功して欲しいものです。
ザバン:アメラン殿。良い振る舞いの原点はやっぱり優しさの中から生まれるのではないかと思いますがその辺はどう思いますか?
アメラン:そうですね。相手を思う気持ちが相手を救うよくわかります。その相手を思う気持ちが優しさと思います。
ジアース:あと、よい振る舞いとは良い行動をするという真実であるような気がします。そうい意味からすれば真実は絶対守らなければいけないとも思います。
アメラン:しかし、私は、思いましたが、このローレンシア王国の考えは我々ロメア教と同じ部分があります。非常に感動したのと、残念なものがありました。
ジアース:残念なものとは?
アメラン:この国にロメア教を広めようとも、すでに我々の考えがローレンシア王国にありますのでロメア教の流布をやる自信がなくなりました。ですが、私はローレンシア王国を手を取り合いたいと思います。
ジアース:それは我々にとってもうれしいです。
アメラン:では、今日はこの辺でしょうか。
ザバン:では、アメラン殿がせっかく来てくださったので、このローレンシア王国をカイザーに案内させます。
と、カイザーが呼ばれ、カイザーはアメラン殿にこのローレンシア王国を案内させた。
ジアース:ザバン様。では、私もこれで。
ザバン:ああ。ご苦労であった。
と、ジアースも退出した。
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